■「Next Gen ATPファイナルズ」(イタリア・ミラノ/11月5日~11月9日/室内ハードコート)現地5日、大会初日の男子シングルス1回戦。昨年準優勝で今年第1シードのアレックス・デミノ…

■「Next Gen ATPファイナルズ」(イタリア・ミラノ/11月5日~11月9日/室内ハードコート)

現地5日、大会初日の男子シングルス1回戦。昨年準優勝で今年第1シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)が世界87位のアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)に4-2、3-4、4-1、4-1勝利した。試合後にデミノーが新しい方式に取り組んでいる同大会について記者会見で以下の通り語った。

Q:去年も参加されたことで、この試合形式を経験しているというところは今日の対戦でどのようなアドバンテージが得られましたでしょうか?

「この新しいルール形式では2回目になる。でも、はっきりと厳しい試合になるとは思っていた。とくにこの形式だと何が起こってもおかしくない。一瞬で試合の展開が変わる。だから、第2セットの後は気持ちを切り替えた。セットは取れなかったけど、プレー自体は悪くなかったからね。彼が大事な時にすごいショットが出ただけの話さ。とにかく、“すごいな”と相手をほめて前へ進んで気持ちを切り替えるしかなかった。それがうまくいったと思う。あの困難を乗り越えたのはすごくうれしい」

Q:普段のルールとずいぶん違います。これらのルールは通常のツアーでも採用された方がよろしいと思いですか?それと、コーチングに関してはいかがでしょうか?

「難しい質問だね。テニスがスポーツ選手のための協議と観客が楽しむための協議という境界線が非常に近いところにあるからね。僕としては、アスリートとして、選手として、このルールは好きじゃない。僕の意見だよ。もちろん、多くの人がこのルールが好きであり、逆に多くの人が気に入らないと思う。コーチングに関して、僕はこう思う。でも、大会運営側としては、新たなる、試みやおもしろい取り組みをここミラノで試していると思う。いずれ、時間が経てばこれらの施策が残るかが分かる」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「Next Gen ATPファイナルズ」でのデミノー

(Photo by Julian Finney/Getty Images)