国内最高峰の大会の一つでもある今大会。明大からは計8名が出場。90キロ級の増山香補(政経3=修徳)がベスト4、73キロ級の西園航太(法4=長崎日大)がベスト8と奮闘したが惜しくも入賞には及ばなかった。

◆11・2〜3 講道館杯全日本体重別選手権(千葉ポートアリーナ)

▼60キロ級

末松――2回戦敗退

▼73キロ級

西園――ベスト8

▼81キロ級

山本――1回戦敗退

▼90キロ級

増山――ベスト4

清崎――2回戦敗退

神鳥――1回戦敗退

▼100キロ級

藤鷹――2回戦敗退

神垣――1回戦敗退

 悔しさがにじむ一戦となった。両膝のケガの影響もあり、十分に練習ができないまま今大会に挑んだ増山。初戦からGS(ゴールデンスコア)にもつれ込むも、相手の反則を誘い順調に勝ち進んだ。ヤマ場となった準決勝の相手は村尾三四郎(東海大)。過去に二度対戦し、勝利している相手だが「細かいところを積みきれなかった」(増山)。連戦による疲労と、村尾に両襟を持たれ、効果的な技をかけられない。GSに入り2分3秒。得意の背負い投げをかけようとしたところが仇となり大外刈で一本負け。今年度、講道館杯優勝を目指してきた増山にとって無念な結果に終わった。

 西園も全試合GSにもつれ込み、一筋縄ではいかなかった。それでも、ケガに苦しみ、試合に出ることができなかった下級生時から大きく成長。「気持ちの部分で強くなった」(西園)。GSに入ってからも自身の強みでもある体力と気持ちの強さで相手と対峙(たいじ)。〝しぶとく戦う柔道〟でベスト8入りを果たした。

 「今の監督、明大の同級生、後輩と出会えて良かった」(神鳥剛主将・政経4=愛知県私立大成)。今大会が4年生にとって実質最後。「垣根を越えた交流をよく見る」(神鳥)と学年にとらわれない、良好な関係を築き上げた今年のチーム。目標として掲げている団体日本一の夢は3年生以下に託された。「一番近くで一番応援している」(神鳥)。4年生の思いを胸に刻み、明大柔道部は進化し続ける。

[都甲可奈子]

試合後のコメント

中濱監督

――今日の試合を振り返ってみていかがですか。

 「今日は5人出場して、特に増山は注目されていた中で世界ジュニアでケガをしたのが影響した部分もあって、ヒザに注射を打ちながら今日1日試合していたんですけど、やっぱり本来の背負い投げのキレっていうのはなかったと思います。初戦でヒジもケガをしていたのと、今までの試合から溜まっていた疲労もあるし、3位決定戦はあいつ(増山)の気持ちが切れたというのがあったので、そこを修正できなかったのは反省点だと思います」

神鳥

――明大を選んで良かったですか。

 「明治で良かったです。大きな怪我がある中で、この2シーズンやってきたんですけど、やっぱり思い通りにいかないことの方が多かったですし。キャプテンとしてしっかりできていたかと言われたら、至らない部分もたくさんあったと思います。監督もそうですし同級生、後輩に恵まれて 4年間は自分自身走り抜けれたと思うのですが、特にキャプテンとしての1年間、本当に柔道しんどいなとかキャプテンしんどいなと思うことはそれこそ何回もあったんですけど、やり切れたと思います。心残りがないかと言ったら、今日の試合にしろこの前の個人インカレにしろ、いろいろ4年前入ったときに思い描いていたビジョンとは全く別の形にはなってしまいましたが、それでも明治を選んだことに後悔はないし、今の監督と出会えて明治の同級生、後輩たちと出会えて良かったと思っています」

西園

――今大会を振り返ってみていかがですか。

 「2回戦が大きなヤマだったのですが、そこに勝ててベスト8になって来年の出場権を得られたことは良かったですが、欲を言えば3位決定戦も勝って次につなげたかったというのはあります」

増山

――今日の調子はいかがでしたか。

 「怪我をする前は自分の技に自信を持っていたのですが、世界ジュニア選手権で両膝を怪我して、あまり練習とかでも投げれていなかったので、ちょっと不安っていうのはあったんですけど、自分のベストの時と今回の差がありすぎて、自分でも驚きました。怪我をしている中で、今日の戦い方はできていたと思っています」