インカレ2日目は女子エペの個人戦が行われた。出場選手5名のうち3名が決勝トーナメントに進出したが、1、2回戦で敗退し入賞には届かず。団体戦への雪辱を誓った。 課題の残る結果となった。インカレデビューとなった1年生の中村悠里(営1=成立学園…

 インカレ2日目は女子エペの個人戦が行われた。出場選手5名のうち3名が決勝トーナメントに進出したが、1、2回戦で敗退し入賞には届かず。団体戦への雪辱を誓った。

 課題の残る結果となった。インカレデビューとなった1年生の中村悠里(営1=成立学園)は「何をしたら良いか分からなくなってしまった」。本来の持ち味を発揮できず予選敗退となった。小佐井彩花(総数1=宇土)も同じ結果に終わったが、「1年生からインカレの舞台に立てたことは大きな経験だと思う」(小佐井)と前向きに捉えている。経験を強さにさらなる飛躍を目指す。

 その一方で、決勝トーナメントに進出した星純玲(理工4=宇都宮中央女子)は調子が悪かったわけではないが、「相手のペースに合わせてしまった」(星)。自分の間合いに持ち込むことができず、1回戦敗退。また2回戦に進出した森本菜月(農4=岡山大安寺中等校)は「相手を動かして自分の得意なところに持っていくことができた」とポイントを獲得時には好感触を得るも、2回戦敗退と悔しい結果に。インカレ初出場の2年生・高木綾(農2=東亜学園)と初出場ではあったが、堂々たるプレーを見せた。「持てる技を全て出し切れた」。しかし、2回戦で焦りが生じ惜しくも敗退となった。それぞれに見えてきた課題を修正し、団体戦に繋げる。

 雪辱を果たす団体戦にしたい。仲間のミスをカバーできるかが勝負のカギとなる。「頼れる先輩がいることを忘れずにプレーしたい」(中村)。関カレは準優勝に終わっているだけに、優勝がほしいところ。大黒柱の4年生も「まずは一戦目から頑張りたい」。勝利を積み重ねた先に優勝は待っている。

[市瀬義高]

試合後のコメント

森本

――監督からアドバイスされたことを教えてください。

 「監督には足が止まらないように、動くステップを踏むようにということを言われました。練習でもフットワークをメインに練習しているので、そこは他の選手にも負けない部分です」

高木

――練習で意識していることを教えてください。

「相手をアタックに誘うことが得意なのでそこを一番意識して練習しています。今日も出せたと思います」

中村

――初舞台でした。緊張はしましたか?

「緊張はありましたが、一年生だから思い切ってやろうという気持ちで臨みました。でもまだ経験が足りないというか、雰囲気に飲まれてしまった部分がありました」