スーパーラグビーのレッズは9月1日、昨季はヨーロッパでプレーしていたオーストラリア代表SOクウェイド・クーパー(28歳)の復帰を正式に発表した。フランスのトゥーロンをわずか1シーズンで退団したクーパーは、古巣のレッズと2019年までの3年…

 スーパーラグビーのレッズは9月1日、昨季はヨーロッパでプレーしていたオーストラリア代表SOクウェイド・クーパー(28歳)の復帰を正式に発表した。フランスのトゥーロンをわずか1シーズンで退団したクーパーは、古巣のレッズと2019年までの3年契約を結んだ。

 クーパーは2011年のスーパーラグビーで得点王となり、レッズに初優勝をもたらした司令塔。かつてのエースが不在だった今年の大会では22歳のジェイク・マッキンタイアがレッズの10番をつけることが多かったが、うまく機能せずチームは3勝1分11敗(15位)と残念な結果に終わり、オーストラリアラグビー界復帰の意向を示していたクーパーの獲得をレッズとレベルズが争っていた。

 来季のレッズには、3年目となる日本代表FL/NO8ツイ ヘンドリックのほか、サントリーサンゴリアスに所属するオーストラリア代表111キャップ保持者のFL/NO8ジョージ・スミス、現オーストラリア代表主将のHOスティーヴン・モーア(ブランビーズから移籍)も加入することが決まっている。

 なお、クーパーは今年7月にオーストラリアラグビー協会とも新たな3年契約を結んでおり、2019年ワールドカップ日本大会で王座奪還を目指すワラビーズのマイケル・チェイカ ヘッドコーチからは、「閃きとXファクターをチームにもたらす」と期待されている。オーストラリア代表ではインサイドCTBでの起用も検討されているが、先週末のニュージーランド代表戦ではSOで先発出場し、キャップ数は59となった。