右胸筋を痛めて故障者リスト(DL)入りしているレッドソックスの上原浩治投手が、5日(日本時間6日)のパドレス戦で戦列復帰する可能性があると米メディアが報じている。■地元メディアが伝える、「月曜日にもロースター入りする可能性」 右胸筋を痛めて…
右胸筋を痛めて故障者リスト(DL)入りしているレッドソックスの上原浩治投手が、5日(日本時間6日)のパドレス戦で戦列復帰する可能性があると米メディアが報じている。
■地元メディアが伝える、「月曜日にもロースター入りする可能性」
右胸筋を痛めて故障者リスト(DL)入りしているレッドソックスの上原浩治投手が、5日(日本時間6日)のパドレス戦で戦列復帰する可能性があると米メディアが報じている。ア・リーグ東地区で優勝争いを繰り広げるレッドソックスはブルペンに不安を抱えており、ESPNは「コウジ・ウエハラの復帰は喜ばしい展開となるだろう」と伝えた。
上原は7月19日(日本時間20日)のジャイアンツ戦に登板した際に負傷。右胸筋という珍しい箇所を痛めたこともあり、慎重にリハビリを続けていた。だが、ついに復帰が近づいてきているという。
記事では、上原が29日(日本時間30日)に打撃練習で25球を投げたことを紹介。ジョン・ファレル監督によると、この先は31日(同1日)にブルペンで投球練習を行い、9月3日(同4日)に再び打撃練習に登板する予定だという。
さらに、「もし順調に行けば、ウエハラは来週月曜日(5日)のサンディエゴで行われる3連戦初戦にもロースター入りする可能性がある」と言及。「この1か月、レッドソックスブルペン陣がいかに苦しめられているのかを考えると、コウジ・ウエハラの復帰は喜ばしい展開となるだろう」と伝えている。
上原の離脱後、レッドソックスはセットアッパーを固定できずに苦しんでいると、記事では指摘。「ブラッド・ジーグラーは悪くない成績を残しているが、ファレルは彼を左打者相手に登板させることを好まない。ジュンイチ・タザワやマット・バーンズも不振に陥っている。ミネソタ・ツインズから移籍してきたフェルナンド・アバドは期待外れである」と分析している。
■セットアッパーを固定できず苦しむRソックス
ダイヤモンドバックスからトレードで加入したジーグラーは3勝6敗、防御率2.51とまずまずの成績を残しているが、右下手投げということもあり、指揮官が左打者相手に使うことを避けているという。田澤は防御率4.67、バーンズは防御率4.45、アバドはレッドソックス加入後は防御率5.00と、厳しい数字が並ぶ。
上原も今季は2勝3敗、防御率4.50と苦しんでいたが、実績は確か。負傷が癒え、フレッシュな状態で戻ってくれば、頼りになる存在となる。ファレル監督は記事の中で「ウエハラの回復、ブルペンそして打撃練習の登板での力強さは目を見張るものがある」と話している。
もっとも、記事では「不振に陥っているレッドソックスのブルペン陣だが、準備が整う前にウエハラが戻ってくることはない」とも指摘。ファレル監督も「確実に、健康的なウエハラはブルペンに加わるだろう。そして、彼もそれを感じている。しかし、復帰の為にリハビリを早めるつもりはない」と慎重を期す方針だという。
地区制覇を狙うチームの中で、上原が「切り札」となるのか。レッドソックスの誰もが41歳の復帰を待ちわびていることは確かだろう。