写真=Getty Images

「勝った試合で記録を達成できて良かった」

11月19日、レイカーズのレブロン・ジェームズがNBA史上初の快挙を達成した。ホームでのサンダー戦で25得点11リバウンド10アシストを記録したレブロンは、全30チームを相手にトリプル・ダブルをマークしたNBA史上初の選手となった。

この記録について試合後に聞かれたレブロンは「コーチの(フランク)ボーゲルから『おめでとう』と言われて、自分がターンオーバーを7回も記録したのを冗談で言っているのかと思った」と、表情を変えずにコメントすると、「コーチから30チームを相手にトリプル・ダブルを決めた初めての選手と教えられて、『そうなんだ』という感じだった」と、素っ気なかった。

「ポイントガードとして、今日のターンオーバー7本は許容できないし、改善させないといけない。それでも、シーズン開幕から大半を通じてボールを持たせてもらっていて、チームメートのおかげで、自分が試合を仕切れているよ。繋ぎ役になるのは、自分が一番大事にしていることで、コーチとチームメートが信頼してボールを預けてくれているからできていること」

112-107で勝利した試合後、現役時代に28チームを相手にトリプル・ダブルを決めたアシスタントコーチのジェイソン・キッドからは、ターンオーバーの多さを指摘された。「今日の試合後、自分に注意してくれたのは彼が初めてだった。とてもうれしいよ。それからおめでとうと言われた」と、注意してくれるキッドのような存在に感謝しているとレブロンは話した。

「自分のキャリアを通じて、チームメートがいつもシュートを決めてくれている。コーチのおかげでスコアリングできるポジションを取れているし、ボールがリムに当たった後の動きを読んでリバウンドを取ろうとしているからね。これまでにトリプル・ダブルを記録した試合では、勝率が高いと良いな。試合で勝つことが、何よりも大事だから」

そして最後に「(記録について)何を言えばいいか分からないよ。クールなことだけれど、チームが勝った試合で記録を達成できて良かった」と、喜びを語った。