「なんとしても連覇を」。そう意気込み臨んだ東都大学野球秋季1部リーグ戦。昨年度の豪華メンバーをもってしても成し遂げることのできなかった偉業に挑むも叶わず。昇格後ワーストの5位と悔しい結果に終わったシーズンを振り返り、選手たちは何を語るのか。15日間連続スポーツ東洋独占インタビューでお届けする。


 第2日目は3年時からチームに欠かせない存在となった小峰聡志外野手(営4=帝京)。最後のリーグ戦で念願のベストナインを獲得した副将が大学野球生活を振り返る。(取材日・11月3日、聞き手=齋藤洋)

 

――最初にベストナイン獲得おめでとうございます

ありがとうございます。ずっと欲しくて、結果が出なかったのでうれしいです。打率をしっかり残せたのが大きかった。当たりは良くなかったけどヒットになってくれましたね。初球から積極的に行くスタイルをやめた結果、四球を稼げたということもあります。結果的にチームに貢献できたということも本当に良かったですね。調子は芯に当たる気がしないくらい悪かったけど、国学3回戦という最後の最後でつかめました。最後にいい形で終われました。

 

――良い感覚を掴んだ時に変えた点は

重心を下げること、コンパクトに振りすぎないこと、左脇を締めて打つこと、この3つです。元から調子が悪ければすぐ変えるタイプなので、最後に変える違和感はなかったです。最後に感覚が合ってくれましたね。今流行っている、左脇を開けて前でさばく打ち方は自分には合わないです。ポイントが後ろならば球の見極めができます。これが今回の打率につながったと思います。

 

――今後は長打も要求されると思いますが

ポイントが後ろだと長打は出にくいと思います。ただ、調子がいいときは自然と前で捉えられるので自然と長打が出ますね。

 

――バットへのこだわりは

最初は飛ばすことしか考えず、重心が先端にあり、重めのものを使っていました。でもリーグ戦でそれだと当たらない。だんだん重心が手元に、重さも軽くなりましたね。やっぱり扱いやすさが一番です。

 

――捕手から外野手への転向でしたが、グローブは

外野手用のグローブが何も分からなかったので、最初借りていたイチローモデルの型をそのままでオーダーしました。高校の時も市販のものを使っていたので初めてのオーダーです。刺繍で家族の名前を入れています。

 

――チームとして山田外野手の離脱は痛かったですね

そうですね。いてくれたら、ここで山田(総4=桐生第一)の一発があればとみんなが思っていました。「頑張ってくれ。あとは任せた」と言われました。それだけに、入れ替え戦に行かなくて本当に良かった。国学戦が終わったとき、優勝したみたいに喜びました。

 

――副将としての一年間を振り返っていただけますか

自分は何もしてないです。都志也(佐藤、法4=聖光学院)がまとめてくれました。その代わり、プレーで引っ張ろうと思い、やってきました。外野手の統率であったり、プレー面では仕事ができたかなと。

 

――学生野球も一区切り。ご両親へ伝えたいことはありますか

感謝です。たくさん試合に来てくれて、嬉しい気持ちがありました。父はアドバイスをくれて、母も頑張れってLINEしてくれていたので。たくさん負担をかけてきたので感謝しています。

 

――次の幹部についてコメントをお願いします

プレー面で引っ張れる幹部になってほしいですね。それができるメンバーだと思います。山本(法3=作新学院)はプレーより、元気が出せてしっかりしているので上手くまとめて欲しい。いい意味でうるさいので。4年生にいないタイプなので期待しています。

 

――4年間で一番印象に残っていることを教えてください

3年秋の駒大3回戦でのホームラン。チーム第一号でしたね。勝たなくてはいけない試合で、ホームランも出ていなくて。チームに貢献できたことが嬉しかったです。狙い球を絞って打てたんですよね。初球にカーブが来て、次も変化球だって狙って、ドンピシャでした。会心でしたよ。

 

――やり残したことは

ないですね。最後にベストナインも取れましたし。優勝も経験できた。優勝は人生初だったので本当にうれしかったです。

 

――最後に、4年間を一言で表して下さい

「運」ですね。前の監督だったらメンバー外でした。杉本監督になって、外野手に転向してここまでこれました。使ってもらった時に調子がたまたまよくて、アピールできた。それがなかったら今ここに居ないですよ。本当にたまたまです。

 

 

◇プロフィール◇

小峰聡志(こみね・さとし)

身長・体重/174㌢・74㌔

略歴/小学生時代はオコエ瑠偉(楽天)とともにジャイアンツJr.に所属し、札幌ドームでの試合も経験した。ポジションは遊撃手。背番号は26を背負い続けたが、一桁への憧れが強い。3年時に古田塁(H29年度法卒=JFE西日本)が抜け7番が空くが自らの背番号は変わらず。3年春からスタメンを勝ち取ると3季連続の本塁打を放った。迎えたラストシーズンの立正大2回戦でも本塁打を放つがノーゲームとなり、4季連続の本塁打とはならなかった。これまで対戦した東都大学野球リーグの投手で一番すごいと感じたのは中村稔弥(亜大卒=千葉ロッテマリーンズ)。(同チームに進む佐藤へメッセージ)‪一年目から出て欲しい。打率をしっかり残して通用するところを見せて欲しいですね。頑張れという気持ちです。自分も頑張ります。‬

~連続インタビュー一覧~

第1日目:杉本泰彦監督〜「主役は選手たち」日本一の野球部に〜


11月18日津田翔希内野手


11月19日木村翔大内野手


11月20日松本渉外野手


11月21日山下雅善投手


11月22日小林直輝内野手


11月23日河北将太投手


11月24日小川翔平内野手


11月25日村上頌樹投手


11月26日納大地外野手


11月27日松澤海渡投手


11月28日諏訪賢吉内野手


11月29日山崎基輝新主将


11月30日佐藤都志也捕手