「どうして、知らない国を応援したんだろう。」というキャッチコピーは、11月2日(土)に44日間の日程を終えたラグビーワールドカップ2019™日本大会を象徴している言葉の一つだろう。 大会閉幕翌日の11月3日に東京と大阪の読売新聞…

「どうして、知らない国を応援したんだろう。」というキャッチコピーは、11月2日(土)に44日間の日程を終えたラグビーワールドカップ2019™日本大会を象徴している言葉の一つだろう。

大会閉幕翌日の11月3日に東京と大阪の読売新聞、北海道新聞、岩手日報、静岡新聞、中日新聞、東京新聞、神戸新聞、西日本新聞、大分合同新聞、熊本日日新聞の朝刊で、11月6日には日経新聞の全国の朝刊で展開された新聞広告は、ラグビーワールドカップ2019™日本大会のオフィシャルスポンサーとして「丸の内15丁目PROJECT.」を展開したり、丸ビル外構部に「丸の内ラグビー神社」を建立したりして、ラグビーを盛り上げてきた三菱地所株式会社が掲載したものだ。

「どうして知らない国を応援したのだろう。」という三菱地所株式会社のキャッチコピーには続きがある。

「どうして、他国の国歌を歌ったのだろう。
相手の文化を尊重したのだろう。
身を粉にして人に尽くしたのだろう。

ラグビーは、教えてくれた。

深いリスペクトの精神を。
礼を重んじることの大切さを。
無償で尽くす心の尊さを。

敵と味方に垣根なんて、ない。

そのラグビーの精神が、
見たこともない美しい景色を、
この日本(※)の地に生み出したのだ。

私たちも、そうありたい。

街に生きるすべての一人ひとりと、
あらゆる垣根を越えて、つながりあう。
そして、力強く、魅力的な街をつくる。

いい街づくりは、
人の心を動かす街づくりだ。

私たちは
ラグビーワールドカップ2019™日本大会の感動を、
これからの力に変えていきます。」

と続く。

実は※印の部分は読売新聞(東京版)と東京新聞、日経新聞は「日本」となっているが、北海道新聞は「札幌」、岩手日報は「釜石」、静岡新聞は「静岡」、中日新聞は「豊田」、読売新聞(大阪版)は「大阪」、神戸新聞は「神戸」、西日本新聞は「福岡」、大分合同新聞は「大分」、熊本日日新聞の「熊本」と各都市の名前となっている。そして、使用されている写真も、各開催都市ごとのスタジアムおよびそこで開催された試合の写真(一部除く)となっている。

各新聞社に掲載された広告メッセージ(PDF/全11ページ)

各新聞の三菱地所株式会社の広告を見て、各会場で行われた試合やファンの姿を思い返せば、その地にラグビーワールドカップ2019™日本大会がレガシーを残したことに気づくだろう。そしてラグビーワールドカップがもたらしたラグビー精神は、それぞれの会場ならではの思い出や記憶を刻んだはずだ。