■「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10日~17日/室内ハードコート)現地16日の大会7日目。男子シングルス準決勝、男子ダブルス準決勝が行われる。男子シングルスでは…

■「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10日~17日/室内ハードコート)

現地16日の大会7日目。男子シングルス準決勝、男子ダブルス準決勝が行われる。

男子シングルスでは、世界3位のロジャー・フェデラー(スイス)、世界5位のドミニク・ティーム(オーストリア)、世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)、そして世界7位アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の4名が決勝トーナメントに勝ち残った。

フェデラーが準決勝で対戦する相手はチチパス。両者は今回が今シーズン4度目の対戦となり、過去対戦成績はフェデラーの2勝1敗だ(「ATP1000 ローマ」でのフェデラーの試合前棄権は除く)。

38歳のフェデラーは今大会5日目のグループリーグ第3戦で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)から4年ぶりの勝利を挙げ、3年連続・通算16回目の決勝トーナメント進出を果たした。一方の21歳チチパスは、ツアー最終戦初出場で初の決勝トーナメント進出。

男子テニス界の「生きる伝説」と成長著しい若手の対戦は、どちらに軍配が上がるか。試合は日本時間23時以降に開始予定だ。

そしてもう一方の準決勝は、今大会好調なティームと前年優勝者ズベレフが激突する。両者の過去対戦成績はティームの5勝2敗、最後に対戦したのは2018年6月の「全仏オープン」準々決勝で、その時はティームがストレートで勝利した。

26歳のティームは今大会のグループリーグで、フェデラーとジョコビッチに立て続けに勝利し自身初の決勝トーナメント進出を果たした。対する22歳ズベレフはグループリーグ第3戦で、ラファエル・ナダル(スペイン)、ダニール・メドベージェフ(ロシア)と決勝トーナメント最後の1枠を争ったが、きっちりと勝利を収め自力での2年連続準決勝進出をしてきた。

ティームが初の同大会決勝進出なるか、それともズベレフが2年連続で決勝の舞台に進むか。両者の準決勝は日本時間17日5時以降に開始予定。

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「Nitto ATPファイナルズ」は年間獲得ポイントの高い上位8人(ダブルスは8組)が出場。4人(4組)ずつのグループリーグを戦い、各グループ上位2名(2組)が決勝トーナメントへ進むというルール。

【11月16日の対戦カード】

◆「Nitto ATPファイナルズ」

男子シングルス準決勝

[6]ステファノス・チチパス(ギリシャ)対 [3]ロジャー・フェデラー(スイス)

[5]ドミニク・ティーム(オーストリア)対 [7]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)

男子ダブルス準決勝

[5]レイブン・クラーセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)対 [1]フアン セバスチャン・カバル(コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)

[7]ピエール ユーグ・エルベール(フランス)/ニコラ・マウ(フランス)対 [2]ルーカシュ・クボト(ポーランド)/マルセロ・メロ(ブラジル)

(テニスデイリー編集部)

※写真は左からチチパス、フェデラー、ズベレフ、ティーム

(Getty Images)