写真:ドイツOPでの伊藤美誠/提供:ittfworldこのページの目次1 劉詩雯、孫穎莎がジャンプアップ2 伊藤美誠が2大会連続準優勝により他の日本勢を突き放す3 女子世界ランキングトップ104 日本女子世界ランキング(50位まで)劉詩雯、…

写真:ドイツOPでの伊藤美誠/提供:ittfworld

このページの目次

1 劉詩雯、孫穎莎がジャンプアップ2 伊藤美誠が2大会連続準優勝により他の日本勢を突き放す3 女子世界ランキングトップ104 日本女子世界ランキング(50位まで)

劉詩雯、孫穎莎がジャンプアップ

11月最新の卓球世界ランキングが発表された。10月のスウェーデンOP、ドイツOPのほか、女子ワールドカップなどの結果が反映された。

ランク1位は先月から変わらず陳夢(チェンメン・中国)。スウェーデンOPでは優勝を果たし、6月から6か月連続のトップの座を守った。女子ワールドカップで優勝した劉詩雯(リュウスーウェン・中国)が先月の5位から2位にランクアップ。7月以来の2位に返り咲いた。また、ドイツOPで優勝した孫穎莎は6位から3位にジャンプアップ。獲得ポイントが大きいプラチナ大会であるドイツOPで優勝したのは大きな意味を持つ。

また、ワールドカップで3位に入った33歳、馮天薇(フォンティエンウェイ・シンガポール)は12位から9位に。トップ10入りを果たすのは今年の4月以来だ。また、ワールドカップでその名を世界に知らしめたチャン・リリー(アメリカ)は48位から33位に順位を上げ、自己最高位を更新した。

伊藤美誠が2大会連続準優勝により他の日本勢を突き放す

上位6人の中国勢に続く7位が日本の伊藤美誠。スウェーデンOPとドイツOPで2大会連続の準優勝を果たし、ポイントを積み上げた。しかし、昨年のスウェーデンOP優勝によるポイントが失効となったこともあり、6位とのポイント差を縮めることができたが、追い越すまでには至らなかった。

8位の石川佳純はワールドカップでベスト8に入ったが、他の大会では目立った好成績を残すことはできなかった。先月まで伊藤とのポイント差は200ほどだったが、11月ランキングではその差が約1500まで広げられた。先月9位の平野美宇は、馮天薇に押し出されるかたちで10位にランクダウン。終盤戦を迎えた五輪代表争いは伊藤美誠が優位に立った。

日本選手4番手は佐藤瞳。ドイツOPでベスト16に入り、先月からわずかにポイントを上げた。同じくドイツOPでベスト16の加藤美優は24位から21位にランクアップ。そして早田ひなが25位、芝田沙季が30位とつづく。

五輪代表争いも残すところあと2か月。上位3人によるデッドヒートに注目だが、大逆転を狙う4番手以降の選手たちの活躍にも注目だ。

女子世界ランキングトップ10

1(1) 陳夢(中国)  16965
2(5) 劉詩雯(中国)  15360
3(6) 孫穎莎(中国)  14895
4(3) 朱雨玲(中国)  14330
5(4) 王曼昱(中国)  14210
6(2) 丁寧(中国)  13910
7(7) 伊藤美誠(日本)  13340
8(8) 石川佳純(日本)  11805
9(12) 馮天薇(シンガポール)  11660
10(9) 平野美宇(日本)  11375
選手名右の数字はランキングポイント 順位右の()内は先月世界ランキング

日本女子世界ランキング(50位まで)

7(7) 伊藤美誠  13340
8(8) 石川佳純  11805
10(9) 平野美宇  11375
19(19) 佐藤瞳  8485
21(24) 加藤美優  8130
25(26) 早田ひな  7570
30(28) 芝田沙季  7025
34(36) 橋本帆乃香  6680
50(49) 長崎美柚 5460

文:ラリーズ編集部