全日本大学総合選手権・個人の部(全日学)の上位選手が中心に参加する今大会。明大からは3名が出場した。その中でも、出雲卓斗(政経2=遊学館)がベスト8、龍崎東寅(商3=帝京)が3位入賞を果たした。◆11・23~24 第16回全日本学生選抜選…

 全日本大学総合選手権・個人の部(全日学)の上位選手が中心に参加する今大会。明大からは3名が出場した。その中でも、出雲卓斗(政経2=遊学館)がベスト8、龍崎東寅(商3=帝京)が3位入賞を果たした。

◆11・23~24 第16回全日本学生選抜選手権(所沢市民体育館)

▼男子シングルス

 龍崎――3位

 出雲――ベスト8

 沼村――予選リーグ敗退                                           

                               

 出雲が返り咲いた。全日学では結果振るわず、主管学連の推薦により参加した出雲。予選リーグでは全日学7位入賞の三部航平(専大)に3-1で勝利。「チャレンジャーという気持ちで挑んだ」(出雲)。その勢いは本戦でも続き、1回戦では五十嵐史弥(早大)のパワフルなプレーに対して引けを見せず、勝ちをつかむ。2回戦目には全日学で準優勝を果たした木造勇人(愛知工大)相手に奮闘し、1ゲーム目を先取。しかし、「勝ち急ぎすぎた」(出雲)。2ゲーム目以降はミスが目立ち勢い続かず、昨年と同じくベスト8に終わった。

 エースが実力をみせつけた。全日学では最善を尽くせなかった龍崎であるが、1、2回戦を順調に勝ち進む。しかし、迎えた準決勝、強豪・愛知工大の田中佑汰相手に1ゲームを取るも大事な局面でのネットなどの些細なミスが多発し敗北。「押せてる部分もあったが後手に回ってしまった」(龍崎)。3位決定戦は過去に惜敗している坂根翔大(関大)と対戦。右手から放つ重いドライブが何度もポイントへつなぎ、危なげない試合運びで勝利。5年越しのリベンジを果たし、表彰台に立った。

 今のままでは終われない。龍崎は3位に着くも、決して満足はしていない。「最低限の3位だった」(龍崎)。1月にはプロも参加する全日本選手権が控える。「昨年度のベスト16より上に入りたい」(龍崎)。さらに成長した姿で再び全国の舞台で活躍することに期待したい。

[波木井里紗]

試合後のコメント 

龍崎

――今日の振り返りをお願いします。

 「正直、優勝とかもっと上のチャンスもありました。その中で3位は最低限は達成できたとは思います」

――メダルを取った感想を教えて下さい。

 「全日学や全日本選抜でメダルを取ったことなかったので、久しぶりにメダルが取れてよかったです」

出雲

――秋リーグや全日学後にしてきたことはありますか

 「秋リーグや全日学ではすぐに負けてしまいました。練習は今までとやってきたのと変わらないのですが、気持ちの面を変えました。今までは負けてはいけないという気持ちで試合をしてきたのですが、今回は挑戦者だと思って挑むようにしました」