■テニス男子国別対抗戦「デビスカップ」決勝ラウンド(スペイン・マドリード/11月18日~24日/室内ハードコート)現地22日の大会5日目。準々決勝の3試合、セルビア対ロシア、イギリス対ドイツ、…

■テニス男子国別対抗戦「デビスカップ」決勝ラウンド(スペイン・マドリード/11月18日~24日/室内ハードコート)

現地22日の大会5日目。準々決勝の3試合、セルビア対ロシア、イギリス対ドイツ、アルゼンチン対スペインが行われた。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)擁するセルビアは、ロシアに敗れ準々決勝で姿を消した。勝ったロシアは今大会ここまで、23歳カレン・ハチャノフ(ロシア)と22歳アンドレイ・ルブレフ(ロシア)の若手2人だけでシングルスとダブルスの全試合を戦っている。

グループリーグではスペインに敗れグループ1位での決勝トーナメント進出はできなかったロシアだが、セルビア戦では1-1となっての第3試合ダブルスでジョコビッチ/ビクトル・トロイツキ(セルビア)をフルセット激闘の末に撃破。準決勝進出を決めた瞬間、ハチャノフとルブレフはコート上で倒れて抱き合った。

このほか、ラファエル・ナダル(スペイン)擁するスペインは、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)らがいるアルゼンチンに勝利し準決勝進出を決めた。ナダルはグループリーグのクロアチア戦に続き、この日もシングルスとダブルス両方に出てフル稼働した。

また、イギリスはドイツを下して準決勝進出。イギリスはグループリーグのカザフスタン戦に続き、ドイツ戦でもアンディ・マレー(イギリス)を起用せず。しかし、ATP(男子プロテニス協会)シングルスランキング世界69位のカイル・エドマンド(イギリス)と42位ダニエル・エバンズ(イギリス)がシングルス2試合で決着をつけた。

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◆「デビスカップ」決勝ラウンドのフォーマット

最初の4日間は3ヵ国ずつ6組に分かれてのグループリーグとなり、シングルス2試合とダブルス1試合が行われる。各組で1位となった6ヵ国と、各組2位の中で最も成績の良い2ヵ国の合計8ヵ国が勝ち上がって準々決勝に進み、その先はトーナメント制となる。

【11月22日 試合結果】

◆「デビスカップ」決勝ラウンド 準々決勝

セルビア 1-2 ロシア

第1試合シングルス ●フィリップ・クライノビッチ(セルビア)1-6、2-6 〇アンドレイ・ルブレフ(ロシア)

第2試合シングルス 〇ノバク・ジョコビッチ(セルビア)6-3、6-3 ●カレン・ハチャノフ(ロシア)

第3試合ダブルス ●ノバク・ジョコビッチ(セルビア)/ビクトル・トロイツキ(セルビア)4-6、6-4、6(8)-7 〇カレン・ハチャノフ(ロシア)/アンドレイ・ルブレフ(ロシア)

イギリス 2-0 ドイツ

第1試合シングルス 〇カイル・エドマンド(イギリス)6-3、7-5 ●フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)

第2試合シングルス 〇ダニエル・エバンズ(イギリス)7-6(6)、3-6、7-6(2) ●ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)

アルゼンチン 1-2 スペイン

第1試合シングルス 〇ギド・ペラ(アルゼンチン)6(3)-7、7-6(4)、6-1 ●パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)

第2試合シングルス ●ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)1-6、2-6 〇ラファエル・ナダル(スペイン)

第3試合ダブルス ●マッシモ・ゴンサレス(アルゼンチン)/レオナルド・メイヤー(アルゼンチン)4-6、6-4、3-6 〇マルセル・グラノイェルス(スペイン)/ラファエル・ナダル(スペイン)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「デビスカップ」決勝ラウンドでのジョコビッチ(右)、ハチャノフ(左)、ルブレフ(真ん中)

(Photo by Cezaro De Luca/picture alliance via Getty Images)