「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10日~17日/室内ハードコート)の大会4日目、男子シングルスのグループ「アンドレ・アガシ」第2戦で、世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)が世界7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦。ネットに出る積極的なプレーを見せたチチパスが6-3、6-2で勝利した。試合時間は1時間13分。

両者は過去に4度対戦しており、チチパスが3勝1敗。初対戦の2018年「ATP500 ワシントンD.C.」で敗れて以降はズベレフに負け無し。これで4連勝とした。この試合にストレートで勝利したチチパスは、ツアー最終戦初出場ながら、グループ「アンドレ・アガシ」の中で決勝トーナメント進出一番乗りを果たした。

第1セットの終盤でブレークに成功して先行したチチパスは、第2セットでもズベレフを圧倒。最後はセンターにエースを決めて大きくガッツポーズ。ストレートで勝利を手にして決勝トーナメント進出を決めた。

勝利したチチパスは試合後のオンコートインタビューで「今日もまた全てが上手くいった」「会場の雰囲気は素晴らしいし、大勢の観客が自分をサポートしてくれている」と語った。

また、「ここに来て僕のチームは本当に良い仕事をしてくれている。スペシャルな場所でスペシャルな力になっている」「良いパフォーマンスが続いているので、次も自分なりに良い試合をしたい」とも語っている。

チチパスはこの試合、17回ネットに出て、そのうち16回でポイントを獲得。積極的なプレーを確実にポイントにつなげた。一方のズベレフは途中からアンフォーストエラーが増え、流れを取り戻すことができなかった。

チチパスは次戦で、グループリーグ1勝1敗のラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。一方の敗れた前年度優勝のズベレフは、グループリーグ0勝2敗のダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。

グループ「アンドレ・アガシ」第2戦を終えた時点では、ナダル、ズベレフ、メドベージェフともに残り一枠となった決勝トーナメントへの進出の可能性が残っている。それぞれが決勝トーナメントへ進出するための条件は、ATP(男子プロテニス協会)によると以下の通り。

【ナダルが決勝トーナメントへ進出する条件】

ナダルがチチパスに勝利し、メドベージェフがズベレフに勝利。

【ズベレフが決勝トーナメントへ進出する条件】

ズベレフがメドベージェフに勝利。

あるいは、ズベレフがフルセットでメドベージェフに敗れるも、チチパスがナダルに勝利。

【メドベージェフが決勝トーナメントへ進出する条件】

メドベージェフがストレートでズベレフに勝利し、チチパスがナダルに勝利。

ズベレフは第3戦で勝利すれば自力で決勝トーナメント進出を決めることができ、一歩リード。ナダルとメドベージェフは、自身が勝利しても、もう一試合の結果が絡んでくる。

混戦の中、誰がもう一枠に入るか注目される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのチチパス

(Photo by Julian Finney/Getty Images)