1、2年生が出場する新人戦。鴇田昇大(文1=足利大付)がフリースタイル61キロ級で3位入賞を果たした。今大会明大1年生で唯一、また大学自身初の表彰台入りとなった。◆11・25~26 東日本学生秋季新人戦(駒沢屋内球技場)[フリースタイル]…

 1、2年生が出場する新人戦。鴇田昇大(文1=足利大付)がフリースタイル61キロ級で3位入賞を果たした。今大会明大1年生で唯一、また大学自身初の表彰台入りとなった。

◆11・25~26 東日本学生秋季新人戦(駒沢屋内球技場)

[フリースタイル]

▼57キロ級

 加藤――ベスト8

 庄司、内田――2回戦敗退

 本田――1回戦敗退

▼60キロ級

 鴇田――3位

▼65キロ級

 岩崎――1回戦敗退

▼70キロ級

 竹沢、谷津――2回戦敗退

▼79キロ級

 杉山裕――2回戦敗退

▼97キロ級

 道免――3位

 鴇田の準々決勝は谷口(法大)との対戦。昨年度のJOC杯ジュニアオリンピックでは2位の強敵だ。「相手が強いことは知っているので、僅差で戦う」。その言葉通り、第1ピリオドは点を取られないことを最優先に。続く第2ピリオドも、互いに相手の反則による失点のみにとどまり1-2。「最後押し出せば勝てる」。残り14秒で相手を押し出し、1点を奪取。この1点を守り切ってラストポイントで勝利を収めた。試合終了時には、セコンドの元に駆け寄りハイタッチ。「素直にうれしい」。準決勝はインカレ王者に敗れたものの、大学自身初の表彰台入りを果たした。

 「いつもは僅差になっても取り切れないことが多くて」と鴇田。カウンターを攻撃スタイルとするも、なかなか勝利につながらずにいた。そこで今大会に向けてタックルを強化。練習が功を奏し、準々決勝では残り30秒から攻めで圧倒。作戦通りに試合を運んだ。「昔だったら勝てる相手ではない」。成長が生んだ確かな勝利だ。

 優勝者には12月に控える全日本選手権の出場権が与えられた今大会。「目標は全日本に出ること」(鴇田)と挑んだが、あと一歩届かず。明大1年生で唯一の全日本選手権出場とはならなかった。「しっかり力を付けて来年の新人戦では優勝したい」。より高みを目指し、オフシーズンでのレベルアップに打ち込む。

[福田夏希]

試合後のコメント

鴇田

――3位です。いかがですか。

 「目標では全日本に出たいというのがあったのですが、準決勝でインカレ1位のトップ選手と対戦できて自分の悪いところが分かったので、それを改善したいと思います」

――準々決勝では勝利を収めました。

 「相手のことはよく知っていて、有名な選手で強いことも知っていました。作戦では僅差で戦って1―2とかで負けていて、最後で逆転という感じで考えていました。全くその通りにできてよかったです」

――オフシーズンはどのように練習をしますか。

 「これから先輩たちは全日本に向けて調整していくと思うんですけど僕は出ないので、ウエイトトレーニングをしっかりして、力付けて来年の新人戦ではしっかり優勝して全日本に出たいと思います」