写真:2019年5度目の優勝となる早田ひな(日本生命)/提供:ittfworld

10月30日から11月3日にかけてITTFチャレンジ・ベラルーシオープンが開催され、男女シングルス、21歳以下(U21)男女シングルス、および男女ダブルスの計6種目が行われた。

これら6種目のうち、早田ひな(日本生命)が女子シングルスで優勝し、2019年に入って5個目のタイトルを獲得した。一方男子シングルスでは宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)がヨーロッパの強敵を破り、決勝へ進出。決勝ではストレート負けを喫したが価値ある準優勝となった。

男子試合結果




写真:惜しくも準優勝となった宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)/提供:ittfworld

男子シングルスの優勝は、2016年ヨーロッパ選手権チャンピオンのエマニュエル・ルベッソン(フランス)で、日本勢では宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)の準優勝が最高成績となった。

宇田は準々決勝で、独特のモーションから巻き込みサーブを出すサーブの名手、アントン・カールバーグ(スウェーデン)を破ると、続く準決勝でもビッグサーバーのトリスタン・フロール(フランス)を破って決勝進出。

決勝では、3ゲーム目までは全てデュースまでもつれ込む接戦となった。実績のあるルベッソン相手に、どのゲームも一歩及ばず惜しくもストレート負けを喫したが、ヨーロッパの強敵と互角以上に渡り合え、価値ある準優勝となった。

U21男子シングルスでは、賽林威(サイリンウェイ・中国)が優勝し、フランスのROLLAND Julesが準優勝となった。男子シングルスでは準優勝の宇田は、U21では1回戦で賽と対戦し、ゲームカウント1-3で敗れている。またインターハイ王者の戸上隼輔(野田学園高)も3回戦で賽にストレートで敗れる結果となった。

一方で高校1年の篠塚大登(愛工大名電高)は、準優勝となったROLLAND Julesに敗れたものの日本勢最高位のベスト8入りを果たし、非凡な才能の片鱗を見せた。




写真:篠塚大登(愛工大名電高・写真奥)と曽根翔(愛工大名電高・写真手前)/提供:ittfworld

男子ダブルスでは中国の徐海東(シュハイドン)/趙釗彦(ジャオジャオヤン)が優勝を果たし、愛工大名電ペアの篠塚大登/曽根翔が準優勝となった。

篠塚大登/曽根翔は、準々決勝で戸上隼輔/宇田幸矢と対戦。ワールドツアーでも活躍する先輩ペア相手に果敢に挑んだ篠塚/曽根ペアは、フルゲームの末勝利し、準決勝へと駒を進めた。準決勝ではフランスペアを一蹴すると、決勝では優勝した中国ペアと対戦。1ゲーム目のデュースを制しきれず、試合の主導権を握られるとストレートで敗戦する結果となった。

一方、全日本大学総合卓球選手権大会(通称、全日学)で優勝を果たした木造勇人/田中佑汰(愛知工業大)ペアは、順調に1回戦と準々決勝を勝ち抜いたが、準決勝で中国ペア相手にペースをつかめずにベスト4で敗退となった。

女子試合結果




写真:中国選手を3タテした橋本帆乃香(ミキハウス)/提供:ittfworld

女子シングルスの優勝は、2019年5度目の優勝となる早田ひな(日本生命)だ。準優勝は范思琦(ファンシーチー・中国)となった。

早田ひなは2,3回戦で中国選手を破ると、決勝でも中国選手を撃破した。主力選手のエントリーこそなかったが、中国選手を3人破っての価値ある優勝だ。

また橋本帆乃香(ミキハウス)も決勝トーナメント2回戦から準々決勝まで中国選手と3連戦となるも、全て勝ち切り早田ひなとの準決勝に臨んだ。

早田との対戦は、2019年に入って3度目となり、これまでの2回は接戦の末早田が勝利している。通算成績でも6勝1敗と早田が圧倒的な分の良さを見せる。今回の対戦では1ゲーム目を橋本が奪うも、3ゲームを早田が連取する展開に。5ゲーム目を橋本が返し、何とか食らいつくも早田が振り切り、早田の3連勝となった。

U21女子シングルスでは、石洵瑶(シーシュンヤオ・中国)が優勝を果たし、WEGRZYN Katarzyna(ポーランド)が準優勝となった。

日本からは塩見真希(ミキハウス)が決勝トーナメントに登場し、1回戦で陳熠(チェンイー・中国)をフルゲームで破り、好調なスタートダッシュとなった。2回戦も快勝すると、続く準々決勝では世界ジュニアチャンピオンの石に敗れ、ベスト8に終わった。




写真:女子ダブルス優勝の芝田沙季(ミキハウス・写真左)と大藤沙月(ミキハウス・写真右)/提供:ittfworld

一方女子ダブルスでは、大藤沙月/芝田沙季(ミキハウス)が優勝を果たした。初戦で中国の蒯曼(クワイマン)/石洵瑶をストレートで退けると、順調に勝ち上がり、決勝に進む。決勝ではU21優勝のWEGRZYN KatarzynaとWEGRZYN Annaのポーランドペアと対戦した。1ゲーム目を奪われ、出遅れたかと思われたが2ゲーム目以降しっかりと修正して3ゲームを連取し、優勝を決めた。

パラグアイオープン・ポーランドオープンで優勝した橋本帆乃香/塩見真希ペアは、準々決勝で中国の馮亜蘭(フォンヤーラン)/張薔(ジャンチャン)に敗れてベスト8となった。

文:ラリーズ編集部