「ATP1000 パリ」で5度目の優勝を飾ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)。そのジョコビッチのサーブのすごさについて、これまで対戦してきた選手たちが理由を語っている。ジョコビッチはこの「ATP1000 パリ」で5試合戦い、全てストレート…

「ATP1000 パリ」で5度目の優勝を飾ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)。そのジョコビッチのサーブのすごさについて、これまで対戦してきた選手たちが理由を語っている。

ジョコビッチはこの「ATP1000 パリ」で5試合戦い、全てストレート勝利を飾った。それも3試合はブレークポイントを握られることすらない完勝。残り2試合についても、初戦となる2回戦では2度ブレークされたものの、決勝では1本ブレークポイントを握られたのみと大会を通して素晴らしいサービスゲームを展開した。

決勝で対戦したデニス・シャポバロフ(カナダ)は記者会見で「ジョコビッチのサーブは調子がよかった。第1セットのファーストサーブの確率は103%とか出したんじゃないかな?でも、本当にジョコビッチがすごい。すごい試合をしたと思うし、今週ずっと調子を維持したからね。ロンドンでの幸運を祈るよ」と、ジョコビッチのプレーに脱帽している。

なぜリターンするのが難しかったのかという質問には「まず、サーブを打ち込む位置がいい。コースが読みにくい。色々と変化を入れてくる。種類が多い。特に今日は位置を相当狙っていたと思う。1回くらいしかチャンスもらえなかったと思う。とにかく堅いテニスをしていたと思うよ」とその理由を語った。

また、ジョコビッチが全てストレート勝利で優勝を飾ったことを伝えるATP(男子プロテニス協会)公式Twitterの投稿に、ライアン・ハリソン(アメリカ)もリプライする形でジョコビッチのサーブのすごさについてコメントしている。

「彼のファーストサーブは本当にすごい。さらにセカンドサーブはほとんどの人が思うよりもずっと跳ねるんだ。攻撃的にリターンすることは難しい。だからたとえサービスエースが少なくても、彼はほとんど全てのポイントで先に攻撃することができるんだ」

そのジョコビッチは、10日に開幕するツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10日~17日/室内ハードコート)へ出場予定。その盤石なサーブを武器に、ツアー最終戦6度目の優勝を飾れるか注目される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 パリ」でのジョコビッチ

(Photo by Jean Catuffe/Getty Images)