「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10日~17日/室内ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)が世界5位のドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦。6(6)-7、6-2、7-6(4)でチチパスが勝利し、同大会初出場で優勝を果たした。試合後の記者会見の内容は以下の通り。(前篇)

Q:信じられないですか?この1週間がどのような時間だったか、この1年間がどの様な時間だったかお気持ちをお聞かせください。

「まず、最高の気分だよ。それとまずNittoファイナルに出られたこと自体が最高だよ。その時点で頂点の気持ち。それで今、チャンピオンという称号をもらえて、言葉じゃ説明できない。色々と感情が多すぎて、逆に何も感じられないかも(笑)。逆にこのトロフィーを手にしていること自体怖いくらいだよ。まず、このイベント自体テレビで見ていたからね。それで出ている選手達全員がきっとすごい一年を過ごして、コートに立てているんだと思っていたんだよ。それが僕がチャンピンだなんてもう言う事ないね 」

Q:おめでとうございます。去年はミラノでもNext Genで優勝しました。去年の優勝と比較していかがですか?また、21歳以下の大会の開催を決めたATPをどう評価しますか?

「そうだね。まず、21歳以下の大会があるのは良いことだと思う。僕もそのおかげで去年最終戦は素晴らしい時間を過ごせたし、それに出られるだけでも自信がついたし、自分は今最強の一人だと思えたからね。また、トロフィーを持って帰れたのはすごい気持ちだった。次のシーズンが待ち遠しくなったからね。若い世代全員に勝てたからね。説明できないけどそれが気持ちをすごく前に押し出してくれた。若い世代は常にハングリーであってテニスにとって新しい血だからね。マスターズという大会がどういう大会なのかという認識を深めるにも役立った。最強の組み合わせだよ(笑)」

Q:以前、韓国で溺れかけたと思いますが、そういった経験がさらに今をより思い出深い経験となりますか?

「え?なんの経験の話?」

Q:数年前、命を落としかけたと思いますが。

「あ、そうだね。逆に言うと、あまり考えていなかった。あの日、命を落としてもおかしくなかった。でも、結局その出来事は僕にはプラスに作用しているかもね。どの神様か分からないけど、僕を助けてくれたことに感謝しているし、生きるというチャンスと今を与えてもらえていると思う。タイトルを獲ったり、世界でもトップレベルの選手でいられること、自分の国を代表してテニスを最高のレベルでできること、すべてさ。確かに、ああいった経験をするとあなたが言ったように色々見え方が変わってくるよね」

Q:今回の優勝、おめでとうございます。3年前にあなたとお会いしているのですが、その時の目標を聞いております。その時は3年以内にグランドスラムを優勝したいと言われました。少々遅れていますが、いかがでしょうか?

「確かに、予定より遅れていますね」

Q:それと「ウィンブルドン」で優勝したいとも言われました。選べるのであれば、やはりウィンブルドンを優勝したいと思いますか?

「正直に言うと、もうあまり気にしていないかも。どのグランドスラムもすごいし、それぞれ特徴があるからね。”ウィンブルドン”はもちろん伝統とかもあるからね。多くの選手が”ウィンブルドン”と答えると思うよ。僕はグランドスラムであれば最高だよ。僕のテニスは時間が経つにつれ、どんどん進化していると思う。グランドスラムの栄光をつかめるところには来ていると思うよ。強気発言と言われるかもしれないけど、自分はあそこに立てると思っている。世界最高峰の選手達と日々競い合っているけど、その準備と頑張りでそれくらいの結果は当然だと思うよ」

Q:「全米オープン」で第1回戦で敗退した後 、少々インスピレーションを失ったと言われました。ツアーの日々の大変さや同じことの繰り返しに少々疲れたとも言われました。どうやってまたインスピレーションが戻ったのでしょうか?

「その答えは来週あたりに見えてくるかな。ブログで公開する予定。長い話なんだけど、ブログだと短く共有できると思う」

Q:楽しみです。

「僕もだよ。世界に伝えられることは楽しみだよ」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのチチパス

(Photo by WOWOW)