2日目を終え、暫定9位と一部残留が危ぶまれる中、迎えた大会最終日。重量級の4人全員が試合自己ベストを更新。巻き返しを図ったが、目標の‶ベスト4〟には惜しくも届かず。総合6位で今年度の総力戦を締めくくった。◆11・15~17 第65回全日本…
2日目を終え、暫定9位と一部残留が危ぶまれる中、迎えた大会最終日。重量級の4人全員が試合自己ベストを更新。巻き返しを図ったが、目標の‶ベスト4〟には惜しくも届かず。総合6位で今年度の総力戦を締めくくった。
◆11・15~17 第65回全日本大学対抗選手権(スポーツ総合センター)
▼102キロ級
6位 中村(S141 J156 T297)
▼109キロ級
5位 村上(S137 J164 T301)
▼+109キロ級
5位 古山(S135 J180 T315)
7位 藤谷(S122 J161 T283)
※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル
快進撃を見せた。102キロ級に出場した中村響(政経3=愛工大名電)は、スナッチで自己ベストを3キロ更新。「8点は絶対チームに持ち帰る」。明言どおり頂の座を勝ち取った。続く109キロ級の村上堅信(政経2=滑川)も成功率100パーセントでスナッチ、ジャーク共に自己ベストをマーク。+109キロ級では、古山翔太主将(政経4=金足農)がラストラン。目標であったジャーク180キロの挙上に成功。「気持ちよくできた」(古山)。最後は意地のリフトを見せつけ、競技人生に終止符を打った。
選手各々が死力を尽くした今大会。3日間を通じて、表彰台に立つことは叶わなかったものの「去年より2つ順位を上げられて満足」(古山)。閉会式後、主将の顔には喜色が映った。「今年の3年生はトップレベル。全く心配はない」(古山)。今回成しえなかった‶4強〟へ。最上級生たちの悲願は次世代に託された。
[高智琉大朗]
試合後のコメント
古山
――競技人生を振り返っていかがでしたか。
「7年間を振り返って、正直良いことよりも、悪いことの方が多かったように思えます。しかし最後は笑って引退できて良かったです」
――暫定9位からのスタートでした。
「気持ち的に重い部分もありましたが、自分以外のメンバーがしっかりやってくれると信じていたので、そこに関して一切心配はありませんでした」
中村
――スナッチ1位の快挙です。
「得意な種目で自信はありました。練習でも140以上を触れていたので、最後は勝負しました。141キロ挙げられたのは、先輩方やたくさんのOBの方々の応援のおかげだと感じています」
村上
――試技を振り返っていかがですか。
「メンタル的に弱い部分があって、インカレでひどい結果を出すのではと心配していましたが、一つ一つ落ち着いてできたので良かったです。次戦も上の順位しっかり取れるように頑張ります」
藤谷柊(政経1=和歌山県立那賀)
――初のインカレはいかがでしたか。
「選ばれてからインカレまでの間、うまいこと調整できたので良かったです。緊張はしましたが、トータル試合ベストを11キロ更新できたので、良かったです」