[記事提供:カウンセリングのハートコンシェルジュ(株)(https://www.heartc.com/)] 非生産的コミ…
[記事提供:カウンセリングのハートコンシェルジュ(株)(https://www.heartc.com/)]

非生産的コミュニケーションは、その職場の長のコミュニケーションスタイルが大きく影響します。
以下に、「うつや不安を作りやすいコミュニケーションパターン」を示します。
以下のパターンは、多少はだれにでもあてはまるのですが、それが極端に繰り返す場合、部下のメンタルヘルスに深刻な影響を与えます。
・合わせて読みたい→
あなたは大丈夫?パワハラ被害の会話パターン3つ(https://cocokara-next.com/stress/conversation-of-power-harassment-damage/)
【独りよがり型】
自分だけが一生懸命やっているという意識が強すぎ、「なんで皆は、こんなにいいかげんなんだ!」といった思いが強いタイプです。
極端にこうしたコミュニケーションをする人は、強そうに見えますが、実は他人からの批判を恐れていて、融通がきかずに独りよがりで、自分だけが努力しているという思いが強く、道徳や規則をふりまわす傾向がある場合があります。
こうした上司の場合、正しいのは、上司だけで、悪いのは、部下のせいとなりますから、部下は、自信や意欲を失います。
【善意で操作型】
「私は、いいんです。みんながそれでよければ・・・」といった、一見善意に見える対応を繰り返すタイプです。
極端に「善意で操作型」のコミュニケーションをする人は、お節介焼きで、八方美人的ですが、同時に、他人に対して操作的、嫉妬心、独占欲が強い、自分を被害者・犠牲者の立場におく、論理性に欠けるなどの傾向があります。
こうした人たちは、一見人がよくて親切に見えますが、その奥には他人をコントロールしようという意思があります。
他人の気持ちや考えを結局は、自分の都合のよい方向に歪めて理解したりします。「あんないい上司なのに、なんで、部下にうつが多いの??」といった場合には、善意で操作型の上司の隠れたコントロール欲求が影響している場合が少なくありません。
【自慢型】
自分が、自分がという意識が強すぎ、「オレの若いころは、1ヶ月に一度靴を履きつぶしたもんだ」といった自慢話をしてしまうタイプです。
極端に「自慢型」コミュニケーションをする人は、自己中心的で、スタンドプレーが多く、不誠実で、過度の競争心を持つなどの傾向があります。
こうした人たちは、「自分の優秀さ」を過度にアピールし、自分を拒否したと感じる者を徹底的に打倒しようとします。
また、自分が会話の主導権を握らないと不快になることがあります。
このような上司に、意見を言おうものなら、「そんなことを言うのは、10年早い」と怒鳴られてしまうかもしれません。
【アウトサイダー型】
自分は、他人と違うといった意識のもとに、「何をやっても、どうせ他人は、自分を理解しようとしない」、「皆、僕のことを『おかしい』と思っているのではないか?」といった思いにとらわれるタイプです。
極端に「アウトサイダー型」のコミュニケーションをする人は、感情の浮き沈みが激しく、被害者意識が強い、自分の思いにこだわりすぎ、引きこもるなどの傾向があります。
「他人とは違う」という意識が強く、普通であればなんでもないことでも、相手から否定されたと強く感じてしまう場合があります。
あるいは、自分が特別であり、理解されにくいとの考えにとらわれ、自分がどんなに認められていないか不満を述べることもあります。
こうした上司は、部下を信頼しなくなりますから、部下のやる気は著しく損なわれます。
向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)
[記事提供:カウンセリングのハートコンシェルジュ(株)(https://www.heartc.com/)]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。