写真=Getty Images「どうすれば近くにいる人の力になれるかを考えたい」2018-19シーズン終了後に現役を引退したダーク・ノビツキーの名前を冠した通りが、ついに正式にダラスに誕生した。マーベリックス一筋21年のキャリアを送ったノビ…

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「どうすれば近くにいる人の力になれるかを考えたい」

2018-19シーズン終了後に現役を引退したダーク・ノビツキーの名前を冠した通りが、ついに正式にダラスに誕生した。

マーベリックス一筋21年のキャリアを送ったノビツキーは、『ノビツキー通り』誕生を祝う式典でマイクを持ち、言葉に詰まりながらも感謝の気持ちを述べた。

「この名誉は、マブス、バスケットボールを超えたものです。これは私と、このコミュニティの関係性を表しています。このコミュニティに恩返しをするためにハードワークを自分に課してきました。可能な限りベストなプレーヤーになりたい。そういう気持ちが始まりだったと思います」

「ノビツキー通りの誕生は、私にとって本当に特別なことです。そして、家族にとっても特別なことです。家族にも誇らしい気持ちになってもらいたくて、名字を通りの名前に付けたかった。両親にも誇らしい気持ちになってもらいたいし、私の妻と子供たちにも誇りに思ってもらいたい。子供たちはまだ幼くて、どれだけ大きなことか理解できないだろうけれど、私は子供たちの模範になりたい。いつも自分のことばかりを考えるのではなく、どうすれば近くにいる人の力になれるかを考えたい。このコミュニティにどうすれば恩返しができるか、そういう気持ちを子供たち、次の世代に伝えたい」

式典で壇上に立ったマブスの現ヘッドコーチ、リック・カーライルは、この日のために特別なスーツを着てきたと語った。彼が式典のために着用したスーツは、球団初優勝を飾った2011年6月12日に着たもので、シャンパンファイトとともに優勝の思い出が染み込んだ一着だった。

「いつか、このスーツを着るのに相応しい日が来ると思っていた」と壇上で話したカーライルは、「今日は最良の1日だ」と、教え子にとって記念すべき日を喜んだ。

ノビツキーは引退後、家族との時間を優先させながら、2001年に設立した自身の財団の活動に力を入れている。