試合終了後、観客に挨拶する選手たち

「今年1年間やってきたことを出し切る」(富澤太凱副将=経4・慶應)――秋季リーグ戦を戦い抜き、手に入れた入替戦の切符。何としても結果を残したい。チーム全員が様々な思いを胸に、秋季1部11位の専大に挑んだ。序盤からサーブが効果的に決まり、ブロックで仕留めるという形でペースをつかんだ慶大は、連続してセットを奪う。しかし、相手も意地を見せて自分たちのバレーを立て直し、勝負はフルセットに。最後は勢いに乗った相手を止められず惜敗。慶大は、1部昇格を勝ち取ることはできなかった。

2019年11月2日(土)

秋季関東大学男子バレーボールリーグ戦

1部・2部入替戦 慶大×専大

@駒澤大学玉川キャンパス体育館

得点
慶大セット専大
2519
2826
2025
1725
15
出場選手(サーブ順)
ポジション背番号名前(学部学年・出身校)
26谷舜介(環2・徳島城東)
WSマルキナシム(総4・川越東)
MB降小雨(商1・慶應)
OP21富澤太凱(経4・慶應)
WS吉田祝太郎(政3・慶應)
MB12樫村大仁(環3・茨城高専)
Li23小出捺暉(総2・駿台学園)
途中出場宮川郁真(総2・松本県ヶ丘)
12清水柊吾(総3・広島城北)
17加藤真(商3・慶應)
宮川郁真(総2・松本県ヶ丘)
15加藤靖丈(商2・慶應)


試合開始直前、コートの中と外で円陣を組む

慶大は、秋季リーグ戦ではWSを務めた小出捺暉(環2・駿台学園)が守備専門のLiに。WSにマルキナシム主将(総4・川越東)と吉田祝太郎(政3・慶應)、OPに富澤が入った。ここまで選手のコンバートなど試行錯誤を繰り返してきたチームにおいて、「一番攻撃力がある」(マルキ)スターティングオーダーで試合に臨んだ。


ブロックを決めた樫村(19番)と谷(26番)

ついに始まった第1セット。序盤、富澤のサーブで相手を崩し、樫村大仁(環3・茨城高専)が強烈なダイレクトスパイクを叩き込み、連続ブレイクを果たす。その後も、降小雨(商1・慶應)のブロック、マルキのサービスエースで12-7とリードを奪うとともに、慶大の得点に対して大歓声が上がり、会場の雰囲気も慶大を味方する。流れを変えようと相手もたまらずタイムアウトを取るも、慶大の勢いは止まらない。サーブで攻め続け、相手の攻撃を絞り、シャットアウトするという形でブレイクを重ねた。最後は樫村がこのセット3本目のダイレクトスパイクを決め、慶大がこのセットをものにする。


第2セット最後の得点を決めた直後の降(写真左)

続く第2セット。相手のミスが重なり9-5とリードを奪う。安定したサーブレシーブで相手にほとんどブレイクを許さず、そのまま試合を優位に進める。しかし中盤、相手もサーブレシーブを立て直し、徐々に打点の高い速攻を織り交ぜるなど攻撃を散らし、19-17と点差を縮められてしまう。デュースにもつれ込んだセット終盤、26-26の場面で降のブロックで慶大がセットポイントを握る。最後を締めたのは、またも降のブロックだった。1、2セットを連取した慶大は、念願の1部昇格に王手をかける。


樫村の高さのあるクイックが光った

前セットから数えて3連続となる降のブロックポイントから始まった第3セット。このまま慶大が流れに乗るかと思われたが、入替戦の舞台はそう簡単ではなかった。8-6の場面から、スパイクとネット際のミスなど3連続失点と、この試合初めて序盤でのリードを許してしまう。その後も、一本でサイドアウトを切れず、乗り出した相手OPのライトからのスパイクを防ぐことができず15-21に。終盤にかけても、吉田、富澤のスパイクが連続してブロックされるなど、点差を詰められず。慶大は、25-19でこのセットを落としてしまう。

流れを変えたい第4セット。両者譲らず9-9の場面で富澤のスパイクがまたもブロックに捕まってしまう。マルキに代えて宮川郁真(総2・松本県ヶ丘)をコートに送るなど、流れを変えようとする慶大だったが、第3セット同様にサイドアウトが切れない展開が続く。その後も、富澤、吉田、樫村とサーブミスが重なり流れに乗り切れず、最後は相手のサービスエース、自陣のミスが絡み、5連続失点。慶大のバレーに対応し始めた専大の攻守に圧倒されてしまう。


吉田(写真右)と小出(同左)の2枚サーブレシーブ

運命の最終セット。序盤からブレイクを許すと、富澤がスパイクミス。専大の勢いを止めることができない。これ以上離されたくない慶大は富澤に代えて加藤靖丈(商2・慶應)をコートへ送るも、またしても専大のブロックが牙を向く。マルキ、加藤靖がブロックされ、2-8と大きく離されてしまう。コートチェンジ後、吉田のスパイクでブレイクを果たし、意地を見せる。しかし、時すでに遅し。終盤の追い上げむなしく、相手のクイックがコートに突き刺さった。スコア9-15、セットカウント2-3。無念の2部残留が決まった。


試合終了直後の選手たち

届きそうで届かない、手が触れたようで遠ざかっていく、そんな感覚だった。第1・2セット、S谷舜介(環2・徳島城東)が繰り出す攻撃は5枚とも決定力抜群で、高さのあるリードブロックで何度も相手スパイクを阻んだ。今年の早慶定期戦を思い起こさせる、勢いのあるバレーを展開した慶大は、まさに「何でも決まる感じの雰囲気」(樫村)だった。だが、途中からこの空気が変わる。丁寧なサーブレシーブからクイックを決められたほか、慶大のスパイクが粘り強く拾われた。途中から修正してきた専大の対応力に、慶大は追い付くことができなかった。


力強いプレーでチームを引っ張た富澤副将

「悔やんでも悔やみきれない」――試合後、ゆっくりと言葉を選びながら、マルキ主将がインタビューに応じてくれた。マルキ主将と富澤副将は、1年次から輝かしい活躍を見せ、慶大のダブルエースとしてチームを引っ張ってきた。だが、最終学年となった今年、2人がそろってコートに立つ日は少なくなった。2部降格に泣いた春の入替戦ではマルキ主将が、そして2部で戦い抜いた今秋のリーグ戦では富澤副将が、ベンチからチームメイトを見つめていた。歯がゆさも感じたことだろう。だからこそ、何とか辿り着いたこの入替戦の舞台で、2人で意地を見せたい。「最後4年のところに持ってきて。絶対に決め続けるので」。試合前のマルキ主将のこの言葉は、2人の強い覚悟の表れだったのだろう。


マルキ主将が気迫のプレーを見せた

実際、2人の活躍は目を見張るものがあった。富澤副将のスパイクとサーブには力強さとスピードが戻り、マルキ主将が決めてほしいところで決めてくれる勝負強さを発揮。4年として、そして主将・副将として、全力を出し尽くした。だが、勝てなかった。「こういう結果で終わってしまったのは、キャプテンとして本当に申し訳ない」(マルキ主将)。「後輩が必死に上げてきたボールを決め切ることができず、反省」(富澤副将)。試合後、2人は悔しさをにじませた。3年前から取材を続けてきた記者だが、彼らの表情は、もちろん去年までとも、そして春の入替戦のときとも違う、アツく、そして重みのある思いを内に秘めているような、初めて見る表情だった。


慶大のダブルエース

マルキ主将・富澤副将の2人、そしてそれぞれの場所からチームを支える4年たち。1部昇格はかなわなかったが、来年以降、彼らの思いは後輩たちがしっかりとつないでくれるだろう。この悔しさは忘れずに、まずは、Team Malkiの最後の1カ月を見届けたい。「インカレで暴れて存在感を残して引退してほしい」(宗雲健司監督)、「恩返しじゃないですけど、僕らが引っ張って、(4年のために)結果を残してあげたい」(樫村)。Team Malki最後の挑戦・全日本インカレは、今月26日に初戦を迎える。今年1年間、そしてマルキ主将たちの4年間すべてをぶつける、まさに集大成だ。

(記事:持丸嘉昭・藤澤薫 写真:藤澤薫)

以下、コメント

宗雲健司監督

――今日の試合を振り返って

これだけ応援に来てくれていたので、もちろん勝って皆さんに笑顔で帰ってもらいたかったんだけど、勝ち負けなので、負けてしまったことにはもちろん失望もするし、落胆もするけど、でも、うちの選手よく頑張りましたよ。僕は胸張っていいと思うし、学生にも言った通り、決して途中で投げ出したりとかしてないので。途中から息を吹き返した専修大学さんを称えるべきかなと思います。

――小出選手がLiでの出場となりました

早慶戦(早慶定期戦)のときそうだったんですけどね。小出をリベロにすることで、パス(サーブレシーブ)が返るだろうと、実際、今日は序盤しか狙われていなくて、あとは全部(吉田)祝太郎だったので。攻撃力を増すために、あの形にしたんですよね。もう一癖、中の時間差、ミドルが一人時間差打つなど、それもインカレまでにできればと思います。小出はね、この形になるまで、色々メールのやり取りもして、本人が納得して「やります」っていうメールをもらったので。

――ブロックが効果的でした

1・2セット目はサーブで崩して、相手が両サイドの攻撃にしたんですよね、ほとんどBパスだったので。それが効果的だった。2セット目の中盤くらいから、サーブが弱くなってAパスが返り始めて、高いところからクイック打たれるようになったところからおかしくなりましたね。あれを防げなかった、次の手を打てなかったというのが、私の力の無さですね。

――4年に対して

本当に今日思い切ってやってくれていました。4年生がね、副将も含めてけがもしていたし、リーグ戦よく頑張ったと思います。主務の山田(山田大智主務=政4・慶應)も含めてね。最後、インカレで暴れて存在感を残して引退してほしいと思います。まだ頑張ってもらいます。

――最後インカレに向けて

見てもらったように今日のスタメンは早慶戦のスタメンなんですよね。春リーグが終わってから、吉田選手をスパイカーにして。まあこの形が一番強いだろうってことで、この形にしたので、今日も良い試合だったんですけど、調整して。強化できるところがあるので、何とかインカレで1部のチームを食ってね、存在感を示して締めくくりたいなと思います。

マルキナシム主将(総4・川越東)

――今の率直なお気持ちをお聞かせください

悔やんでも悔やみきれない結果にしてしまったなと、悔しい思いです。

――第1セットから振り返って

第1セットは、こっちのサーブがばんばん走って。こっちのパフォーマンスも、本当に100%を超えるパフォーマンスが出ていて。正直相手も、うちの攻撃に対してどう対応していいかわからない状態で行けていたと思うので、そこは良かったです。だからサイドアウトがすごく良くて。こっちの流れを作れたなっていうのが1・2セット目でした。

――第3セットから、失速してしまいました

3セット目から、やっぱり富澤だったり僕だったりが…このフォーメーションになってから1週間くらいしか練習できていなくて、富澤も多分、長丁場を久々にやったと思うんですよ。そこで、序盤フルパワー全開でいけていたところが、ちょっとずつどうしても下がっちゃっていて。コンビもちょっとずつ合わなくなっていって。で、相手にはやっぱり、位置取りだったり、ブロックだったりでちょっとずつ対応されて。3~5セット目は、本当に相手のディグ(スパイクレシーブ)とそこからの切り返しを褒めるしかないなって。向こうのサイドアウトに関しても、Aパスすごく返していますし、Aパスのクイックはほぼほぼ決まっていたので、そこはもう本当に、褒めるしかないというか。相手のそこは僕らも切り捨ててやっていたんですけど。こっちは、我慢勝負で負けちゃったのかなという感じですね。

――秋季リーグ全11戦とは異なる布陣で挑みました

春から通してやってみて、一番攻撃力高かったチームって何だろうってなったときに、まあやっぱり、(小出)捺暉がリベロで(吉田)祝太郎と2枚でパスを安定して返して、富澤と僕、それと吉田の3枚でサイドをやっている状態が、一番攻撃力があって。やっぱり1部相手じゃ、多分(2部)リーグでやっていたチームだと、まあ安定はしているんですけど、どうしても火力不足。っていうことで、あのチームになりました。

――ご自身は久しぶりのWSでの出場となりました

レフトでもオポジットでも、サーブキャッチ(サーブレシーブ)はあんまりしなかったので、そういった意味では本当に、小出と祝太郎に感謝というか、よく頑張ってくれたなっていう思いがすごくあって。その中でやっぱり、3セット目、4セット目で富澤だったり僕だったりが、昨日とかこの1週間ずっと僕らで「最後4年のところにもってきて。絶対に決め続けるので」って言っていたのに、それを有言実行できなかったこと。そういう意味では、ポジション関係なく、悔しいというか、不甲斐ないというか。本当に1・2セット目のままいけていたらなっていう…まあ今言っても意味ないですけどけどね。

――降格してからの半年を改めて振り返って

夏の時期は本当にけが人も多くて、スタメン6人を決めるのもすごく迷走していて。なかなかチームを固定することができなかったですし、春リーグで足りなかった安定感を身に着けようってやっていたんですけど、そこも正直上手くいっていなくて。その中でリーグを迎えたんですけど、リーグ戦で1戦1戦重ねていく中で、チーム内のコミュニケーションだったり、その安定感を身に着けられたのかなと思っていて。そういう意味では本当に、出ていたメンバーも、そうじゃないメンバーも、宮川とか(加藤)靖丈とか降とか、そのへんの途中から出るメンバーもよく頑張ってくれた半年だったなって思っています。ただ、最後こういう結果で終わってしまったのは、キャプテンとして本当に申し訳ないという気持ちです。

――ご自身にとって最後の大会、全日本インカレまで残り1カ月となりました

正直本当に、今日この日にピークを合わせてきていて。後輩に、来季1部の舞台で活躍してほしいっていうのが、正直、全カレよりも何よりも本当に一番強い思い、4年生としての思いだったので、本当に悔しいです。まあここからちょっとオフを挟むので、明日の1日でしっかり切り替えて、まあもう一回、早慶明(第72回全早慶明定期戦=11月10日開催)、慶関戦(第74回慶関バレーボール定期戦=11月24日開催)、全カレ(第72回全日本大学バレーボール選手権=11月26日初戦)と。後輩に何か残せるものをちゃんと考えて、4年全員で。もう一回頑張っていきたいと思います。

富澤太凱副将(経4・慶應)

――今の率直なお気持ちをお聞かせください

悔しいです。

――久しぶりにスタメンでの出場となりました

週の始まりに、みんなとしっかりフォーメーションの確認をして。僕とマルキを軸にして戦うっていう話をもらって。1週間準備をしてきたつもりだったんですけど、力及ばず。後輩が必死に上げてきたボールを決め切ることができず、反省しています。

――第1セットから振り返って

第1セットの入りはすごく良くて。第2セットも、トータルの雰囲気としては、向かっていくっていうことができたのかなと思うんですけど、やっぱりその中でも最後の打ち切りという部分が甘く入ってしまって、相手に切り返されてしまうというパターンが多かったので、残り少ないですけど、それが修正できるように頑張ります。

――降格からの半年を改めて振り返って

チームとしてやっぱり、「つなぎ」であったりだとか、一球に対する熱意だとか、そういうところを見直して、今日にいたるまで取り組んできたんですけど、最後本当に、難しいところで勝ち切れないっていうのが、悔しいところだなと思います。

――ご自身にとって最後の大会、全日本インカレまで残り1カ月となりました

少しでも何か部に残して、やりきりたいと思います。

吉田祝太郎(政3・慶應)

――今日の試合を振り返って

1、2セット目良かったですね。サーブカットは自分と(小出)捺暉の2枚で取ってたんですけど、僕が崩されていて。3セット目以降もサーブで狙われて。終盤でサーブ(レシーブ)崩されて何点かリードされて、そのリード守られて、っていう展開でしたね。僕がもっとキャッチ返せていたら3セット目取れていたなって思います。

――この1週間、ポジションの変化などもありましたが、チームとしてどのように取り組んできましたか

もともとリーグ戦はこれで行こうってなっていて、直前にけが出ちゃったから直前でよく分かんないフォーメーションになってたんですけど。だからそんなに焦ることもなく、いつも通りやろうってことで。最後もマルキさんと(富澤)太凱さん、4年生に持っていこうっていう意識で練習をやってきました。

――降格からの半年を改めて振り返って

「1部に上がろう」ってやってきたんですけど、けが人が出たっていうのもあったけど、2部に勝つようなバレーになっちゃってて、正直。あのチームでもうちょい試合数こなせてれば、ちゃんと勝てたのかなと思います。けが人を言い訳にしたくないですけど、あの形でもっと練習できていれば、もうちょっとできたかなと。けが人が出たことで、安定型のチームになって「2部っぽいチーム」になっちゃったなと。専修はやっぱ1部でちゃんとレフト・センター・ライトどこにも打てる選手が入っていて、最後こっちは枚数少ない中で、対応されてしまって、負けたんで。来季はそうならないようにしたいですね。ちゃんと攻撃の枚数増やして。

――この敗戦を次にどう生かしていきたいですか

もっと練習のときから、試合を想定するっていうか。ちょっと下級生がだらけているとか、そういうのを甘やかしているところがあったというというか。下級生めちゃくちゃ頑張っていたんですけど、下級生がだらけていたというか、チーム全体として、ちょっとだらけている雰囲気をそのままにしていたのが、今日の1、2セット目取った後にそれが出て、3セット目だらんとなってしまって、っていうのは思ったので。練習から疲れたときにだらけたプレーが出るのをもっと意識した方がよかったなと反省して。もっと厳しくしたほうがよかったなと思います。

――全日本インカレに向けて

4年生は1部から落ちてから一生懸命色々やってくれて、最後本当一緒にできるのはあと1カ月くらいしかないので、最後4年生が良い思いできるようにサポートしていきたいですね。

樫村大仁(環3・茨城高専)

――今の率直なお気持ちをお聞かせください

率直な気持ちは、すごく悲しい気持ちです。

――第1セットから振り返って

1セット目と2セット目はだいたい同じような展開で。こっちのサーブがすごく走って。相手がもともとのプレーを出せない、みたいな感じになって取れたんですけど、3~5セット目は逆に、それがまとまってきて、リベロが(サーブを)取ったりして。相手のミドルが強いっていうのはわかっていたんですけど、(相手が)自分たちのプレーをしてきたら、逆にそれに着いていけなくなっちゃって。こっちもサーブに耐えられなくなっちゃって、っていうのが、ちょっと…。まあ3~5は結構、力負けというか。押されちゃって負けちゃった、っていう感じですね。

――チームの雰囲気はいかがでしたか

勝っているときは結構イケイケムードでやりやすい感じだったんですけど、逆に3~5セット目は…なんか「いける」ってなっちゃったのかはわからないですけど、なんか急に、クールになりだす人もいて。なんか1・2のあの何でも決まる感じの雰囲気は作れなくて。で、どんどん追い込まれて、なんか、どんどんセットを重ねるごとに悪い感じになっちゃったのが、もったいなかったなと思います。

――「クール」というのは「声を出さない」「静か」ということでしょうか

そうですね、声が出ていないのもあるし、なんだろう、「すましている」じゃないけど…あんまり良い表現が出ないな…でもとりあえず、相手に向かっていく感じがあんまり無くて。淡々とやっちゃうというか。っていうふうに僕は感じましたね。

――降格してからの半年を改めて振り返って

春は1部にいたんですけど(2部に)落ちちゃって、先輩たち、4年生中心に「絶対に1部に上がろう」って、チーム作りはしてくれたんですけど…色々僕がいなくなったり、けが人が出たり、「これ!」っていうチームの形がずっと作れていたわけじゃなくて。チームの形っていうのは、今日の入替戦もそうですけど、ギリギリで作られちゃって。まあ多分、意識的なもの、「1部に上がろう」みたいなのは全体的にあったんですけど、そういうところでちょっとバタバタしちゃったっていうのがあるのかもしれないなって思います。

――ご自身は現在3年、この入替戦をどう今後につなげていきたいですか

今日の試合は、もちろん勝つつもりでやっていたので、なんか今は気持ち的に上げられないですけど、まあ切り替えなきゃいけないなと。僕はあと2回(来春・来秋)かな、リーグが。なので、一番最後のリーグ(来秋)は、本当に1部で戦いたいので、ちゃんと次へ切り替えて、1部に戻りたいと思います。

――その中でも、Team Malkiは残り1カ月となりました

この入替戦に向けて、4年生が中心ですごく頑張ってくれていたので、この1カ月、試合は少ししかないですけど、逆に恩返しじゃないですけど、僕らが引っ張って結果を残してあげて。なるべく引退する日時を延ばしてあげることが、僕らができる最大限の感謝だと思うので、そういうふうにできるようにプレーしていきたいと思います。

小出捺暉(環2・駿台学園)

――今日の試合を振り返って

序盤は自分たちのゲーム展開ができたんですけど、3セット目の中盤くらいからちょっとずつミスが重なって負けてしまって。最後まで戦い抜ける体力をつけていきたいです。

――この1週間どのような準備をしてきましたか

チームが変わったというのが一番の変化で。自分はポジションの練習を、ディグとかサーブカット(サーブレシーブ)とか中心に練習してきました。

――秋季リーグ戦とは異なり、Liでの出場でした

攻撃力を上げたいってことだったんですけど。前回の国士館との試合で、調子良かった選手がいたので、そこは素直に受け止めて、1週間でチームを作り上げていこうということで、全力で1週間準備をしてきました。

――守備面に関して

相手がサーブに対する対応力が良くて、ちょっとずつちょっとずつキャッチも返してきているし、攻撃も決めてきてって感じで、後ろから見ていてちょっとでもレシーブで助けたいって思いだったんですけど、それができなかったのが敗因ですかね。

――この敗戦を次にどのように生かしていきたいですか

まずは全カレなので、チームでは一回このことは忘れてチームを作り直して、1カ月ないですけど、全力でチームを作って、4年生が最後一番良い成績を残せるよう頑張りたいと思います。

谷舜介(環2・徳島城東)

――今の率直なお気持ちをお聞かせください

悔しいの一言ですね。間違いないです。1・2セット目取れたっていうのもあるから、余計に悔しいです。

――第3セット、失速してしまいました

やっぱり、集中力を最後まで持てなかったっていうのと、相手がめっちゃディグ上げてきて、そこにちょっと「おっ」ってなっちゃって、攻め切ることできなかったかなと思います。

――初めて入替戦のコートに立ってみて

まあちょっと緊張したかなって。けど、早慶戦(早慶定期戦)のときはめっちゃ緊張したので、それと比べればまあ大丈夫でした。

――降格からの半年を改めて振り返って

自分はセッターをやってきて、入替戦に勝つためにやってきたけど、まあ結果がついてきてくれなくて、ちょっとどうしようかなと思っています。

――自分たちの力はこの舞台で出し切れましたか

初めだけですね。結局勝たなかったら意味ないから。最後までやって勝てたら「出し切れた」って言えたと思うんですけど、失速しちゃったから、まだまだだなって思います。

――ご自身は現在2年、この入替戦をどう今後につなげていきたいですか

1部のチームともこうやってやり合えるし、スパイカーもみんな強いから、そこからどうやって、自分がその強いスパイカー陣にトスを上げて、勝っていくことが重要になってくると思うので。悔しいんですけど、全カレに向けて切り替えてやっていきたいと思います。

――Team Malkiは残り1カ月となりました

早慶明とか慶関戦とか、とても盛沢山なんですけど、この1カ月、最後のチームなので、もう全力で取り組んでいきたいと思います。

降小雨(商1・慶應)

――今日の試合を振り返って

「悔しい」の一言に尽きます。まあ楽に勝てるとは思っていなかったんですけど、勝ち切れると思った中でああいう風に負けてしまって。期待してくれていた人とか応援してくれている人に申し訳ないです。

――敗因は

チームとして心の奥底でみんな楽してしまったのと、最後大事なところで打ち切れなかったことが敗因だと思います。

――サーブとブロックが効果的でした

みんなやっぱ元気だし、体力がある中で、やる気を持っていってそういうプレーができたのは良かったんですけど、持続することができなくて。それを終始一貫してやり切れるのが、強いチームだとは思うんですけど、慶應の駄目なところが出ちゃったかなと思います。

――ご自身のプレーを振り返ると

サーブとブロックは悪くなかったかなと。止めるところは止めたと思ったんですけど、クイックは大事なところで拾われちゃったりフカしてしまったり。あとは体力面で自分がやらなければならないコートを盛り上げたりする部分があるんですけど、最後足攣ってしまってコート出されたり、そこはまだまだだったかなと思います。

――ベンチで清水柊吾選手(総3・広島城北)に声を掛けられるシーンもありました

柊吾さんは、いつも自分が100%できるように、「自分が控えにいるから」ということで。あとはブロックの指示とか、細かいことを逐一報告してくれて、それはすごく助かっているし、柊吾さんは元々スタメンで自分が代わりに入っているんですけど、なのに声を掛けてくれるから、そういう人のためにも頑張ろうと。

――全日本インカレに向けて

4年生の最後の試合になるので、少しでも有終の美を飾れるように頑張ろうと思います。