ワイルドカードでのプレーオフ(PO)出場を目指すマーリンズだが、進出圏内の2位カージナルスとは3.5ゲーム差。さらに、正中堅手のマルセル・オズナ外野手が負傷交代し、離脱危機となった。正右翼手のジャンカルロ・スタントン外野手も左脚付け根を痛め…
ワイルドカードでのプレーオフ(PO)出場を目指すマーリンズだが、進出圏内の2位カージナルスとは3.5ゲーム差。さらに、正中堅手のマルセル・オズナ外野手が負傷交代し、離脱危機となった。正右翼手のジャンカルロ・スタントン外野手も左脚付け根を痛めて長期離脱しており、外野手のレギュラー2人が不在となれば、さらに厳しい状況に追い込まれることになる。
■オズナはスーパーキャッチで負傷、今後の起用は「日々の様子を見ながら」
イチロー外野手が所属するマーリンズは8月31日(日本時間1日)、敵地でのメッツ戦に2-5で敗れた。イチローは守備でホームラン性の当たりを好捕し、打撃では2回にライト前ヒットから相手の2つのエラーが絡んで先制のホームを踏んだ。しかし、ヒットはこの1本のみで4打数1安打に終わり、チームは2-5で敗れた。
ワイルドカードでのプレーオフ(PO)出場を目指すマーリンズだが、進出圏内の2位カージナルスとは3.5ゲーム差。さらに、正中堅手のマルセル・オズナ外野手が負傷交代し、離脱危機となった。正右翼手のジャンカルロ・スタントン外野手も左脚付け根を痛めて長期離脱しており、外野手のレギュラー2人が不在となれば、さらに厳しい状況に追い込まれることになる。
ビッグプレーの代償は大きかった。メッツ1点リードで迎えた3回一、二塁の場面。マーリンズの先発エッシュが、メッツのフローレスにセンター左へのライナーを打たれた。センターのオズナがこれをダイビングキャッチ。失点を阻止するスーパープレーとなったが、キャッチした後にグラブをはめた左手を体に巻き込むようにして捻り、4回の守備から退いた。
チームは6回にイエリッチの同点弾が飛び出したが、8回にセットアッパーのラモスが3失点し敗戦。痛恨の5連敗となった。試合後、オズナの状態について聞かれたマッティングリー監督は「オズナは日々の様子を見ながら(起用を決めること)になる」と話した。
■懸命に前を向く指揮官「流れが変わる可能性はある」
MLB公式サイトによると、X線検査の結果に問題はなく、オズナ自身も「どこも折れていない。X線検査の結果もネガティブだった。よかったよ。毎日、様子を見ることになるが、早く戻りたいね」と話したという。ただ、仮に離脱が長引くようなことがあれば、マーリンズとしては大きな痛手。すでにスタントンが離脱中で、万全ならイエリッチと3人でクリーンアップを形成し、守備力も高い最強外野トリオのうちの2人が欠けることになる。
5連敗で3.5ゲーム差とプレーオフ(PO)出場へ向けても正念場。この時期にこれ以上の大型連敗は許されない。マッティングリー監督は「決して悪いベースボールをしていない。今日も投手はよく投げたし、攻撃も勝つチャンスをつくった。勝つことは簡単ではない。今プレーオフ争いで上にいるチームもそれを感じるときが来るだろう。我々一丸となり、いいプレーをするしかない。流れが変わる可能性はある」と懸命に前を向く。
本来は4番手外野手のイチローへの負担も大きくなることは確か。マーリンズのチーム力が試されている。