10月30日(日本時間は31日)のNBAウィザーズの本拠地戦で、21歳の八村塁が自己最多23得点をマーク。本拠地デビュー戦で、ワシントンの観客にも大いにアピールする結果となった。・合わせて読みたい→大谷翔平、八村塁の他にもいる米スポーツで…

 10月30日(日本時間は31日)のNBAウィザーズの本拠地戦で、21歳の八村塁が自己最多23得点をマーク。本拠地デビュー戦で、ワシントンの観客にも大いにアピールする結果となった。

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大谷翔平、八村塁の他にもいる米スポーツで活躍中の日本人とは?(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/nascar-hattorishigeaki/)

前半だけで3ポイントシュートを含む17得点

 

八村は、ハロウィーンを意識した骸骨プリントの全身タイツを着て会場入り。また、ウィザーズと同本拠地である、大リーグ・ナショナルズのユニホームを羽織り、試合前からテンションは高かった。

まずは前半だけで17得点。まずは第1クオーターの残り8分弱のところで、この試合初得点となるフックシュートを決める。

第2クオーターでは、残り10分弱というところでピールからのパスを受け、右サイドから3ポイントシュートを決めた。これまで開幕戦からのロード3連戦では1回も成功していなかっただけに、喜びもひとしおだったようで、ゴールに入った瞬間には手を大きく叩いて喜びを爆発させた。

ハイスコアの惜敗で存在感をアピールする結果に

対戦相手のロケッツは、プレーオフ進出の常連チーム。

この日もNBA最強コンビともいわれるウエストブルックとハーデンは絶好調で、ウエストブルックには終了直前に決勝点を決められ、ハーデンには59得点も決められてしまった。

結果は158対159とウィザーズの負けとなったが、NBAでの延長を含まない負けチーム得点は史上最多タイ。

八村も経験がないと語るようなハイスコアの戦いで、惜敗ながらも存在感を示すことができただろう。

ダンクを阻まれても修正能力の高さでカバー

八村の持ち味は、3ポイントシュートラインとペイントエリアの間からの中距離シュートである。以前からずっと得意としていたシュートを、NBAでもそのままプレーできているようだ。

一方、大学時代のプレーの代名詞であるダンクシュートは、NBAデビュー戦でもチャレンジしたものの、自分より背の高い選手にブロックされ阻まれてしまった。しかし第3戦のスパーズとの試合では、ゴール下でのマークをかいくぐり、利き手とは逆の左手でボールを浮かせるようなシュートを決めるなど、新しいプレースタイルに修正して対応しようとしている。バスケットボール日本代表の馬場雄大も、八村の学習能力を高く評価している。

NBA前半戦の好調ぶりを東京五輪まで維持できるか

ウィザーズのエースはブラッドリー・ビールであり、八村に回ってくるパスは決して多くはない。この試合でも、特に終盤ではほとんどパスが来ることはなかった。そんな状況でも、本人は気にしていないと前向きだ。

ここまで開幕から3試合連続の先発出場、なおかつ2桁得点と、東京五輪イヤーに向けてますますの活躍が期待できそうだ。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]