フランシス・ティアフォー(アメリカ)が、今年もミラノに戻ってくる。21歳のアメリカ人は、「Next Gen ATPファイナルズ」」(イタリア・ミラノ/11月5日~9日/室内ハードコート)への出場権を2年連続で獲得したのだ。同大会が開幕する前に、ティアフォーについて知っておくべき5つのことをご紹介しよう。

1.ちょっと変わったテニス歴

ティアフォーは、元チャンピオンのプロテニスプレーヤーの息子でもなく、ATPツアーで活躍する運命的な育ち方もしていない。両親は1996年にアフリカのシエラレオネからアメリカに移住してきた。。彼の父フランシス・シニアは、メリーランド州カレッジパークにあるジュニアテニス・チャンピオンズセンターでメンテナンスを管理していたので、フランシスと彼の双子の兄弟であるフランクリンは3歳の頃からそこでテニスの壁打ちを始めた。親子3人、テニスセンターで寝てしまう日もあったという。

「僕の経歴は、普通とはかなり違うよね」とティアフォーは言う。「キャリアの初期は、家族のためにプレーしていた。そして、できる限りのことをした結果、家族の生活レベルは格段に良くなった。これからは、僕自身のためにプレーしようと思ってるんだ」

2.オーストラリアで大躍進

グランドスラムで3回戦を突破したことがなかったティアフォー。今シーズン、0勝1敗で「全豪オープン」を迎えたが、世界ランキング6位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)、35位のアンドレアス・セッピ(イタリア)、21位のグレゴール・ディミトロフ(ブルガリア)らを破り、メジャー大会で初の準々決勝に進出。ラファエル・ナダル(スペイン)に敗れるも、大躍進を遂げた。

ティアフォーは「僕にとって、あれはまるで映画みたいだったよ。今でも信じられないほどだ。応援し、後押ししてくれたみんなに本当に感謝している。感謝してもしきれないくらいだよ」と語っていた。

3.スペインのレジェンドに勝利

ダビド・フェレール(スペイン)は5月に「ATP1000 マドリード」でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に敗れて引退したが、その前にもいくつかの大会でファンに別れを告げていた。その1つが「ATP1000 マイアミ」だった。

3月、ティアフォーは初めてマスターズクラスの準決勝に進出をしたが、その時に南フロリダで最後の試合を臨んでいたフェレールを3回戦で破った。その後、ダビド・ゴファン(ベルギー)も下したが、同じく「Next Gen ATPファイナルズ」出場予定のデニス・シャポバロフ(カナダ)に準々決勝で負けた。

「フェレールとの試合はまさに戦争だった。彼のことを尊敬するよ。みんなにずっと惜しまれるだろうね」

4.NBAのスター、レブロン・ジェームズの熱狂的ファン

ティアフォーはNBAの大ファンだ。主にはワシントンD.C.のチーム、例えばNBAのワシントンウィザーズなどを応援しているが、中でもレブロン・ジェームズは特別だ。彼のことが好きなあまり、ティアフォーはメルボルンでもマイアミでもジェームズの祝勝ポーズを真似していたほどで、「彼はみんなのヒーローだと思うよ。僕らはレブロン・ジェームズのことをいつも話している。僕はバスケットボールの大ファンだから、その話なら永遠にできちゃうよ」と語っている。

5.ミラノにカムバック!

ティアフォーは「Next Gen ATPファイナルズ」に昨年も出場している。グループステージでホベルト・ホルカシュ(ポーランド)に勝ったが、優勝したステファノス・チチパス(ギリシャ)とジャウメ・ムナール(スペイン)に敗れ、残念ながら準決勝には進めなかった。「Next Gen ATPファイナルズ」には、2017年の創設以来、毎年アメリカ人の選手が参加しており、2017年はジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)、2018年はテイラー・フリッツ(アメリカ)とティアフォーが出場している。

※写真は「2018レーバー・カップ」の時のティアフォー

(Photo by Robin Alam/Icon Sportswire via Getty Images)

翻訳ニュース/ATPTour.com