第33回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第8節 東洋大vs慶大


10月27日(日)東洋大学板倉キャンパスサッカーグラウンド


東洋大0ー0慶大


<出場メンバー>

▽GK

今井佑香(食1=常盤木学園)

▽DF

鈴木陽菜(食1=JFAアカデミー福島)→84分 山本麻裕(食1=ちふれユース)

久保真理子(食3=浦和LY)

澁澤光(食2=常盤木学園)

根間陽彩(食1=大商学園)

山幡あや(食4=常盤木学園)

▽MF

常田麻友(食3=大商学園)

斎藤麻由(食4=常盤木学園)

内田茉衣(食4=文京学院大女子)→54分 大島彩香(食4=久喜)

出来村亜美(食2=飛鳥)

▽FW

牛久保鈴子(食2=作陽)→72分 遠藤麻衣(食1=ノジマステラ神奈川相模原 ドゥーエ)


果敢にゴールに迫る常田麻


GK今井は幾度もナイスセーブを見せた


固い守備で自陣を守った鈴木


 台風で延期になった試合から中3日というコンディションの中迎えた今節。試合終了間際まで両者一進一退の攻防を繰り広げたものの決め手を欠き、0ー0で勝ち点1を分け合った。


 序盤は慶大ペースで試合は進む。21分にはFKのこぼれ球からシュートチャンスを与えてしまうが、久保が体勢を崩しながら決死のブロック。チーム初となる5バックのフォーメーションで最終ラインの守備を固さを見せつけ、慶大にゴールを許さない。一方攻撃陣も、内田や常田麻がサイドを突破しゴール前の牛久保へパスをつないでいく。しかしどれも相手DFに阻まれ得点には至らず、0ー0で前半を折り返す。


 先制点を奪いたい後半だったが混戦状態が続く。59分には左サイドを突破されペナルティエリア内からシュートを打たれるが、GK今井のファインセーブに助けられる。しかし相手の疲れが見えはじめた試合終了間際、戸田監督いわく「とどめを刺しにいく時間帯」が訪れる。85分に斎藤がドリブルで前線に持ち込むと、パスを受けた常田麻がシュート。惜しくもゴールとはならないが、その直後にもCKのチャンスからペナルティエリア内で混戦に。ここで決まるかと思われたが、あと少しのところでクリアされてしまう。そしてそのままスコアレスドローで試合は終了した。


 準備期間がわずかななかで、新たなフォーメーションで慶大の猛攻を無失点に抑えた今節。一方で戸田監督が「残り10分15分で決め切れば予定通りだった」と言うように試合終盤のチャンスを得点に結びつけることができなかった。常田麻も「攻撃が全然いつもよりできなかった」と悔しさを見せた。次節がリーグ戦最終節となり、その先には全日本大学女子サッカー選手権大会(以下、インカレ)を控えている。いい流れでリーグ戦を締めくくるためにも、次週の皇后杯JFA第41回全日本女子サッカー選手権大会では勝利をつかみ取る。




◾︎コメント

・戸田監督

水曜日に帝平戦があり中3日で、慶大は試合がなかったので、コンディション的な部分で相手の方が分があるだろうという中で、運動量をあまり求めないような戦術から、最終的に90分終了後に勝ってるというようなプランで取り組んだ。具体的には後ろが4バックから5バックにし後ろに重きをおいて、相手の攻撃のボールにパワーを持った奪い方から、シンプルな攻撃をしていくコンセプトだった。(攻撃面について)前半常に選手たちに言ったのは、後半必ず自分たちが変なボールを失わないで相手を走らせることができたら、残り15分相手のプレッシャーが甘くなる時間帯になる。そこからがうちのとどめを刺しにいく時間帯だと共有した。その中で残り10分15分で何度かそういうシーンが出たので、決め切れば予定通りだったと言えたが、相手もインカレ出場がかかった大事な1戦だったので、体を張って防がれてしまったという印象。(守備面について)相手が下から組み立てていく中で、ゴールまで持っていかれた印象はあまりなくて、相手から意図的にボールを取ったのにそのボールをもう1回相手にすぐ渡してしまってバランスが整っていないところを攻め込まれてしまった印象があった。ボールを奪った後の質は次に向けて必要になる課題だと思う。(次節に向けて)皇后杯は常盤木学園というカテゴリーが下のチームだが、歴史もあるし毎年なでしこリーガーを輩出している素晴らしいチーム。カテゴリーが上の大学生のチームとしては、高校生に敵わないと思わせるような内容でまず初戦を突破したい。その次の週にいいイメージで大東大戦に入っていけたらと思う。


・常田麻(食3=大商学園)

中3日ということでいつもと違うやり方で時間がない中でそれを最後までできたのは良かったが攻撃が全然いつもよりできなくてそれはピッチ内の中で自分たちが判断して攻撃のやり方を考えて変えていくなどやっていけばよかった。そこはもったいないと思った。(前半慶大に攻め込まれる時間が多かったが)守備面で自分たちのやっていることは間違ってはなかったのでそれを継続しつつも攻撃にいけていなかったのでそこはもっと前に高い位置でやれるようにしていこうと思った。(今節での勝ち点1をどうとらえているか)一番は勝ち点3を取れるのがベストだったが中3日の中で失点を0で抑えることができて勝ち点1を取れたことをプラスにとらえて最終節にいい方向に持っていきたい。(次節に向けて)リーグ戦最後なのでそこはしっかりインカレにもつながっていくと思うので勝ち切って勝ちにいきたいと思う。


・今井(食1=常盤木学園)

戦術面を前節とは変えてこの間の試合からの日にちも少ない中で負けなかったのは良かったと思う。でも自分たちのビルドアップとかでのミスもあったのでそこは改善していきたい。(相手について)繋いでくるチームなのでそこをどう変に食いつかずに狙うかという戦い方が大事かなと思っていた。(攻められた時について)失点を0で抑えられたのはよかったが、シュートを打たれたところでは入っていてもおかしくはないシーンもあったのでそこは次に向けて改善していきたい。(次節に向けて)最後勝ちで締めくくれるように色んな試合を通してレベルアップしながら最終節を迎えたい。


[次節試合予定]

皇后杯 JFA 第41回全日本女子サッカー選手権大会

1回戦 11月2日(土) vs常盤木学園高 真岡市総合運動公園陸上競技場にて 13:30キックオフ


TEXT=酒井菜摘    PHOTO=谷口奏生、廣瀬璃子