写真:ジャパンオープンの早田ひな(日本生命・写真左)・張本智和(木下グループ・写真右)/提供:ittfworld<ITTFワールドツアー・オーストリアオープン 2019年11月12日~11月17日>13日、オーストリアオープンの混合ダブルス…

写真:ジャパンオープンの早田ひな(日本生命・写真左)・張本智和(木下グループ・写真右)/提供:ittfworld

<ITTFワールドツアー・オーストリアオープン 2019年11月12日~11月17日>

13日、オーストリアオープンの混合ダブルス予選2回戦に張本智和(木下グループ)/早田ひな(日本生命)ペアが登場した。日本ペアは、ヤコブ・ディヤス/ナタリア・パルティカ(ポーランド)に対し、1ゲーム目こそ奪われるもゲームカウント3-1で勝利し、本戦進出を決めた。

張本・早田ペア、ポーランドのパワーに苦しむも勝利




写真:スウェーデンオープンのパルティカ(写真左)・ディアス(写真右)/提供:ittfworld

ポーランドペアの女子選手・パルティカは、生まれつき右手と前腕がない。パラ五輪のシングルスで4大会連続金メダルに輝くなど圧倒的な実績を持つ。2008年の北京大会では、五輪とパラ五輪の両方に出場した初の卓球選手として歴史に名を刻んだ。ポーランドを代表する選手の1人で、東京パラ五輪でもメダルの最有力候補として名が挙げられている。

試合では、日本ペアがポーランドペアのパワーに苦しみ、1ゲーム目を落としてしまう。2ゲーム目以降も、ディアス/パルティカペアは前陣での連打や中後陣からの引き返しなどラリーの展開に強く、各ゲーム競り合いが続く。しかし、ラリーになる前の展開での得点や、ラリーでも簡単なミスをせず粘り強く戦った張本・早田ペアが3ゲームを連取し、逆転勝ちを収めた。

これで張本/早田ペアは本戦進出が決まった。6月のジャパンオープンでは準優勝を果たした張本/早田ペア、オーストリアの地でどこまで勝ち上がるのか。2人の戦いから目が離せない。

詳細スコア

〇張本智和/早田ひな 3-1 ディヤス・ヤコブ/ナタリア・パルティカ(ポーランド)
9-11/11-7/11-7/11-6

文:ラリーズ編集部