渋谷「ハロウィン」で逮捕者9人-。 月も変わった11月1日の朝、出勤途中のアラフォーのおっさんはスマホで目にしたネット…

 渋谷「ハロウィン」で逮捕者9人-。


 月も変わった11月1日の朝、出勤途中のアラフォーのおっさんはスマホで目にしたネットニュースを読むと、夜通し浮かれ続けた渋谷の画像を見ながらただただ怒り、憤ります。出社後には若い社員をつかまえて、語気を強めるのです。

 「ハロウィンなんてやめちまえばいいんだよ。なんであんなバカ騒ぎに、税金から警備費を1億円も出さなきゃいけないんだ。もうかってんのは広告代理店のヤツばっかじゃねえか」

 しかし、いくら言葉を紡いでも、おっさんの本音はコレで間違いないでしょう。

 「うらやましい。オレの若い頃にはハロウィンなんてなかったもん。ああ、オレもハイテンションのコスプレ女子と出会い、ワンナイトラブに溺れたかった…」

 ハロウィンは80年代から好事家の間では「秋のお祭り」ということで認知されていましたが、一般層に定着するのは97年が節目とも伝えられています。

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ハロウィンが日本で始まった時

 この年、東京ディズニーランドが初のハロウィンイベント「ディズニー・ハッピー・ハロウィーン」を実施。また同年、川崎市ではハロウィンパレードの先駆けともいえる「カワサキハロウィン」が始まり、秋の風物詩としてじわじわと全国に広がっていったという経緯があります。

 むしろ、アラフォーのおっさんにとって全国ニュースで「ハロウィン」を初めて耳にしたのは、痛ましい出来事でした。92年10月、愛知県から米ルイジアナ州に留学していた高校2年生の男子がハロウィンパーティーへと出かけると、同行の友人が訪問先を間違え、玄関のベルを鳴らしてしまいます。

 家の主は不法侵入者と判断。16歳の少年は射殺されてしまうのです。

 日米の銃に対する認識の違いを浮き彫りにした「日本人留学生射殺事件」で「ハロウィン」を知った40代も多いことでしょう。不運な事件に巻き込まれなければ被害者は今、43歳でしょうから…。

「コスプレした若い女性と金銭を介さずに簡単に出会えちゃうなんてズルい」という感情

 それはともかく、おっさんのハロウィンに対する嫌悪感はすさまじいものがあります。根底にあるのは「コスプレした若い女性と金銭を介さずに簡単に出会えちゃうなんてズルい」という感情です。

 メイド喫茶、ガールズバー、キャバクラのイベント…確かに対価を払えば、悪魔のコスチュームに身を包んだ若い女性とおしゃべりすることは可能です。しかし、それはビジネス。おっさんが店外デートに持ち込むにはそれなりの金銭が求められますし、「お仕事」の枠を超える関係を築くには、尋常ならざる努力と才能、創意工夫が必要でしょう。

 それなのにあいつらはよくわかんないけど、何だかチャラチャラしやがって…。オレだって二十歳前後の頃はもっと痩せていたし、これでもテレクラでブイブイ言わしていたんだぜ-と過去の栄光を思い返し、部下に自慢したところで「テレクラってなんすか?」と聞き返されるのがオチというものです。

 青春はもう帰ってこない。とっとと家に帰り、レモンサワーかハイボールをあおって、小川彩佳かミタパンに癒やされるに限ります。

 そして来年以降、ハロウィン当日に絶対に避けたいことは、狂乱の渋谷へ「様子を見に行く」ことです。

 これは台風で氾濫する河川へ、なぜか「様子を見に行き」行方不明となる人々が後を絶たないことに似ているかもしれません。酔っ払って行ったが最後、待ち受けるのはバッドエンドのみです。

 冒頭のニュースでは、こうも報じられていました。

 「50代の男性も痴漢の容疑で逮捕されました」

 おっさん各位、あきらめましょう。ハロウィンはあなたには無縁のイベントなのです。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]