11月20日から鹿児島県で第89回全日本ボクシング選手権(以下、全日)が行われます。そこで全日までのカウントダウン企画として、今年出場する8人の選手をご紹介します。1日目となる今日は、49㌔級の川谷剛史選手です。


 今年のリーグ戦ではトップバッターで全試合に出場し5戦全勝と、チームのリーグ戦初優勝に大きく貢献した川谷選手。そんな今シーズン絶好調の川谷選手には普段の練習から意識していることがたくさんあると言います。この1年で変化した自身のことや今回が初出場となる全日に向けて詳しくお話を伺いました。(取材日・11月9日、聞き手・岡村珠里)



ーーリーグ戦を振り返っていかがでしたか。


自分の仕事っていうのをしっかり意識してできたかなと思います。何回も言っていると思うんですけど、自分は木村蓮太朗くん(営4=飛龍)が大好きなので蓮くんの代で優勝して花を持たせたいっていうのがあったので、自分のできることっていうのをチームのためにやるっていう意識で日常生活も頑張っていたら勝手に結果がついてきました。試合内容はそんなに良くはなかったんですけど。


ーー5戦全勝で階級賞も受賞されましたが。


結果という形ではうれしかったっていうのはあるんですけど、試合内容が階級賞に伴ってないっていうか、まだ自分の改善すべき点っていうのがすごい見つかった試合が多かったので、結果論ではうれしい部分はある反面って感じですかね。


ーーリーグ戦で印象に残っている試合はありますか。


日大戦ですね。墨田宏光っていう選手とやったときに、自分は昨年日大戦で負けて悔しい思いをしたので絶対に勝ちたくて、自分の両親も試合に呼びました。最初減点も取られたので慌てるかなって思ったんですけど、すごい体の調子も良くて絶対に勝とうという気持ちで臨めたので1番リーグ戦の中では印象に残っている試合ですね。


ーートップバッターにプレッシャーを感じていましたか。


確かに感じてはいたんですけど、ウェルター級やミドル級は4ー4で回ってきたりとかして勝敗を分けるので、それはなくて気軽に戦える点では、自分がやるべきことをやるっていう気持ちだけでした。


ーーリーグ戦で見つかった課題はありますか。


やっぱりラウンドの序盤だとパンチを狙いすぎて単発になっちゃうっていうのが目立って、ラウンドの後半になるとスタミナ的にも腰が高くなったりとか、手数が減ってきたりだとかそういうのが目立つ試合内容だったのでそこを改善すべきだと思いました。


ーー今年のチームはどんなチームでしたか。


みんな言うと思うんですけど家族のような感じのチームの雰囲気で、やるときとやらないときのオンオフがしっかりしていて、メリハリのあるすごく雰囲気のいいチームでした。


ーー昨年と自分自身変わったなと思うところはありますか。


昨年までは試合前になると、極力減量に集中して体とあんまり動かしたくないであったりとか、弱い方弱い方、楽な方楽な方に逃げている気持ちが少しありました。でも今年はそういうのを極力無くしてやれるだけのことをやるっていう気持ちに少しずつ向いてきて、ちょっとずつ手を抜かないっていうのもできるようになって、意識高く練習できるようになったいうのは少しあったと思います。


ーー減量はどのくらいするんですか。


6㌔ちょっとです。


ーー大変なこととかは。


そうですね、やっぱり最初の4㌔くらいだったらすとんと落ちるんですけど、最後の2㌔がなかなか落ちなくてキツいですね。


ーー2年生になり後輩もできたと思いますが、後輩はどのような存在ですか。


自分とよく絡んでいる大畑(営1=飛龍)っていう後輩であったりとか、やっぱりみんな家族のような存在だし、みんな技術レベルがすごい高いので、後輩からも色んな技を盗ませてもらったりしてます。よくN T Cに行く金城(営1=菊華)だったりとか見てて自分も頑張らなくちゃっていうのは後輩からも意識的なものでレベルを上げてくれるような存在ですね。


ーーボクシングを始めたきっかけは。


完全に親の強制ですね(笑)

親に「空手かボクシングか選べ」みたいな感じ言われて、「じゃ、ボクシングで」って言ってそっからずっと続けてきたって感じですね。最初はずっと嫌々やってました(笑)


ーープレースタイルは。


アウトボクシングっていう自分の距離で戦うっていうのがメインです。


ーー試合前のルーティンはありますか。


普段の練習のときから意識してますね。普段しないことをやるから緊張すると思うので、試合前に食べるものであったりだとか、靴下を履く順番だったりとか、グローブをつける順番とか、アップするラウンド数であったり、体操であったりっていうのを日頃の練習とそのまま全部同じようにして極力緊張をほぐしてます。そしたらいつも通りにできるかなって感じですね。


ーー憧れの選手や先輩はいますか。


やっぱり蓮くんが憧れっていうか、しっかり背中で語ってくれる選手だったので、それについていってました。


ーー全日を控えた今、特に意識して練習していることはありますか。


自分の武器である距離を取って前の手をつくっていうのを意識しています。特別今からスタミナを追い込むのは、もう2週間ないので自分のをできることをやっています。


ーー最後に全日の意気込みをお願いします。


しっかり一戦一戦を勝ち上がって必ず優勝っていう形につなげたいと思います。


――次の登場は〇〇選手なのですが、どんな選手ですか。


人一倍努力していて、みんなが遊んでる時も1人で練習しているような先輩で、カッコいいなって自分のなかで思ってる選手です。普段日常生活で練習してないときはすごく面白いです!



川谷選手ありがとうございました!

明日の特集もお楽しみに!



◆川谷剛史(かわたに・つよし)

  

学部・学科・学年/経営学部・会計ファイナンス学科・2年

 出身校/豊国

身長・体重/166㌢・49㌔

生年月日/H11・7・21

血液型/A型 

階級/49㌔級 

好きな食べ物/焼肉