10月に行われた「リンツ・オープン」で、15歳にしてツアーシングルス初優勝を果たしたココ・ガウフ(アメリカ)。彼女が早くもツアー優勝を成し遂げることができた理由について、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)のコーチのパトリック・ムラトグルーは、「学ぶスピードの早さ」を挙げている。

ガウフは、2019年の最初は世界685位と、まだまだキャリアをスタートさせたばかりに過ぎなかった。にも関わらず、今年の「ウィンブルドン」予選を同大会オープン化以降最年少となる15歳122日で突破。さらに本戦でも1回戦で憧れの存在であるビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)をストレートで撃破すると、ベスト16にまで進出。まさに彗星の如くWTAツアーに現れた。

そして快進撃はこの一大会ではとどまらない。「全米オープン」では3回戦進出、そして「リンツ・オープン」で優勝を飾り、現在世界68位と、トップ100はおろか、トップ50に迫る勢いを見せている。さらにダブルスでも力を発揮しており、「シティ・オープン」、「BGL BNPパリバ ルクセンブルク・オープン」で優勝。ダブルスランキングも78位となっている。

そのガウフはムラトグルーテニスアカデミーを拠点としており、その代表も務めるムラトグルーは、その活躍の理由を「学ぶスピードの早さ」だと語っていると、Tennis World USAが報じている。

「ほとんどの選手は指導すると最初は学ぶがすぐに忘れてしまう。だからもう一度最初から教えなければならない。でも彼女は忘れない。一度学ぶと彼女の中にしっかり残るんだ」

ガウフは「全仏オープン」では予選2回戦で敗退したが、そこから戦術的な問題と取り組むべきことについて話すと、「ウィンブルドン」までに驚くほど進歩したという。

また、「状況に対処する能力が素晴らしく、ガウフが達成できないことはないよ」とムラトグルーはガウフに対して大きな期待を寄せている。

今シーズン、数々の素晴らしい成績を残した15歳の天才少女ガウフ。トップレベルに食い込むまでそう時間はかからないかもしれない。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのガウフ

(Photo by TPN/Getty Images)