東京オリンピックの猛暑対策として、マラソン・競歩の競技を東京にするか札幌にするかで協議されていたが、11月1日、札幌に決定した。東京オリンピック成功に向け、今後の課題をまとめてみた。

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札幌開催の課題

 

 東京オリンピックのマラソンと競歩の会場を札幌に移すことには、いろいろな課題があった。

急な開催地変更により、まずは追加の費用がかかること。具体的には関係者の交通費と競技に使用する構造物等の整備費が追加になる。

札幌で実施する場合には、コースが決まっていないことも大きな課題。札幌では冬期間は雪が積もっているため、コースの測定が難しい。

8月2日の女子マラソン、9日の男子マラソンについては、新国立競技場で観戦するチケットとしてすでに販売されているので、払い戻しが必要になる。

オリンピックが開催される夏は、北海道は観光客が多い時期であるため、オリンピック関係者の宿泊地の確保も課題となるだろう。

IOC・東京都・組織委員会・政府 4者協議の一致事項

国際オリンピック委員会(IOC)、東京都、東京五輪・パラリンピック組織委員会、政府の4者協議では、下記のことが決定した。

1.会場変更の権限はIOCにある
2.マラソン・競歩以外の競技について、会場を変更しない
3.マラソン・競歩の会場変更に伴う新たな経費は、東京都は負担しない
4.既に東京都、組織委員会が支出したマラソン、競歩に関連する経費については、東京都において別の目的に活用できないものは、東京都は負担しない

東京オリンピックの成功に向けて

 東京オリンピック開幕まで9か月を切ったところで、異例の開催地変更となった。

札幌決定にあたり、橋本五輪相は「1日も早くトレーニングできる環境をつくりたい」と話す。北海道知事、札幌市長は「全力で取り組む」「早期に事務的な協議を始める」と述べている。

選手からは、選手として、やるべきことは変わらない、どのような条件・状況でも力を発揮できるよう練習に取り組んでいくとのコメントがあった。

札幌市内では、「五輪マラソン・競歩札幌開催決定」の見出しで号外が配布された。市民からはうれしい、楽しみとの声があがっている。マラソンでは大通公園が発着地として候補に上がっているが、オリンピック優先にしてもいい、日本各地で盛り上がれるのはよいなどの意見も聞かれ、札幌開催による市民の期待は大きいようだ。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]