■テニス男子国別対抗戦「デビスカップ」決勝ラウンド(スペイン・マドリード/11月18日~24日/室内ハードコート)

現地23日の大会6日目。準決勝イギリス対スペイン、ロシア対カナダが行われた。

ラファエル・ナダル(スペイン)擁するスペインは、イギリスを2-1で撃破し決勝進出を決めた。

第1試合シングルス、スペインは今大会シングルスでは初めてフェリシアーノ・ロペス(スペイン)を起用するも、カイル・エドマンド(イギリス)にストレートで敗れた。しかし、続く第2試合シングルスでナダルがダニエル・エバンズ(イギリス)に快勝し1-1とすると、勝負の第3試合ダブルスでナダル/ロペスの両名がフル稼働。さらにナダルは、グループリーグのクロアチア戦から3試合連続でシングルス・ダブルス両方を戦った。

そしてナダル/ロペスは、ATP(男子プロテニス協会)ダブルスランキング世界23位のジェイミー・マレー(イギリス)/同世界31位ニール・スクプスキー(イギリス)を相手に、2セットともタイブレークを制して激闘に決着をつけた。

勝利が決まった瞬間ナダルはその場で大の字になって倒れ込み、その後ロペスに飛びついて抱き合った。一方この日も起用がなかったアンディ・マレー(イギリス)は、敗退が決まったあと観客席の中で呆然と立ち尽くした。

なお、父が亡くなったことにより準々決勝はチームを離脱していたロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は、準決勝ではチームに復帰し観客席から「バモス!」と大きな声援を送っていた。

もう一方の準決勝ではデニス・シャポバロフ(カナダ)擁するカナダが、カレン・ハチャノフ(ロシア)とアンドレイ・ルブレフ(ロシア)のいるロシアを2-1で破り、決勝進出を果たした。

敗れたロシアは今大会全試合、23歳ハチャノフと22歳ルブレフの若手2名だけで戦ってきた。前日の準々決勝ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)らセルビアを撃破しての勝ち上がりだったが、カナダ戦では第3試合ダブルスで最終第3セットタイブレークの末に力尽きた。一方勝利したカナダも今大会ここまで、20歳シャポバロフと29歳バセック・ポスピショル(カナダ)の2人だけで戦い抜いてきており、今のところ19歳フェリックス・オジェ アリアシム (カナダ)は起用されていない。

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◆「デビスカップ」決勝ラウンドのフォーマット

最初の4日間は3ヵ国ずつ6組に分かれてのグループリーグとなり、シングルス2試合とダブルス1試合が行われる。各組で1位となった6ヵ国と、各組2位の中で最も成績の良い2ヵ国の合計8ヵ国が勝ち上がって準々決勝に進み、その先はトーナメント制となる。

【11月23日 試合結果】

◆「デビスカップ」決勝ラウンド 準決勝

イギリス 1-2 スペイン

第1試合シングルス 〇カイル・エドマンド(イギリス)6-3、7-6(3) ●フェリシアーノ・ロペス(スペイン)

第2試合シングルス ●ダニエル・エバンズ(イギリス)4-6、0-6 〇ラファエル・ナダル(スペイン)

第3試合ダブルス ●ジェイミー・マレー(イギリス)/ニール・スクプスキー(イギリス)6(3)-7、6(8)-7 〇フェリシアーノ・ロペス(スペイン)/ラファエル・ナダル(スペイン)

ロシア 1-2 カナダ

第1試合シングルス 〇アンドレイ・ルブレフ(ロシア)6-4、6-4 ●バセック・ポスピショル(カナダ)

第2試合シングルス ●カレン・ハチャノフ(ロシア)4-6、6-4、4-6 〇デニス・シャポバロフ(カナダ)

第3試合ダブルス ●カレン・ハチャノフ(ロシア)/アンドレイ・ルブレフ(ロシア)3-6、6-3、6(5)-7 〇バセック・ポスピショル(カナダ)/デニス・シャポバロフ(カナダ)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「デビスカップ」決勝ラウンドでのナダル(左)、ロペス(右)

(Photo by David Aliaga/MB Media/Getty Images)