■テニス男子国別対抗戦「デビスカップ」決勝ラウンド(スペイン・マドリード/11月18日~24日/室内ハードコート)現地18日、新フォーマットとなってから初めての「デビスカップ」決勝ラウンドが開幕した。日本も含め、2月の予選ラウンドを勝ち抜い…

■テニス男子国別対抗戦「デビスカップ」決勝ラウンド(スペイン・マドリード/11月18日~24日/室内ハードコート)

現地18日、新フォーマットとなってから初めての「デビスカップ」決勝ラウンドが開幕した。

日本も含め、2月の予選ラウンドを勝ち抜いた国が出場する今大会。最初の4日間は、3ヵ国ずつ計6組に分かれてのグループリーグが行われる。大会初日は「GROUP B」の世界2位クロアチア 対 21位ロシア、「GROUP D」の世界4位ベルギー 対 18位コロンビア、「GROUP F」の世界10位イタリア 対 14位カナダの3試合が行われた。

クロアチアは前年優勝チームだが、今回は本来主力となるマリン・チリッチ(クロアチア)がひざの故障で欠場。ロシアのカレン・ハチャノフ(ロシア)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)に初戦の3試合全敗を喫した。ロシアとしては、今シーズン大躍進を見せたダニール・メドベージェフ(ロシア)が不在のなかでも、十分な強さを見せている。

また、ダビド・ゴファン(ベルギー)擁するベルギーはコロンビアに、デニス・シャポバロフ(カナダ)やフェリックス・オジェ アリアシム (カナダ)がいるカナダはイタリアにそれぞれ勝利し、初戦白星スタート。

なお、世界17位の日本は、世界1位の強豪フランス、そしてノバク・ジョコビッチ(セルビア)擁する8位セルビアと同じ「GROUP A」に入っている。今回は、怪我により錦織圭(日本/日清食品)を欠いての決勝ラウンド。西岡良仁(日本/ミキハウス)、内山靖崇(日本/北日本物産)、杉田祐一(日本/三菱電機)、ダニエル太郎(日本/エイブル)、マクラクラン勉(日本)の5名で戦いに挑む。

その日本は、現地19日の大会2日目に初戦に臨む。初戦の相手はフランス、相手チームはガエル・モンフィス(フランス)、ブノワ・ペール(フランス)、ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)、そして先日ツアー最終戦ダブルスで1セットも落とさずに優勝を果たしたピエール ユーグ・エルベール(フランス)/ニコラ・マウ(フランス)という布陣が予定されている。

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◆「デビスカップ」決勝ラウンドのフォーマット

最初の4日間は3ヵ国ずつ6組に分かれてのグループリーグとなり、シングルス2試合とダブルス1試合が行われる。各組で1位となった6ヵ国と、各組2位の中で最も成績の良い2ヵ国の合計8ヵ国が勝ち上がって準々決勝に進み、その先はトーナメント制となる。

【11月18日 試合結果】

◆「デビスカップ」決勝ラウンド

グループリーグ「GROUP B」 クロアチア 0-3 ロシア

第1試合シングルス ●Borna Gojo(クロアチア)3-6、3-6 〇アンドレイ・ルブレフ(ロシア)

第2試合シングルス ●ボルナ・チョリッチ(クロアチア)7-6(4)、4-6、4-6 〇カレン・ハチャノフ(ロシア)

第3試合ダブルス ●イバン・ドディグ(クロアチア)/ニコラ・メクティッチ(クロアチア)6(3)-7、4-6 〇カレン・ハチャノフ(ロシア)/アンドレイ・ルブレフ(ロシア)

グループリーグ「GROUP D」 ベルギー 2-1 コロンビア

第1試合シングルス 〇スティーブ・ダルシー(ベルギー)6-3、6-2 ●サンティアゴ・ヒラルド(コロンビア)

第2試合シングルス 〇ダビド・ゴファン(ベルギー)3-6、6-3、6-3 ●ダニエル エラーイ・ガラン(コロンビア)

第3試合ダブルス ●Sander Gille(ベルギー)/ヨラン・フリーゲン(ベルギー)7-6(5)、4-6、6(3)-7 〇フアン セバスチャン・カバル(コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)

グループリーグ「GROUP F」 イタリア 1-2 カナダ

第1試合シングルス ●ファビオ・フォニーニ(イタリア)6(5)-7、5-7 〇バセック・ポスピショル(カナダ)

第2試合シングルス ●マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)6(5)-7、7-6(3)、6(5)-7 〇デニス・シャポバロフ(カナダ)

第3試合ダブルス 〇マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)/ファビオ・フォニーニ(イタリア)6-2、3-6、6-3 ●バセック・ポスピショル(カナダ)/デニス・シャポバロフ(カナダ)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「デビスカップ」決勝ラウンドでのルブレフ

(Photo by Cezaro De Luca/picture alliance via Getty Images)