テニス男子国別対抗戦「デビスカップ」の決勝ラウンド(スペイン・マドリード/11月18日~24日/室内ハードコート)の大会2日目。日本はフランスと対戦。日本は1-2で敗れたが、優勝候補を相手に最後まで苦しめた。

第1試合シングルスでは、今年ぐんぐんとランキングを上げ現在81位の内山靖崇(日本/北日本物産)が世界29位のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)に挑戦。しかし、力を出し切れず完敗だった。

それでも第2試合シングルスでは、世界73位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が世界10位のガエル・モンフィス(フランス)から金星を挙げる。西岡はアンフォーストエラーが15本だったのに対し、モンフィスは42本と、モンフィスのミスを上手く引き出した。西岡がトップ10から勝利を挙げるのは、8月の「ATP1000 シンシナティ」で錦織圭(日本/日清食品)を破って以来2度目。ここ一番で日本の勝利に望みを繋いだ。

勝利後のインタビューで西岡は「1試合落とした状況でのシングルスは少しプレッシャーもかかりますけど、今年1年を通して良い状況でテニスができていて、モンフィス選手のようなトップの選手ともしっかり戦ってきている実績は持っていたので、勝てるというイメージを持ってプレーに臨んだのが、結果に出たかなと思います」と語っていた。

また英語のインタビューでも「錦織選手は今日ここにいないけれども、全世界に日本はちゃんと強いんだということを見せることができた」と語っていた。

そして勝負が決まる第3試合ダブルスでは、内山とマクラクラン勉(日本)がピエール ユーグ・エルベール(フランス)/ニコラ・マウ(フランス)と対戦。エルベール/マウはダブルスで生涯グランドスラムを達成しており、直近では「ATP1000 パリ」、「Nitto ATPファイナルズ」を失セット0で優勝した強豪。

第1セットで内山/マクラクランはなんとかキープを続け、タイブレークへ持ち込む。すると3ポイントを連取しリード。そこから4‐4と追いつかれるものの、もうひと踏ん張りし、第1セットを奪った。それでも第2セットではフランスが意地を見せ取り返す。そして第3セット、押され気味の日本は先にブレークを許し、追い込まれる。しかし、フランスのサービング・フォー・ザ・マッチでブレークバックに成功。これには日本の応援団も大盛り上がりだった。だが、日本の快進撃もここまで。最後はフランスが再度ブレークし、日本は敗れた。

ランキングやこれまでの実績を見れば、日本は0勝3敗となってもおかしくない相手だったが、最後の最後まで過去10度の優勝を誇る強豪のフランスを苦しめた。西岡が語った通り、日本の強さを証明した。また西岡が1勝を掴んだこともあり、決勝トーナメント進出に向けて望みを繋いだ。

日本は次戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を擁するセルビアと日本時間20日19時から対戦する。自信を胸にセルビアを破り、決勝トーナメント進出を果たせるか注目だ。

◇   ◇   ◇

◆「デビスカップ」決勝ラウンドのフォーマット

最初の4日間は3ヵ国ずつ6組に分かれてのグループリーグとなり、シングルス2試合とダブルス1試合が行われる。各組で1位となった6ヵ国と、各組2位の中で最も成績の良い2ヵ国の合計8ヵ国が勝ち上がって準々決勝に進み、その先はトーナメント制となる。

【11月19日 試合結果】

グループリーグ「GROUP A」 日本 1-2 フランス

第1試合シングルス ●内山靖崇(日本/北日本物産)2‐6、1‐6 〇ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)

第2試合シングルス 〇西岡良仁(日本/ミキハウス)7‐5、6‐2 ●ガエル・モンフィス(フランス)

第3試合ダブルス ●内山靖崇(日本/北日本物産)/マクラクラン勉(日本)7‐6(4)、4‐6、5‐7 〇ピエール ユーグ・エルベール(フランス)/ニコラ・マウ(フランス)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「デビスカップ」決勝ラウンドでの西岡(右)とモンフィス(左)

(Photo by Alex Pantling/Getty Images)