第21節は早大との対戦。65分に先制を許すと、そのまま得点を奪えず0―1で試合終了のホイッスル。今季最多となる1364人の観衆の前で、勝利を披露することはできなかった。

 試合前時点で勝ち点18の早大に対し、勝ち点55と3倍以上の差があり、すでに優勝を確定させていた明大。2部降格の危機により「(攻撃に)出てくることは分かっていた」(栗田大輔監督)。早大の攻撃を封じるため、ここ数試合では守備時に4―4―2のフォーメーションへ移行していたところを、攻守ともに32―3―2のフォーメーションで挑んだ。しかし「早大の気迫に押されてしまった」(栗田監督)。目論見通りのサッカーは叶わず。両サイドからのクロスはことごとくコースを外れ、空中戦でも競り負ける場面が目立った。「全て跳ね返されてしまった」(岡庭)。攻守ともに後手に回ることが続く中、65分には佐藤亮主将のシュートからカウンターで先制を許してしまいこれが決勝点に。失点後に強い明大の姿が今試合では影を潜め、90分を終えた。

 公式戦で黒星を喫したのは7月3日の天皇杯・川崎フロンターレ戦以来、実に18戦ぶり。「まだまだ甘さがある。また1週間かけて修正できれば」(佐藤亮)。インカレに向けた仕切りの1敗となるか。3月から続いた長いリーグ戦も、ついに次節が最終戦。相手は2位・桐蔭横浜大。「明大らしいサッカーをして勝つ」(岡庭)。笑顔でフィナーレを迎えたい。

[高野順平]

試合後のコメント

栗田監督

――試合を振り返っていかがですか。

 「早大さんの気迫が出て、うちの足りないところが出たなというゲームでした。川崎フロンターレ戦もそうですが、集中応援でたくさんの人に来ていただいたのに、そういうゲームで勝利を見せられなかったことがみなさんに申し訳ないという気持ちです」

佐藤亮

――早大の気迫が目立っていました。

 「早大が1点取ってからはそういう気迫というか、1点を守りきる執念は見られました。それでも点を取れる場面はあったので、決めきれなかったことが結果として相手に負けたことにつながったと思います」

瀬古

――次戦への意気込みをお願いします。

 「最終戦ということで、今日の集中応援のようにすごく注目される試合になると思います。さすがに連敗はできないので、次の試合でまた明大として圧倒したいと思います」

岡庭

――集中応援日ということで多数の観客が応援に集まりました。

 「多くの方が来てくださって、チアや応援団や吹奏楽の皆さんが来てくれた中で勝利したかったです。自分たちの力不足というか、こういう日もあるので、また練習からやっていきます。来てくださってありがとうございます」