写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

11月21~24日にかけてT2ダイヤモンド・シンガポールが行われた。日本からは男子3名、女子4名が出場し、張本智和(木下グループ)が3位、伊藤美誠(スターツ)が2位という結果となった。

男子シングルス結果




写真:張本智和/撮影:ラリーズ編集部

T2ダイヤモンドの男子シングルス頂点に立ったのは、中国の許昕(シュシン)。決勝は許昕と林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)の対決となった。終始ゲームの主導権を握っていた許昕が、7月のマレーシア大会に続く連覇を目指す林昀儒を退け、優勝を果たした。

日本男子で唯一、最終日に勝ち残った張本智和は、準決勝で許昕と対戦した。過去一度も許昕に勝利をあげたことのない張本は、序盤から許昕の回転量の多いボールに苦しめられる。3ゲーム目をなんとか奪ったものの、その後は先に攻め込まれる展開が続き、1-4での敗戦となった。

続く3位決定戦では、中国の林高遠(リンガオユエン)と対戦。スタートから2ゲームを連取される苦しい展開となったが、張本が徐々に林高遠のボールに対応していき、最終ゲームに持ち込む。最終ゲームは張本が思い切りのよいプレーでメンタルの強さを見せつけ、見事3位となった。

T2ダイヤモンド出場予定選手の棄権により、繰り上がりで出場が決まった丹羽孝希(スヴェンソン)は、初戦でウーゴ・カルデラノ(ブラジル)を4-2で倒した。続く準々決勝では張本智和に最初2ゲームを連取するも、逆転されて張本に勝ちを譲る結果となった。

水谷隼(木下グループ)は初戦でドイツのドミトリ・オフチャロフと対戦した。フルゲームまでもつれる熱戦となったが、高い集中力を見せ接戦をものにした。準々決勝では林高遠と対戦。久々の中国選手との戦いとなったが、ゲームカウント1-1で迎えた3ゲーム目を取れなかったことが響き、1-4で敗戦となった。

女子シングルス結果




写真:伊藤美誠/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルスの頂点に立ったのは中国の孫穎莎(スンイーシャ)で、伊藤美誠は2位で大会を終えた。

11月のチームワールドカップ決勝の再戦となった両者の対戦だが、その際も孫穎莎が接戦を制している。伊藤は孫穎莎のパワフルなボールを止められず2ゲームをリードされるも、しっかり対応していきフルゲームまでもつれる。一進一退の攻防が続いた4-4の両者マッチポイントの場面で、最後は伊藤がスマッシュをミスし悔しい敗戦となった。

3位決定戦は王曼昱(ワンマンユ・中国)と田志希(チョン・ジヒ・韓国)の対戦。この対決は4-1で王曼昱が制し、銅メダルを獲得した。

オリンピックのシングルス出場をかけてポイントを稼ぎたい石川佳純(全農)は、初戦で伊藤美誠との対戦となった。お互いを知り尽くした日本人対決で、石川は3ゲーム目を奪うものの、伊藤の多彩なサーブレシーブの前に主導権を握れず、1-4で敗れた。

同じくオリンピックのシングルス出場をかけ、石川と熾烈な争いを繰り広げている平野美宇(日本生命)は韓国の田志希と対戦。両者はチームワールドカップで対戦しており、その時は平野が付け入る隙を与えずストレートで勝利している。しかし今回はフルゲームの大熱戦となる。ゲームカウント2-2からFAST5(5点先取の特別ルール)に移行し、お互い1ゲームずつを取り合った最終ゲームは田志希に軍配が上がり、ワールドカップのリベンジを果たされる結果となった。

カットマンの佐藤瞳は、初戦で中国の王藝迪(ワンイーディ)との対戦となった。過去1勝4敗の佐藤だったが、変化をつけたカットと、カットから攻撃への素早い転換を武器に、4-1で王藝迪を倒した。続く準々決勝では伊藤美誠との日本人対決になった。カットマンにめっぽう強い伊藤に対して何とか食らいつくも、ストレート負けを喫した。

文:ラリーズ編集部