11月16日(土)、富山グラウジーズと対戦したシーホース三河。エース金丸を怪我で欠く中、横浜ビー・コルセアーズから移籍の河村は3Pシュート4本を含む25得点、ガードナーが42得点と大爆発。選手もファンもエナジー全開、点の取り合いとなった激…

 11月16日(土)、富山グラウジーズと対戦したシーホース三河。エース金丸を怪我で欠く中、横浜ビー・コルセアーズから移籍の河村は3Pシュート4本を含む25得点、ガードナーが42得点と大爆発。選手もファンもエナジー全開、点の取り合いとなった激しいゲームは延長戦の末、勝利をおさめた。

昨日に続き、本日17日(日)も、ホーム・三河の物産展、グルメが味わえる「MIKAWA祭」が開催されている。集まった多くのファンに連勝を届けられるか。

-試合結果-
三河 〇106 ‐ ●99 富山
(三河通算成績4勝10敗)

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1Q 三河 21–21 富山

 

両者譲らず、激しい打ち合いに

スターティング5は、#2岡田、#9森川、#11熊谷、#32桜木、#54ガードナー。

連敗を止めたい両チームの対戦は、序盤から激しい点の取り合いとなる。#0ライオンズを中心に内外バランス良く得点を積み上げる富山に対し、三河は#54ガードナーのポストアップからオフェンスを組み立てて渡り合う。#2岡田がファストブレイクで連続得点を挙げるも、富山#25葛原、#9水戸に決め返され、21-21の同点で1Qを終えた。

2Q 三河 40–40 富山(三河 19–19 富山)

拮抗した展開が続き、同点で折り返す

スタートは、#1川村、#7長野、#24加藤、#32桜木、#54ガードナー。

#32桜木のポストアップから#7長野が3Pシュートを2連続で決めると、今度は#7長野のノールックパスを受けた#32桜木がジャンプシュートを沈める。#7長野が7点、#32桜木が8点でオフェンスを引っ張るが、富山も#0ライオンズが8得点をマークして応戦。終始1ポゼッション差で推移し、40-40の同点で試合を折り返す。

3Q 三河 57–65 富山(三河 17–25 富山)

17-0のランを喫して、8点ビハインドを背負う

スタートは、#2岡田、#9森川、#11熊谷、#32桜木、#54ガードナー。

#9森川のドライブから#11熊谷が3Pシュート、#2岡田のアタックのリバウンドを#54ガードナーが押し込み、積極的なオフェンスから5点のリードを奪う。しかしターンオーバーから富山に走られ、一気に流れを明け渡して17-0のランを献上。#1川村の3Pシュートとフリースローで食らいつくも、8点のビハインドで最終Qを迎えた。

4Q 三河 90–90 富山(三河 33–25 富山)

ガードナー18点の大爆発も、土壇場で追いつかれてオーバータイムへ

スタートは、#1川村、#7長野、#24加藤、#42オトゥーレ、#54ガードナー。

激しいディフェンスで富山のリズムを狂わせて、立ち上がりからの2分間を無失点に抑えると、セカンドチャンスから#42オトゥーレ、#54ガードナーが得点を重ねて2点差に迫る。

その後は得点しては富山に突き放される展開が続くが、残り2分に#54ガードナーのバスケットカウントで逆転。#1川村が3Pシュート、#54ガードナーのフリースローで1分を残して5点のリードを奪うも、富山#22ペッパーズに連続3Pシュートを許し、さらに残り1秒に#0ライオンズに3Pシュートを決められて、90-90でオーバータイムへもつれ込んだ。

EX 三河 106–99 富山(三河 16–9 富山)

ガードナー、川村 エナジー全開。アリーナ一丸で接戦を勝ち取る

スタートは、#1川村、#7熊谷、#15根來、#42オトゥーレ、#54ガードナー。

#11宇都を中心にオフェンスを組み立てる富山に先手を取られるが、#54ガードナーがリバウンドをもぎ取り、#1川村が3Pシュートを射抜いて同点に追いつく。アリーナの大青援をエナジーにして、集中力の高いディフェンスで富山のターンオーバーを誘発。#54ガードナーがパワーアタックでリードを奪う。

富山は3Pシュートで反撃を試みるも、#54ガードナー、#11熊谷がリバウンドを奪って得点を許さず。ファウルゲームでのフリースローを#54ガードナー、#1川村が決めて、106-99で激戦を勝ち取った。

■シーホース三河 PG/SG #1 川村卓也 ヒーローインタビュー

ー今日の勝利おめでとうございます!
ありがとうございます!

ー今日の試合前にはどんなことをチームメイトに伝えましたか?
なかなか結果を出せていなくて、苦しい状況が続いていました。その中で悪い原因を探すのではなくて、「みんなで前を向いて、みんなでこの先どうしていきたいかたいか、そういう意思表示をゲームでみんなで表していこう。」ということを声かけしたつもりなので、結果的にもエナジー的にも会場が一体となってシーホースが戦って勝ち取った勝利だと思います。

ー大事なところでの3Pシュートを何本も決めていました。あのときは自分が決めてやろうという気持ちでしたか?
マル(#14金丸選手)が出れなくて、今日は絶対繋がないと行けないと思っていたし、シーホース三河に来てから自分らしいプレーがなかなか出来ていなかったので。マルには悪いんですけれど、今日は絶対自分がチャンスあるなと思って(会場笑)。ただ、チームメイトとして「彼がいないから勝てなかった」と言われるのが嫌だったので。マルもこれで今日は安心して帰れると思いますし(会場笑)、彼を休ませるいいタイミングになったとも思います。

ーシーホース三河に来て、初めてのヒーローインタビューですがいかがですか?
さっきと被っちゃうんですけれど、マルといるとなかなか取れないのでこういう機会が。(会場笑)今日は本当に評価していただいてありがとうございます。(会場笑)

ーファン・ブースター皆さまに一言お願いします。
今日の試合・勝利をこれからのシーホースの転機となるように、これからまた悪いときもいいときもあると思いますけれど、みんながバラバラにならないでシーズン終盤までみんなで一緒に戦いと思いますし、明日も勝ってこそ今日の勝ちの意味があると思いので、ぜひ明日も精一杯応援してくれると助かります。僕らもがんばりますのでよろしくお願いします。

■シーホース三河 PF #54 ダバンテ・ガードナー ヒーローインタビュー

ー大接戦・勝利おめでとうございます。
ありがとう!(日本語)

ーガードナー選手自信今日はどんなことを思って試合に臨まれましたか?
とにかくハードにプレーして、チームオフェンスとチームデフェンスをできるように集中しました。

ー試合を振り返っていかがでしたか?
とてもタフな試合でしたが、最後何本かシュートを落としてしまったが、なんとか勝つことができていい試合だったと思います。

ー今日の試合というのはこれからのシーホース三河にとってなにか転機になるでしょうか?
そうですね。この試合で勢いに乗れると思いますので、チーム全員で調子を上げたいと思います。

■シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木 貴美一 試合後コメント

今日は#14金丸選手が怪我をして出場できないということで、みんなでカバーしようと最後の最後までエナジーを出してくれたと思います。最近の試合では終わり方・クロージング、4Qのところが悪かったけれども、だんだんと調子が上がってきて、今日は延長でも勝てて、と。

試合の締め、ミスをしないでシュート・リバウンドで終われて非常によかったです。やっと我々がやろうとしていたことが少し出来たかなと思います。これで次にまた負けてしまうと自信をなくしてしまうのですが、こういう接戦で勝つということが選手、チームにとっても自信になります。

明日もう一度ゲームがあるので、しっかり我々のやろうとすることを遂行したいと思います。

■富山グラウジーズ ヘッドコーチ ドナルド・ベック 試合後コメント

ファンの方々にとってはエキサイティングな試合になったと思います。もちろん結果には残念に思っています。ただし、怪我人の状況だったりチームの状況を考えると難しい立ち位置だとは思います。

今日の三河さんの良かった点はベンチのプレーヤーが活躍したことだと思います。また#14金丸選手が出場できない中、#1川村選手があのように出場して活躍したことは大きかったと思います。また#32桜木選手も「ビッグマン」のポジションでローテーションができるで、富山にとっては難しいローテーションになったと思います。

ただ、私達がハードにプレーできたことに関してはよかったと思います。リバンドで16の差があるのでそこが大きかったと思いますし、フリースロー・ファールといった点でも差があったと思います。しかしその点についても調整していかなければならないと思います。