肝臓に脂肪がたまりすぎる脂肪肝は、血管の動脈硬化を進めるため、心筋梗塞や肝臓がん、脳卒中などさまざまな病気につながるこ…
肝臓に脂肪がたまりすぎる脂肪肝は、血管の動脈硬化を進めるため、心筋梗塞や肝臓がん、脳卒中などさまざまな病気につながることも。
原因は主にアルコールを多量摂取する人に起こりやすい疾患といわれてきましたが、甘いものや脂っこいものの食べ過ぎによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)も増えています。
生命活動を行うのに不可欠な働きをする肝臓の機能を知っておきましょう。
① 代謝機能
食事から摂取した栄養を、体内で必要なエネルギーに変える機能
② 解毒作用
アルコール、アンモニア、薬など体にとって有害な物質をろ過し無害化する
③ エネルギーの貯蔵
脳に必要なエネルギー(グルコース)をいつでも供給できるように貯蔵
④ 胆汁の生成
消化酵素を作り、血中のコレステロール値を調整。脂質の消化吸収を助ける
肝臓が疲れていると、どんなことが起きるでしょう?
本来解毒されるはずの老廃物は、ろ過できなくなるためそのまま体内に残ります。
・合わせて読みたい→
外食が多い方は注意!飽和脂肪酸を抑えるコツ(https://cocokara-next.com/food_and_diet/caution-those-who-eat-out-often/)
脂肪肝とは?
エネルギーとして代謝しきれなかった栄養は中性脂肪となり蓄積されます。
脂肪肝とは肝臓に中性脂肪が過剰蓄積した状態です。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれているように、ほとんど自覚症状はないと言われています。
自覚症状が出たときにはかなり進行している・・・ということが少なくないのです。
脂肪肝を防ぎましょう!
・主食・主菜・副菜をバランスよく摂取し、良質なたんぱく質をとりましょう。
・野菜や海藻、きのこ類などをとって食物繊維やビタミン類をとるようにしましょう。
・必須アミノ酸のひとつ「リジン」は肝臓の働きをサポートしてくれるので積極的に摂取しましょう。
・運動は定期的にしましょう。
・甘いもの、脂っぽいもの、お酒はほどほどに。
まずはやれることから!
続けるポイントは無理な目標はたてず、毎日コツコツと続けることです。
自分の生活にあった毎日、着実に続けられる目標を設定しましょう。
運動と食事、両方に気を配ることが脂肪肝予防の条件です。
身体を守る為にまずは自分の「数値」を知りましょう。
・γ—GTP
・総蛋白
・アルブミン
・AST (GOT)
・ALT (GPT)
など肝機能に関わる数値は定期的にチェックしておきましょう。
身体の調子がなんとなく悪い・・・
疲れが取れない・・・
そんな身体の声に耳を傾けていますか?
ライフスタイルのなかで常に「予防」を意識することで病気になるリスクを下げることができます。
[記事提供:HOWZAP 【ハウザップ】 ライザップが運営するボディメイク情報マガジン (http://how.rizap.jp/)]
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