ボブ・ブライアン(アメリカ)とマイク・ブライアン(アメリカ)が、2020年に引退することを発表した。来年42歳になる双子のブライアン兄弟は、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/2020年8月31日~9月13日/ハードコート)を最後にプロ生活と別れを告げる。

男子ダブルスで最も優秀なペアとして、ブライアン兄弟は25年のキャリアでオープン化以降史上最多の118の大会で優勝。これには、4大大会での優勝数歴代1位となる16回、マスターズ1000大会で最多優勝記録となる39回、「Nitto ATPファイナルズ」での4回、2012年のロンドンオリンピックでの金メダルが含まれる。また2005年から2017年まで、ブライアン兄弟は毎年「ATPワールドツアー・アワード」でファンが選ぶ最も好きなダブルスチーム賞を受賞し続けてきた。

ボブは、「今年は“全米オープン”でシーズンを終えることにした。 “Nitto ATPファイナルズ”に出場できる可能性も高いと知っていたんだけど。たくさん話し合って、僕らの最後のシーズンとなる来年に向けて心を休ませ、身体を強化するために、休養を取ることがベストだと判断したんだ」とコメントしている。

そして「21年間、プロとしてテニスをするという夢を生きる機会に恵まれたことに感謝しているよ。それは本当に魔法のような時間だった。でも僕らは健康で優勝を争えるうちに、この素晴らしい時間を終わらせたいと思ったんだ」と続けた。

マイクは、「最後のシーズンに向けて、ものすごくわくわくしている。僕たちにたくさんの喜びを与えてくれたファンに感謝とさよならを伝えながら、一つ一つの瞬間を楽しむつもりだよ」と語った。

ブライアン兄弟は、2003年9月8日にダブルスの世界ランキング1位に上り詰め、以来16年以上に渡りトップクラスでの活躍を続けてきた。1位在位期間は通算438週、年末1位は10回(2003年、2005~07年、2009~2014年)。マイクは2018年7月16日に40歳で1位になるという最年長記録と、1位在位通算506週という最長記録を持っている。

コートで独自のエネルギーとカリスマ性を発揮し、世界中のテニスファンに愛されてきた彼らは、決勝進出177回、34の都市で優勝を遂げている。2007年にはアメリカの「デビスカップ」優勝に貢献。オリンピックではロンドンでの金の他に2008年北京で銅メダルも獲得。

ボブは2018年8月に右の人工股関節手術を受けたが、2019年には再びブライアン兄弟として復活。2月の「ATP250 デルレイビーチ」と3月の「ATP1000 マイアミ」で優勝、7月の「ATP250 アトランタ」では準優勝。また8月の「ATP1000 シンシナティ」ではチームで通算1100勝をあげ、現在の通算成績は1102勝358敗となっている。

二人は「ブライアン兄弟基金」を立ち上げ、毎年二人の故郷であるカリフォルニア州カマリロと、現在住んでいるフロリダ州のウェストパームビーチではゴルフ界のレジェンド、ジャック・ニクラウスと組んで募金活動を行っており、子供たちへの支援を行うなど、慈善活動にも取り組んでいる。

※写真は「ATP1000モンテカルロ」ダブルスで優勝したマイク・ブライアン(右)とボブ・ブライアン(左)

(Photo by Julian Finney/Getty Images)

翻訳ニュース/ATPTour.com