2019年度全日本学生ハンドボール選手権大会が11月8日から12日の5日間に渡って、宮城県の各地で行われます。今年で男子が62回目を、女子が55回目を数える今大会、栄えある日本一の称号を手にするのはどの大学となるのでしょうか。スポーツブルで…

2019年度全日本学生ハンドボール選手権大会が11月8日から12日の5日間に渡って、宮城県の各地で行われます。今年で男子が62回目を、女子が55回目を数える今大会、栄えある日本一の称号を手にするのはどの大学となるのでしょうか。スポーツブルでは女子の1回戦と2回戦(カメイアリーナ仙台 Aコート)の模様をライブ配信及び後日、すべての試合をハイライト動画で無料配信する予定です。

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パワーとスピードが要求されるフィールド上の格闘技

ハンドボールのルールを簡単に説明すると、コートに立てるのはフィールドプレイヤー6人とゴールキーパー1人を合わせた計7人。ドリブルでボールを進めることができ、ボールを持って歩けるのは3歩まで。しかし、ここで注意したいのは、空中でボールを取って着地した場合は1歩としてカウントされないので、場合によって4歩まで歩くことができます。バスケットボールとほぼ同じようなルールではありますが、ここがバスケットボールと大きく違うところです。コートの大きさは40m(長さ)×20m(幅)。バスケットボールの28m(長さ)×15m(幅)より広いだけに、より持久力とスピードを要求されます。

ハンドボールならではの要素は、ゴールから6メートルのラインが引かれている範囲にはゴールキーパーのみ入ることができることです。シュートはこのゾーンの外側から、またはゾーンの内側に向かってジャンプしている状態で打たなければなりません。また、正面からの接触プレーは反則ではないため、格闘技のようなボディコンタクトが見られます。遠くからシュートを放つ力、6メートルライン内に入るジャンプ力などハンドボールでは相当な身体能力が求められます。

昨年は大阪体育大学がアベック優勝

今年が62回目を数える男子は、日本体育大学と筑波大学の2校のみが第1回大会から連続出場を続けています。その日本体育大学は、秋季リーグ戦で14シーズンぶり46回目の優勝を果たしました。昨年のインカレでは準決勝で大阪体育大学に敗れて涙を飲んだだけに、再入学した元日本代表・宮崎大輔選手を加えて4年ぶりの戴冠を目指します。日本体育大学と大阪体育大学は、両校とも順当に勝ち上がれば準決勝で顔を合わせます。

一方の女子は、大阪体育大学が6連覇中です。昨年の決勝戦では24対22で女子では唯一第1回から連続出場をしている東京女子体育大学に勝利しました。この2校を追うのが、昨年のインカレ3位の東海大学と筑波大学です。52回目の今年は、大阪体育大学の連覇が続けられるか注目が集まります。

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