28日、ソフトバンクはブルペン陣が2点のリードを守れず、5-7でロッテに敗れた。■サファテが復帰登板するも、内川が守備で負傷交代&左足首裂傷と左腕打撲 28日、ソフトバンクはブルペン陣が2点のリードを守れず、5-7でロッテに敗れた。 8回か…

28日、ソフトバンクはブルペン陣が2点のリードを守れず、5-7でロッテに敗れた。

■サファテが復帰登板するも、内川が守備で負傷交代&左足首裂傷と左腕打撲

 28日、ソフトバンクはブルペン陣が2点のリードを守れず、5-7でロッテに敗れた。

 8回から投入したスアレスが1点を失うと、森福允彦が左の鈴木大地に同点打を浴び、続く五十嵐亮太は井口資仁に勝ち越し犠飛を許す。五十嵐はさらに田村龍弘に2点打を浴びるなど、3投手で一気に5点を失った。スアレスは前回登板(25日の楽天戦)でもリードを守れず、2試合連続の黒星で5敗目。工藤公康監督は、失点を重ねた3投手についてかばうようにこう話した。

「スアレスは、コンディショニングの問題ではないだろう。(前回登板から)まるまる2日空いているからね。ただ、前の試合のこともあるので精神的なものはあるのかもしれない。(森福と五十嵐は)打たれることもあるし、抑えることもある。とにかく(マウンドに)行ったときには全力を出してくれたらいい。もし打たれたら出した監督が悪いと思ってくれたらいい」

 また、その8回には内川聖一が一塁ベース上でデスパイネと交錯して負傷交代。左足首上部に裂傷があり、左腕は打撲の状態だという。交代後も病院には行かず、球場内で治療を続けた。

■打線は復調の兆し、「打順を次へ次へと回していくことが大事」

 逆に、23日の楽天戦で右足を痛めたサファテが9回に登板。1安打を許したものの、無難なピッチングを見せた。「問題なかったし、ボールも良かった。その点は良かったよ」と工藤監督。

 同一カード3連勝はならなかったが、打線は復調の兆しを見せた。3回には1死から本多雄一に犠打のサインを出し、2死二塁から得点を奪うなど、1点にこだわる采配も見せた指揮官。

「2アウトになるが、柳田くんは当たっているし、内川くんも追い込まれてからいいバッティングをしていたからね。ああやって打順を次へ次へと回していくことが大事なんだ」と采配の意図を語った。

 内川のケガの状態は気になるが、29日に試合がないのは救い。火曜日から1週間ビジターでの試合が続くが、ブルペンに負担をかけないくらいの猛攻を期待したいところだ。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura