ダニール・メドベージェフ(ロシア)は、初出場となる「Nitto ATPファイナルズ」(11月10日~11月17日/イギリス・ロンドン/室内ハードコート)で、ロシア人としてただ一人、同大会で優勝したニコライ・ダビデンコ(ロシア)に続こうとしている。

今から10年前の2009年。ダビデンコは「ATPファイナルズ」グループステージでラファエル・ナダル(スペイン)を、準決勝でロジャー・フェデラー(スイス)を、そして決勝でフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)を退け、ロシア人として初の最終戦王者となった。

現在23歳で世界ランキング4位のメドベージェフは、最終戦デビューとなった今大会において、世界ランキング1位のナダル、6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)、7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と同じグループで戦っている。

メドベージェフはシーズン最終戦への出場権を獲得した際「ロシアの若いテニス選手は、みんなダビデンコのようにこのタイトルを獲得することを夢見ていると思うよ。ロシア人でそれを成し遂げたのは彼だけだからね。だから最終戦に出場できることは本当に嬉しい。この大会で、母国を代表する気持ちで、いいテニスをして試合に勝ちたいね」と語っている。

2019年は彼のベストシーズンと言えるほど、メドベージェフは多くの勝利を収めた。身長198cm、右利きのメドベージェフは今シーズン59勝を挙げ、9回決勝に進出、4回の優勝は今季最多優勝のドミニク・ティーム(オーストリア)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)の5回にあと1回と迫っている。

また「ATP500 ワシントンD.C.」「ATP1000 モントリオール」「ATP1000 シンシナティ」(優勝)、「全米オープン」「ATP250 サンクトペテルブルク」(優勝)、「ATP1000 上海」(優勝)と6大会連続で決勝に進出。現役選手の中で6大会以上連続で決勝進出を果たしているのは、ナダル、ジョコビッチ、フェデラー、アンディ・マレー(イギリス)のビッグ4と、彼だけだ。

だが「Nitto ATPファイナルズ」の前に出場した「ATP1000 パリ」では、初戦でジェレミー・シャルディ(フランス)にフルセットで敗退。メドベージェフは「僕は自分のプレーに自信を持っている。パリでの結果は、僕が望んでいたものにはならなかったけれど、これがテニスだよ。ジェレミーは素晴らしい試合をした。僕にもチャンスはあったのに、それを活かすことができなかった。すべての試合に勝敗があり、引き分けはない。今回は負けたけれど、ファイナルズでもいいプレーができれば、必ずチャンスがあると信じているよ。だから、いいプレーをするだけさ」

メドベージェフは11月11日に行われた「Nitto ATPファイナルズ」初戦でチチパスと対戦。それまで対戦成績5勝0敗とリードしていたチチパスに対し、第1セットはタイブレークに持ち込むが取られ、第2セット終盤にはブレークを許して、そのままストレートで敗れた。11月13日の日本時間深夜に行われる第2戦では、ナダルと対決の予定。

※写真はメドベージェフ

(Photo by TPN/Getty Images)

翻訳ニュース/ATPTour.com