東都大学野球リーグは、11日より2部3部と3部4部入れ替え戦が開催される。地方球場や大学グラウンドでリーグ戦を行っている2部リーグ以下の選手たちにとって、“大学野球の聖地”・明治神宮球場でプレーできるまたとない機会だ。とはいえ、各リーグ最下…

東都大学野球リーグは、11日より2部3部と3部4部入れ替え戦が開催される。地方球場や大学グラウンドでリーグ戦を行っている2部リーグ以下の選手たちにとって、“大学野球の聖地”・明治神宮球場でプレーできるまたとない機会だ。とはいえ、各リーグ最下位校にとってはできれば避けたい一戦だろう。「天国と地獄の分かれ目」ともいわれる東都の入れ替え戦、その注目ポイントをお届けする。

【2部3部入れ替え戦】
2部リーグ最下位・東農大と3部リーグ優勝・大正大との一戦。東農大は松井佑介選手(現・オリックスバファローズ)、陽川尚将選手(現・阪神タイガース)らプロ野球選手を輩出してきた名門校だが、今季を終えて4勝9敗勝ち点1と近年成績が低迷している。対する大正大は、今年プロ志望届を提出した大場駿太投手を擁し、3部リーグ完全優勝を果たした。大場投手は惜しくもプロの世界に届かなかったが、次のステージに向けてまず悲願の2部昇格を目指す。ライブ配信では、東農大の名物・大根踊りをはじめとする応援にも注目したい。

【3部4部入れ替え戦】
3部リーグ最下位・上智大と4部リーグ優勝・東京都市大との一戦。上智大といえばカトリック系の姉妹校である南山大との「上南戦」が有名だが、今年は3年ぶりに敗れており、リーグ戦も今季は1勝10敗勝ち点0と苦しんでいる。対する東京都市大は、選手が監督を務めるプレイングマネージャー制を導入している自主性の高いチーム。武蔵工業大学時代から90年近い歴史を誇る名門チームだが、3部リーグに昇格することはできるのか。