現役引退を表明したロッテのサブロー外野手が1日の午後1時からQVCマリンで引退会見を行った。1994年のドラフト1位でPL学園からロッテに入団。2011年途中に巨人にトレード移籍したが、シーズン終了後にFAとなり、ロッテに復帰した。■40歳…
現役引退を表明したロッテのサブロー外野手が1日の午後1時からQVCマリンで引退会見を行った。1994年のドラフト1位でPL学園からロッテに入団。2011年途中に巨人にトレード移籍したが、シーズン終了後にFAとなり、ロッテに復帰した。
■40歳まで現役、「球団に感謝。やり遂げた感はある」
現役引退を表明したロッテのサブロー外野手が1日の午後1時からQVCマリンで引退会見を行った。1994年のドラフト1位でPL学園からロッテに入団。2011年途中に巨人にトレード移籍したが、シーズン終了後にFAとなり、ロッテに復帰した。ロッテでは中心選手として2005年と2010年の2度の日本一に貢献。NPB通算1781試合出場で、1362安打、127本塁打、655打点をマーク。生涯打率は.265となっている。今回、ユニフォームを脱ぐ40歳は引退に際して何を語ったのか――。以下が会見の主な一問一答。
――引退を決めた一番の理由と時期を教えてください。
「やっぱり年齢もありますし、野球選手であるからには1軍で働かないといけないと思っていたので、上でやる機会がなかったのが一番の理由ですね」
―ー22年間プロ野球人生の中で一番の思いでは?
「やはり2005年の日本一ですね。まさか入団してから日本一になれるとは夢にも思ってなかったです。なりかかったんですけどね。それが実現して、うれし涙とというのは、僕の中では絶対ないと思っていたんですけど、そこで初めてうれし涙を流して……そこが一番記憶に残っているとこですね」
――40歳まで現役の目標で、実際、40歳を迎えていかがですか?
「そこまでやらせていただいた球団に感謝しますし、僕もやり遂げた感はあります。もう後悔はありません」
■息子の涙、「次の夢を息子2人に託して、僕は終わりたい」
――どなたかに相談しましたか?
「複数の方に(相談に)乗ってもらいましたが、最後は自分が決めることなので」
――ご家族には話しましたか?
「子供がね、泣くのがわかってたんで、なかなか言えなかったんですけど、昨日のヤフーニュースだとか、新聞だとか、そういうのを見たらしくて、次の夢を息子2人に託して、僕は終わりたいと思います」
――お子様はサブロー選手にどう話していましたか?
「いや、お疲れ様でしたって。泣かれて僕もうるっときたんですけど、まあそこは普段、男は泣かないということで、我慢しました」
――この後やりたいことありますか?
「この1年ファームを見てきて、その子たちが今後どうしていったらいいかとか、そういうアドバイス中心にやっていけたらいいなと」
――注目している若手はいますか?
「イースタンリーグ7球団ですか、見ててもうちの選手は一番いいと思うし、特に野手は粒がそろっていて、今後楽しみだなと思ってます」
■「サブロ~」のアナウンスは「戦略的に成功」
――選手たちに一番伝えたいこと教えてください。
「勝つという信念、僕は口に出してきたんですね。やりたいのではなくて、やることを口に出せと。責任感が生まれて、結果も伴ってくるということを一番伝えたいですね」
――今後のお考えは?
「全くまだ考えてません」
――ファンの皆さんに伝えたいことは?
「まず22年間、一時期、半年間ぐらいジャイアンツのほうに行きましたけれど、帰ってきた時も、温かく見守っていただいて、熱く応援していただいて、感謝の言葉しかありません」(涙を流し)「ロッテ、愛してます」
――QVCマリンのサブロー選手のアナウンスについては?
「最初は目立ちたかったのか(ウグイス上嬢の)谷保さんに言って、ちょっと人と違うことをお願いしたんですけど、戦略的には成功ですね。(移籍して)ヤクルトのあるコーチからもうあれ聞けないのかとか言われて、僕自身は気持ちよかったですね。年々(サブロ~と)伸びてますけどね」
――つなぎの4番と言われましたが、サブロー選手自身の4番像は?
「やはり4番は長打が打てて、打点を稼ぐ選手だが、打線を線として考えれば、4番であろうが何番でも一緒だなという感覚です。ただひたすら次のバッターにどうつなぐかだけを考えてやっていただけ。勝てれば何番でもいいのかな。周りにとやかく言われなくて、自分のスタイルを貫くということかな」
――マリーンズのファンはサブローさんにとって?
「それはもう日本一です。ジャイアンツにも行きましたけど、人数は向こうのほうが多いけど、声の大きさ、まとまり、ロッテはどこにも負けない」