「なんとしても連覇を」。そう意気込み臨んだ東都大学野球秋季1部リーグ戦。昨年度の豪華メンバーをもってしても成し遂げることのできなかった偉業に挑むも叶わず。昇格後ワーストの5位と悔しい結果に終わったシーズンを振り返り、選手たちは何を語るのか。15日間連続スポーツ東洋独占インタビューでお届けする。

 第3日目は1年時からスタメンに名を連ねた守備職人・津田(総4=浦和学院)。最後のリーグ戦まで無失策と抜群の安定感を誇った男は何を語るのか。埼玉県歴7年目の和歌山県民が考えるチームの今後に迫る。(取材日・11月2日、聞き手=須之内海)


--まず、自分自身の今季を振り返っていかがでしたか

個人としては今年の秋に入る前までに7季連続で無失策できてたので、最後まで行きたかったんですけどね。エラーが出るのが野球なので。


--エラーが出た試合を振り返って、何が原因だったのでしょう

試合を通して、なんか変だったんですよね。タイミングとかが合ってなくて。それが原因だったと思います。そのあとは調整してやったのでエラーも出ず、変な感覚も抜けて良かったです。


--今までの野球生活を振り返ってそういった感覚は

初めてでしたね。あんまり経験したことのない感覚でした。


--初の失策が出た一方で打撃では打率.323と好成績でした

変えたこととかは特にないんですけどね。今季は逆方向へのヒットがいつもに比べて多かったと思います。曲がる系の球に対して、そういう意識があったおかげでヒットが増えていったのかなと思います。


--副将としてチームをけん引した1年間でもありましたがどんな1年でしたか

春はうまく行き過ぎた感じでしたね。戦力を考えた時に、プロ4人抜けたシーズだったし、投手は村上(総3=智弁学園)だけ実績を残していた。野手は都志也(佐藤、法4=聖光学院)しかいないっていう状態。正味、戦力は入れ替え戦クラスだった。それでも、不思議な勝ちではあったけど結果としては勝てた。それは主将や副将を筆頭にやれたのは良かったと思う。内容よりも結果が出せたのは評価していいと思う。


--リーグ戦終盤まで入れ替え戦の可能性を残してのラストシーズンでした

そうですね。でも、駒澤戦が終わったあたりから今更考えてもしょうがないよなって話になった。変に萎縮するんじゃなくて、普段通りの野球をやろうって声をかけてました。


--開き直れたのが良い結果につながったと

そうですね。チームが苦しくなって、自分で言うのもあれですけど良いところで打てたのが大きかったですね。特に国学大戦でのタイムリー。ああいうところで打つのが4年生の意地というか集大成みたいな。そんな試合でした。


--国学大戦では後輩の河北投手(営1=浦和学院)が初先発でした

そうですね。調子自体はそんなに良くなかったと思うんです。オープン戦もシーズン前は投げてませんでしたし。でも、そういう中で先発としてしっかりと試合を作れたし。要所要所をしっかり抑えててよかった。今後は村上の次に投げれる投手になって欲しいです。


--先輩から見て、中継ぎとどちらに適正があると思いますか

先発ですかね。直球も140㌔超えてきますし、変化球でカウントを取ることも出来ます。これから身体が出来てきたら球速が上がると思うので、全体的な投球内容も良くなると思います。5回を投げてちゃんと試合を作れる投手になると思いますよ。


--そのほかで期待したい後輩は

野手だと今後は熾烈な争いですよね。抜けるのが自分だけなので。来年は誰が出るのかは楽しみ。空く枠は1つかもしれないけど、争うのは4枠全てです。全部のポジションで誰が来るか分からないと思うので、ポジション争いをしてそこを渡さないような選手が出てくれば良いチームになると思います。中心になれる選手が出てくればって感じです。


--具体的には誰でしょう

指名打者に入る選手。廣岡(総1=拓大広陵)になるんですかね。練習で打てても試合で打てない奴も多いんですけど、廣岡はそんなことないと思うんですよね。春を山崎(営3=愛工大名電)が打って勝てたように来年は指名打者が打てるかって感じだと思います。


ー-次の幹部陣についてはどうでしょう

山崎は口数が多い方ではないと思うんですけど、考えられる奴なんで。後輩の面倒も見ますし、頭も良いですから。なんとなく山崎かなぁって思ってました。


--2年連続の捕手主将となりましたが

そうですね。自分たちの代としては都志也が投手を見てて、野手を副将でってイメージでした。だから、副将たち次第だと思いますよ。


--新チームとして在学生が残る中でどんなメニューをこなしていますか

授業あるときは練習に参加してますよ。人少ないんで。多かったりすると自分で考えて練習してます。社会人に行ったらショートって話も出てるんで、練習してます。


--また感覚も変わってきてますか

そうですね。ちょっとここ数日でノックを受けたんですけど全然違くて、足の運び方とかを元に戻してる最中。あと2ヶ月くらいですかね。それまでの間に感覚をしっかりと身体に落とし込めるように練習してます。


--最後に4年間を振り返って東洋での生活はどうでしたか

社会を勉強できる場所でした。高校の時とは違って、色んなものが見れた。高いレベルの選手と試合をやったり、人として成長できたし選手としても成長できた。色んな所から同期も先輩も後輩も来てて、色んな人がいた。人間として社会で今後やっていくための知識というか、人付き合いの仕方や大切さを学べた。そういうところを含め、4年前にここを選んだことは間違いではなかったし、東洋に入って良かったなって思ってます。


◇プロフィール◇

津田翔希(つだ・しょうき)

身長・体重/175㌢・75㌔

好きな食べ物/味噌ラーメン。鶴ヶ島駅にあるひじりの汁なし味噌ラーメンがお気に入り

嫌いな食べ物/納豆。高校時代に残そうとしたら見つかった。どうしても食べられない。朝ご飯の時に納豆を食べる人が隣に来ると嫌だ。

長期オフにしたいこと/特にはないけどのんびりしたい

好きだった教科/技術(体育は普通)

嫌いだった教科/英語…。This is くらいで止まりました。

座右の銘・ルーティン/特にない

バスの中での過ごし方/野球ゲーム。バス内で最強です。


~連続インタビュー一覧~

第1日目:杉本泰彦監督〜「主役は選手たち」日本一の野球部に〜


第2日目:小峰聡志外野手「やり残したことはない」〜副将が振り返る大学野球〜


11月19日木村翔大内野手


11月20日松本渉外野手


11月21日山下雅善投手


11月22日小林直輝内野手


11月23日河北将太投手


11月24日小川翔平内野手


11月25日村上頌樹投手


11月26日納大地外野手


11月27日松澤海渡投手


11月28日諏訪賢吉内野手


11月29日山崎基輝新主将


11月30日佐藤都志也捕手