会話中、必ず出てくる「キーワード」に注目誰かとの会話を注意深く思い出してみると、ある特定のキーワードが毎回必ず出てくることに気が付きます。たとえば、友達のAさんは、いつも「彼氏」の話をしているとか、Bさんは「お金」Cさんは「結婚」Dさんは「…
会話中、必ず出てくる「キーワード」に注目
誰かとの会話を注意深く思い出してみると、ある特定のキーワードが毎回必ず出てくることに気が付きます。
たとえば、
友達のAさんは、いつも「彼氏」の話をしているとか、
Bさんは「お金」
Cさんは「結婚」
Dさんは「仕事」……。
いつもいつも、必ず出てくるキーワード。
このキーワードは、その人が「大切にしていること」か「執着していること」のどちらかです。
常に潜在意識の中にあるから、無意識に言葉になるわけですが、「大切にしていること」と、「執着していること」は、まったく違うもの。
一見似ているようですが、真逆の結果を生む特性があります。
「大切にしていること」に過剰な欲求が加わったものが「執着」。
この「過剰な欲求」がクセ者です。
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「大切にしていること」と「執着」の違い
「過剰な欲求」とは、具体的にどのようなものかをお話しますね。
たとえば「お金は大切」と思っていたのに、次第にエスカレートして「何が何でもお金が欲しい」となると「大切にしていること」が「執着」に変化してしまいます。
「彼氏が欲しいな」と思っていたのが「何が何でも彼氏が欲しいー!!」となると、「執着」になってしまいます。
「執着」になってしまったかどうかを見極めるのは、過剰な欲求や焦り、損得、ネガティブな思考が入り込んでいるかどうかです。
欲しいものを頭に浮かべたとき、
なんか、ちょっと焦っているな…
損得を考えているかもしれない…
なんかスッキリしない…
と感じるときは、「大切なもの」が「執着」に変わっているときです。
執着しているということは、「今、自分にはそれがない」と不満を叫んでいるようなものですから、欲しいものが寄ってくるはずがありません。
自信がなければ欲しいものを惹きつけるエネルギーもありません。
執着は、夢の大敵です。
執着を手放す一番簡単な方法が、言葉です。
つい執着してしまっているかもしれないということがあったら、あえて言葉に出さないでいるということです。
言葉に出せば出すだけ、執着が高まっていくからです。
でも、執着ではなく大切なことや、叶えたい望みならば、相手を選んで言葉に出した方がいい場合も多々あります。
選ぶ相手は、「自分の希望を応援してくれる相手」です。
嫉妬されてしまうような相手には言わないほうがGOOD!
相手が自分の理想のイメージを引き下げてしまうからです。
言葉とはそれだけのエネルギーを持っているものです。
おさらいです。
●欲しいものが執着に変化してしまっている(焦っている)と感じたら、言葉にするのをやめる。
●ただ純粋に欲しいと感じ、自然な気持ちで愛情を持てる願いならば、相手を選んで言葉にする。
その相手は、あなたを応援してくれる人。
嫉妬されそうな予感のある人には言わないことです。
言葉を上手く活用して、夢を叶えていきましょう。
[文:桑名涼子オフィシャルサイト|司会者|トーク診断士|タレント]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
桑名涼子(くわな・りょうこ)
相性を育てるトーク診断士/司会者/タレント
キャスター、パーソナリティー、コメンテーター、エッセイストとして「言葉」を軸に活動すると共に、トーク診断士として、人のしゃべりのタイプを8つに分けたコミュニケーション・ツール「相性を育てるしゃべリング8」を考案し、メディアや、企業の人事、人間関係、恋愛などのコンサルに活用。
また、全国各地で、「コミュケ―ション」と「言葉・会話・プレゼン力」等をテーマに、「笑って、動いて、感じる講演」を実施。受講者は1万人を超える。
「エキサイティングで安心できる司会者」をモットーにイベントや式典、トークショーなどで、司会者として活躍する。