アメリカ・ニューヨークで開催されている「全米オープン」(8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第21シードのイボ・カルロビッチ(クロアチア)がルー・イェンシュン(台湾)を4-6 7-6(4) 6-7(4) 7-…

 アメリカ・ニューヨークで開催されている「全米オープン」(8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第21シードのイボ・カルロビッチ(クロアチア)がルー・イェンシュン(台湾)を4-6 7-6(4) 6-7(4) 7-6(5) 7-5で下した5セットマッチの試合において、全米オープン最多となる61本のサービスエースを記録した。

 身長211cmのカルロビッチは、1999年の全米準々決勝でリチャード・クライチェク(オランダ)が樹立した49本のエースの最多記録を破った(ちなみにこの試合のクライチェクは敗れている)。  カルロビッチは、ルーとの競りに競った5セットの過程で、29回あったサービスゲームのうち、28回をキープした。その中で彼は10本のダブルフォールトをおかしている。  カルロビッチは第2セットだけで、22本のサービスエースを記録した。これは同日に第2シードのアンディ・マレー(イギリス)がルーカシュ・ロソル(チェコ)に対する、6-3 6-2 6-2の3セットの試合で決めたサービスエース数の倍に当たる。  一試合におけるエースの最多記録は、ジョン・イズナー(アメリカ)による113本だ。これは、第5セットが70-68にまでおよんだテニス史上最長試合の、2010年ウインブルドン1回戦、イズナー対二コラ・マウ(フランス)の熱戦の際に実現されたものだ。(C)AP