「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10日~17日/室内ハードコート)のグループ「アンドレ・アガシ」第1戦で、世界4位のダニール・メドベージェフ(ロシア)を破った世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)。そのチチパスが試合後の会見での全容は以下の通り。(後編)

Q:クリス・カーモード(ATP会長)とお話したのですが、後数週間でATP会長から退任されます。彼がテニス界に残している功績等はあるとお考えですか?

「彼とはいい関係を築いたと思うよ。結構知っているんだよ。だからさみしくなるよね。ATPとして、ツアーとしてよくなる様に色々尽くしたと思うよ。彼の功績はプラス面が多いと思っている。もっと続けたらいいのにとは思うけど、残念ながら退任するから数か月後にどうなるかわかるだろうね。残念だけど、どうしようもないことだからね」

Q:あなたはこのイベントを初めて見たのが2010年とかと言われました。それから約9年間、この大会に出られるまでにどういう道のりを歩みましたか?実際、大会に出て想像していたような試合になりましたか?

「この大会は2010年が初めてでしたっけ?」

Q:2009年です。

「2009年?質問は今日どう思うか?って事ですか?」

Q:ここにたどり着くまで何をされましたか?これに出るのを長く待ち望んでいたと思います。実際に勝利をして、それは夢に見ていた勝利でしたか?

「実際、夢見ていたよりさらに素晴らしい気持ちさ。(笑)6-2,6-1の様な勝利は無いとは思っていたからね。とにかく、試合の展開は自然と流れができる。僕は常に冷静を保つように努力した。文句も言わなかったし、怖いわけじゃないからね。だからプレーは非常に積極的にできたと思う。もっとブレークできたとは思う。でも、運もあったからね。でも、それが試合だし、とにかく、ファイナルズでのスタートとしては文句ない。なんか今日はすごく落ち着いていたと思う。理由は分からない。コートに立つことでリラックスできているのかもね。なんか安心した感じで怖いものはない感じだった。コートの上に立てるだけですごい気持ちが高ぶるし、夢に見た舞台だからね。特別だよ」

Q:お父さんとパトリック・ムラトグルーがチームのコーチとして参加されています。関係はどうですか?何か個別に担当とか分かれているのでしょうか?

「最高のチームで最高のものを準備してもらえている。(笑)パトリックには本当に感謝だよ。最高のコーチだね。他の人がどう思うかは分からない。でも、彼とはしばらく一緒にやっているけど、彼がテニスを通じて見ているもの、想像力も含めてすごく個性的だと思う。テニスは本当によく知っているよね。今日の戦いに彼の影響は間違いなく出ているよ。もちろん、彼と父で話し合ってもらっている。とにかく、何か上手くいかない時などは彼にアドバイスを求める。または、何か変えたい時とかね。パトリックと父のチームで好きなのは、二人とも全く違う個性だからね。父は色々と話をするタイプ。父はパトリックより僕の心配をしている。パトリックはとにかくいい人。優しい。言うことに関しては的確に言ってくる。余計な話をしない。彼が言う事をやってみると対外いい結果が付いてくる。観察力と観点が鋭い」

Q:今年、ビッグ3と対戦しています。全員に勝ちました。3人の中で誰が一番勝つのに苦労しましたか?

「ナダルだろうね。みんなそう言っているし、僕も本当にそう思う」

Q:なぜですか?

「まず、ナダルとの試合は緊迫する。彼の戦う魂がすごいからね。スピードやコート上の動きなど見れば分かるけど、すごい。コートすべてをカバーしている感じだよ。だから、ウィナーショットとか打てないし、積極的なプレーの組み立てもやりにくい。とにかく、彼自身が自分に対する信念とか戦う魂がすごいのと、ナダルのフォアハンドとか史上最高のフォアハンドだからね」

(テニスデイリー編集部)