「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10日~17日/室内ハードコート)の大会7日目。男子シングルス準決勝で、世界5位のドミニク・ティーム(オーストリア)が前年優勝者である世界7位アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に7-5、6-3のストレートで勝利した。決勝進出を決めた瞬間、ティームは両手で顔を覆って喜びを表した。試合時間は1時間34分。

26歳のティームは今回、自身初のツアー最終戦決勝進出。決勝では世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)と、お互いに同大会初優勝をかけて争うことが決まった。なお、チチパスは準決勝でロジャー・フェデラー(スイス)をストレートで破っての勝ち上がり。

ティームは今大会グループリーグでフェデラーとノバク・ジョコビッチ(セルビア)を立て続けに撃破し、その勢いを維持している。準決勝では相手ズベレフのブレークポイント4本を全てしのぎ、自身は各セット1本ずつのブレークに成功して勝利を挙げた。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、ティームは試合後に「これは僕にとって大きな、大きな夢の実現だ」と話した。

「ここは一年の中でも最高の大会の一つであり、最も権威ある大会の一つで、そこで僕は明日決勝を戦う機会を得ているんだ。信じられないよ。ディフェンディングチャンピオン、優れた選手、偉大な選手に勝ったこと。これは常に素晴らしい成果であり、僕は本当に、本当に嬉しい」

なお、決勝で戦うティーム、チチパスは両者とも片手バックハンドの選手だ。ツアー最終戦の決勝で片手バックハンドの選手同士が対戦するのは、2006年のフェデラー対ジェームズ・ブレイク(アメリカ)以来13年ぶりのこととなる。

これについてティームは「それは非常に良い事実だ。片手バックハンドを持つ選手があまりいない時代があったと思うから。そしていま僕や、ステファノス(・チチパス)やデニス・シャポバロフのような若くて素晴らしい選手が片手バックハンドでプレーしているので、今後10年、15年も見られるだろうことは素晴らしい」と答えた。

ティームとチチパス、今シーズンのツアー最終戦で初優勝を成し遂げるのはどちらか。両者の試合は日本時間18日3時以降に開始予定。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのティーム

(Photo by Rob Newell - CameraSport via Getty Images)