第95回関東大学バスケットボールリーグ戦

1部入替戦 1回戦

11月12日(火)駒沢オリンピック公園屋内球技場


●東洋大67-70神大


 18|1Q|19

 20|2Q|13

 19|3Q|18

 10|4Q|20


スターティングメンバー

24 ラシードファラーズ

5 栁澤優

22 和田麗空

14 田代幹

38 福井歩



驚異の運動能力を見せる和田

チーム最多25点を奪ったラシード



 入替戦進出を決めたリーグ戦最終節から2日を空け迎えた1回戦。1部10位の神大を相手にチャレンジャーの東洋大は1Qから一歩も引かず戦い、試合終了直前までリードしていたものの、ファールが重なり最後は神大のFTで敗北を喫した。


 互いに1部昇格・2部降格が懸かった試合なだけに1Qから両者譲らない展開となる。開始30秒で神大の絶対的エース小酒部に3点を先取されたところから連続点を入れられるも、田代(済3=桐光学園)やラシード(済4=越谷西)の3PTSからすぐに取り返した。またここから和田(済3=東海大相模)が俊敏なドライブで神大DFを2人かわしてシュートを放つプレーや福井(済4=日大山形)のアシストなどで東洋大がペースをつかみはじめる。

 2Qも庄子(済1=聖和学園)のジャンパーや主将・加藤(済4=横浜清風)らが躍動。またゾーンプレスを仕掛け神大得点の抑え込みを図る。これが功を奏したのか2Qの神大得点を13点に抑えて38-32で6点リードし前半を終えた。


 3Qでも東洋大の攻撃の足は止まらなかった。まずラシードがインサイドで存在感を示す。バスカンも決めて流れを引き寄せると、オフェンスリバウンドからボールを手にした加藤がゴール裏から放ったボールがネットをくぐるスーパーショット。味方のボルテージは急上昇し、完全に試合をモノにした。


 かと思われたが4Qで神大が1部校の意地を見せた。

 東洋大のDFを完全に封じ込め、小酒部を中心に猛追。2本の3PTSを許し、残り2分時点で逆転されてしまう。丹波(済1=常磐大)のパスカットからラシードが速攻で攻めるも後一歩手が届かない。またラスト20秒で2回のFTを沈められ3点をリードされる。ラストプレー、田代が同点を狙ったスリーを放つもリングに嫌われ、67-70で入替戦1回戦を落とした。


 「どこか人任せになっていた」。そう栁澤(済4=桐光学園)が話すように、リングに向かう姿勢があと少し神大に及ばなかった。2回戦を落とせば、2部残留。4年生は引退となる。創部初の1部進出を決め、最後笑ってシーズンを終えられるように。勝利だけを目指して2回戦を戦う。





◾️コメント

・佐藤ヘッドコーチ

全体的に見て逆にこっちが思い描いていた形でいっていたがやっぱり最後の最後、神大さんには最後決め切れるプレーヤーがいるのとこっちが決め切れるプレーヤーがいない、その差だった。ただ、ほぼプラン通りにいっていたのでこれをネガティブに考えるわけではなく、4位で入れ替え戦に行ったと思えばそういうアドバンテージから始まるという、そういうイメージでいけばいいと思う。今日は大事なところでの消極性と積極性の違いが命運を分けたのだと思う。(勝利の糸口は見つかったか)一回肌を合わせてやったのであとはここまで来ると勝ちたいという気持ちが強いチームが勝つと思うし、もう技術的な部分にかんしては今さらどうのこうので上がるわけではないので、明日の一戦に集中するだけ。(試合前に選手にかけた言葉は)チャレンジャーなので特に上がることなく、何かを守るほうがきついはずなのでそこはやっぱり自分たちは思いっ切りいこうと。それだけしか話していない。(次戦に向けて)まずタイに持ち込まないと1部昇格はないので、全力を尽くしたいなと思う。


・栁澤(済4=桐光学園)

3Qまでは自分たちのペースでできていたが、4Qの部分で、やっぱり1部でずっとやってきた相手なので気持ちの部分で受けになってしまったのかなというところが反省点。相手が激しくプレーを仕掛けてくるのに対して、どこか人任せになってしまったところがあった。自分たちは1人で戦うバスケットでは絶対に弱いチームだと思うので、ずっとリーグ戦をやってきたチームで勝つバスケットをやらないと明日もまた同じような形になってしまう。明日はそこを切り替えてやっていきたい。反省するところは反省して、明日明後日は切り替えてポジティブにやって、いいゲームをするのではなくて勝ち切って終わりたい。



TEXT=渡部穂乃花 PHOTO=渡部穂乃花、稲村真織