全日本インカレ直前特集第4弾。今回登場するのはスナイプ級クルーの4人です。関東学生春季選手権(春インカレ)、関東学生選手権(秋インカレ)でともにクラス優勝を飾るなど、シーズンを通してハイレベルなレースを見せてきたスナイプ級。対談を通してその強さの理由に迫りました。

※この取材は10月21日に行われたものです。

「層の厚さを見せられれば」(高橋)


シーズンを振り返る高橋

――スナイプ級は春先から強さを見せて来ましたが、お1人ずつここまでのシーズンを振り返っていただけますか

高橋 今シーズン、春のインカレからレギュラーで出させていただいて、チームの層としては相当厚いチームだなと春から思っていました。春で松尾虎太郎(スポ3=山口・光)と入江裕太(スポ4=神奈川・逗子開成)の2人が出なかったにも関わらず、総合では勝てなかったもののスナイプ級では優勝することができて、同志社戦と早慶戦と秋インカレ(関東学生選手権)と勝ち続けてこられて、スナイプチームとしてはすごく良かったなと思います。全日本インカレに向けてはチームの層の厚さを見せられれば良いなというのが今シーズンの印象です。

海老塚春から団体戦やってきて結構スキッパーは色んなことがあって出られない選手もいたりしたんですが、そんな中でも毎回しっかり勝つことができて、高橋さんも言うように層の厚さが強みだと思います。全日本インカレではやっと全員出ることができるので…えっと…

高橋 就活で落ちるぞ(笑)

海老塚誰か調子悪くても助け合って、控えにも沢山選手がいるので安心感というか…

 まとまらないな(笑)。

海老塚まぁ、安心感を持って戦うことができると思います!

海老原スナイプチームを振り返って、自分は去年からレギュラーとして出ていて、実際レギュラーとして残っている人も多い中でいかに下級生の底上げができるかというのが大事なところで自分たちが中心でやってきて、蜂須賀(晋之介・スポ2=茨城・霞ヶ浦)であったり谷川(隆治・商3=千葉・稲毛)であったりという下級生も成長してきて、誰が出ても実際勝てるようになってきて、スナイプチームは大会で1回も負けていないくらいの強さを見せてきたので、そのチーム全体でスナイプチームは強いというのを全日本インカレで最後まで頑張っていきたいと思います

 春からの印象としては下級生がどんどん上手くなってきて、大会を重ねるごとに成長が見られて、去年から出ていたメンバーも多かったんですけどさらにスナイプチームの技術力が上がったんじゃないかなと思います。今となっては5艇誰が出ても他の大学と戦えるようなチームなので、それを強みに最後の全日本インカレ、スナイプチームの強さを存分に発揮していきたいと思います。

――春の関東インカレでは総合準優勝、秋の関東インカレでは総合優勝を成し遂げました。成長を感じた部分はありますか

高橋 成長という部分では凄い安定感が出たなと思っていて、春も総合準優勝でギリギリまで最後接戦だったんですが、勝ちきるところで春だったら2日間通して、秋だったら3日間通して崩さないということがチームとして、春は不安定な状態で「やっと勝てた」「やっと負けた」という勝負だったんですが、秋は自分たちも実感として絶対に負けることはないだろうなというモチベーションの中で安定感を持って戦えたことがチームの成長だったかなと思います。

海老塚スナイプチームとしては春から結構勝ち続けてきて安定した走りを見せて来たのですが、470が結構他の大学にやられてしまっている状況でした。秋インカレでも結構やられてしまう場面があったのですが、その中でも3艇がしっかりと上位で、ある程度の順位でまとめることができるようになって、スナイプチームだけじゃなくてチーム全体としてまとまった走りができるようになったと思います。

海老原春はそもそもあんまり練習ができていなかったというところで、練習が出来ていないことが結果に結びついて結果が出なかったんですが、夏休みしっかり練習を積んできて、どの大学よりも質の高い練習ができたので全員レベルが上がって安定した成績が取れたので秋はしっかり優勝できたのかなと思います。

 春からスナイプチームが1番成長したなと思うポイントは僕は集中力だと思っていて、たくさんのレースをして来たんですけど艇全部が最後まで集中力を持ち続けて、他の大学が崩す中で、最後まで集中を保ち続けていい結果を残し続けてこられたことが1番の成長ポイントだと思います。

「日本一民主的なチーム」(原)


選手としてだけでなく主務としても役割を果たした1年を振り返った原

――今年の4年生は仲が良く、明るい方が多い代だとお聞きしたのですが今年のチームの雰囲気は例年と比べていかがでしたか

高橋 さっき言った通り、仲が良いというのは代でもそうですし、チーム全体でもそうだなと思っていて去年も別に仲が悪かったというわけでは無いんですが、今年は4年生に明るいやつが多くて、みんなそれについて来てくれるような下級生も多くてチーム全体の雰囲気が明るくて、オンはオンでしっかり練習をしていて、オフはオフでチームで楽しく動ける、その切り替えができるようなチームの雰囲気だったなと思います。

海老塚高橋さんのいう通り、部全体が賑やかで先輩後輩関係なく楽しく話すことができて、後輩から先輩に意見することもできて、部全体で不満がたまらないというか、後輩とかでもしっかり意見が言えて風通しのいい部だったと思います。4年生の先輩方は凄く元気でムードメーカーの方が多くて、ちょっと引退したら僕が盛り上げられるか不安な部分があります(笑)。

海老原4年生中心に仲良くやって来たという部分はあると思うんですが、4年生がしっかり下級生にも話しかけたり、4年生と1年生が話すことはあまり無い部活もあると思うんですが、しっかり1年生とも話したりして壁をなくしてやってこられたのがいい感じにできていて、自分は下級生もいじったりしていて度が過ぎた部分もあったのでそこはインカレまでは控えめにしていきたいと思います(笑)。

 ほとんど3人が言ったことと同じように僕も感じています。小松コーチがずっと言ってきている日本一民主的なチームを僕はこれまでの4年間の中で1番実現できたチームじゃないかなと思います。

――海老塚さんにお聞きしたいのですが、3年生はどのような雰囲気の学年なのですか

海老塚3年生は人数が少なくて、松尾もオリンピックキャンペーンで結構抜けていたり、もう1人も結構欠席がある中で凄く人数が少なかったんですが、人数が少なくなってむしろ夜が良くなったなというイメージで、1年の時はすごく仲が悪くて喧嘩ばかりしていたんですけど、やっと3年になって落ち着いてきて真剣にみんな部のことを考え出すようになって、上級生としての自覚が出てきたかなと思います。

――4年生の皆さんにお聞きしたいのですが、チームを引っ張る上で大変だったや苦労したことがあったら教えてください

高橋 自分が凄く感じるのは厳しさというところでチームの仲の良さはそうなんですが、監督だったりチームの同期の中でも話が出るようにいかに厳しさを持たせるか、下級生に対しても同期に対してもそうですどのように厳しさを出して行くかというのは今年1年ずっと問題になってきた点で、自分たちが今も完全にできているということになっているわけでは無いのですが、ルールだったり規律をしっかりと決めて、やる時はしっかりやるというのを今年1年少しずつですけど修正していって今のチームができたと思います。

海老原自分はチーム全体を考えることが4年生になって多くなってきて、4年生の中でも意見が対立することもあったんですが。4年生だけが活躍するんじゃなくて今後もどうしたら強くなるか、早稲田大学ヨット部がどうしたら強くなるかとかどうしたらみんなで優勝できるか、チームの雰囲気よく優勝できるかということを考える上で4年生の意見が食い違ったりもしたんですが、最後はしっかりと話し合ってみんな納得できる意見を出せてここまで運営できてきたので、難しいなりにも工夫しながら、今は上手くいっているんじゃないかなと思います。

 これは僕らの代が始まってからずっと問題というか、自分たちが課題に挙げていたことで仲は良いのはいいんですがいざレースってなった時にいかにそっちのリズムに持っていけるか、というのが中々難しくていろんなルールを決めたりとかしてきたんですが上手くいかずに、最近はやっと全日本インカレに向けて全員の目線が向いて来ているので、さらに高めていければいいんじゃないかなと思います。

――インカレ優勝という結果の目標以外に、目指して来たチーム像のようなものはありますか

高橋 インカレの総合優勝がチームの目標ではあるんですが、それ以上に監督もおっしゃっているんですけども1人1人の社会性というか、人間性の強化は部活を通して人として1つ成長できるような事が監督がいつもおっしゃっていることでそこが最終的には凄く大事なのかなと思っていて、インカレ総合優勝も大事なんですけどもそれ以上に1人1人が自分で考えて自分で行動できて、自分でチームのために貢献できる人間になって行くことがインカレ総合優勝と共に大事なことなのかなと思います。

――スナイプチームの雰囲気はいかがですか

高橋 去年もいっていたんですが、スナイプチームは結構男社会というのが470に比べて出ているなというのがあって、結構しっかりとした、軍隊じゃないですが470に比べて自由度が少ないというか、規律がしっかりとしていてみんなまとまってやるというのがスナイプの印象で今年は特にみんな実力あるからこそ個性を出して、スナイプチームで勝っていくというのはみんな同じ目標なんですが、それに対するアプローチがいろんな人がいるから今年は個性があってすごく楽しかったなと思います。

海老塚今年のスナイプチームはかなり個性的なメンバーが多くて、特に蜂須賀とか尾道とかすごく個性的で、悪く言えば自分勝手という感じなんですが、個性をみんな出しているので…(笑)。

高橋 まとまらねぇ(笑)。

海老塚んーと…個性を出しているのでみんな気兼ねなく自分の本心を話したり注意できたりして、お互いを高めあっている、実力だけじゃなくて人格的にもみんな成長できているのかなと思います。

海老原 一言で表すと動物園ですね。

一同 (笑)。

海老原 例えば入江・原と松尾・海老原と尾道・高橋と蜂須賀・海老塚と全く雰囲気が違って。でも練習、檻の中?海の中に行けばみんなしっかりまとまるんですが、1人1人全然個性が違ってだからこそ上手く練習すれば1人の意見が必ず通るわけじゃなくて、みんなで話し合いながら、どうしたらいいかっていう試行錯誤をしながらやってこられたので、個性が1人1人違うというところが今はいい方向につながっていると思います。

 僕が思っているのは、かなり結束力があるチームだと思います。

一同 (笑)。

 個性がある人がいっぱいいるのもそうですが、目標はみんな同じなのでそれに向かって努力していくというモチベーションは1人1人同じなので、やり方はみんな違うにしろよりいろんなやり方があっていいチームなんじゃないかなと思います。

――ハイレベルなスナイプ級ですが、練習の時から競い合っていたり、ライバル意識のようなものはあるのですか

高橋 ライバル意識はバチバチにあって、全艇が全艇、早稲田だけじゃなくて全日本で1番取ってやるぜ、くらいの艇の雰囲気でやっていて、みんなが本気で日本一のペアを目指しているからこそ日本一のスナイプチーム、早稲田の中で日本一のスナイプチームができているのかなと思うので、本当にライバル意識があるからこそいい方向に進んでいるのかなと思います。

海老塚競争心についてはめちゃめちゃあると思っていて、僕は蜂須賀とずっと一緒に乗ってきたんですがいつも練習の時もこいつに負けたとか虎太郎と何点差だとか練習の時からずっと言っていて、団体戦になっても団体戦なのに虎太郎に抜かされたとかそういう事をいって不機嫌になっているので、競争心ということであればものすごくあって、そういう競争心があったからこそスナイプチーム全体でどんどん早くなって行けたのかなと思います。

海老原競争心はすごくあって、マネージャーがコース練習の結果とか黒板に書いてくれるんですが、それをみんなで見て負けた、今日勝ったと喜んでいるので勝ちたいという思いはみんなあるのでそれがいい方向に結びついて今いいレベルでやれているんじゃないかなと思います。

 僕も一緒です。特に僕の艇、僕と入江のペアはただでさえ競争心の高いスキッパーの入江なんですが、下級生が成長してきて僕ら去年からレギュラーで出てるので大丈夫だと思っていても下級生の台頭でうまく行かないことが今シーズンあって、競争心が高い入江がさらに競争心が高くなって、色々問題はあったんですがそれが結果的にはスナイプチームの成長に繋がったんじゃないかなと思います。

お互いの印象やオフの日の過ごし方について


他の3人への思いを話す海老原

――学業や就活と部活の両立は大変でしたか

高橋 部活をしつつ最高学年ということでチームのことを考えると就活で抜けるのはどうなのかと思うこともあったんですが、同期で全員がチーム第1を考えてその中で就活をやっているという折り合いをつけながら、今年1年はやって来たので、自分たちは就活してる組なので就活してない組には迷惑をかけたかもしれないんですが、自分の中ではどこも手を抜かずにできたのかなと思います。

海老塚僕は1年の時は10単位くらい落としちゃって、結構部活と勉強の両立って大変だなというイメージを抱いたんですが、だんだんヨットの練習もできるようになって、部活が充実してきて平日もすごく色々なことを考えられるようになって、勉強の方は集中できるようになって、2年も3年もフル単です。

海老原就活が始まるのが3月で、部活のシーズンが始まるのも3月で。3月から死ぬほどキツくなって、本当にキツかったんですけど部活も就活もどちらも成功させようというのは自分でも決めていて、部活を休むときはしっかり就活に力を入れて、部活に参加しているときは就活のことは忘れて部活に専念するという、切り替えてやってこられたので、結果としては就活もうまくいって、部活も今うまくいっているのでよかったと思います。

 学業に関しては特に問題はなくて、4年生になってからは就活と部活の両立がすごく大変で、他の同期がエントリーシートとか説明会とか行っている中、僕はヨットの事務作業がたくさんあって中々できなくて、それで休む日もちょっと多くて同期にもチームにも迷惑をかけたんですが、どっちにも本気でやった結果部活動にも熱中できましたし、納得がいく就職活動もできたのでこの1年はもう1回やりたくはないですけど(笑)、納得のいく1年でした。

――オフの日はどのように過ごしているのですか

 これは僕は去年も言わせていただいたんですが、猫とイチャイチャしてます(笑)。

海老原僕はバイトと飲み会と最近はゴルフの打ちっ放しに行くということと、それくらいですね。

海老塚僕も大体、いつも居酒屋でバイトしてるんですが、授業終わったら速攻地元に帰って、地元の居酒屋に入って、12時くらいまでバイトしてすぐ寝ちゃうみたいな。バイトない日は結構トレーニングもしてて、江ノ島は海も近いんで海岸線を走ったり、最近ぶら下がり健康器っていう懸垂ができる健康器具を買って懸垂したりしてます。

高橋 僕真面目なんで毎日ウェイトトレーニングしてます(笑)。

――海老塚さんは今回が初の対談取材となりましたので、ヨットを始めたきっかけを教えてください

海老塚僕実は小学4年生からヨットをやっていまして、最初は兄が藤沢の広報誌で江ノ島でヨットをやってみませんか、という体験の教室の案内に興味を持って始めたんですがそれにつられる形で僕も始めました

――4年生のみなさんはインカレで引退となるのですが、引退後にやりたい事はありますか

高橋 自分はあんまり旅行とか行けなかったので海外行ったり国内行ったり旅行したいと思っています。

海老原海外旅行とテニスです。

 海外旅行です。

――競技面でも生活面でもお互いの印象を教えてくだい

高橋 海老塚は本当にすごいいい奴で…

一同 (笑)。薄っ! 

高橋 海老塚すごくヨットに真面目で、結構4年生オンオフでやるところやらないところあったりするんですが、しっかり海老塚は真面目で自分を持っているのでやるところをやるというのをしっかりとできるやつで、今年1年ですごく大人になったなという印象で人としてもすごく成長できていて来年も頼もしいなと思っています。海老原はヨットがすごい上手くてスナイプの個人戦で日本一を2連覇しているんですが、本当に日本一にふさわしいようなクルーだなと思っています。原潤は高校から本庄で一緒で同級生で7年間みて来たんですけど、本当に凄くいい奴で…

薄っ! (笑)。

高橋 主務で今年1年頑張ってくれて、今年原潤がいなかったら本当にチーム回っていなかったと思うくらい今年1年頑張ってくれて頼もしい同期だなと思っています。

海老塚原さんは僕は来年主務をやらせていただくんですがそういう主務の仕事の面で最近お世話になっていてすごく真面目で几帳面な方だなと思っていて、そういう面は見習いたいなと思っていて、部活以外だとちょっと遊んでいるイメージもあってそういうところもちょっと見習いたいなと思ってます。海老原さんはスナイプクルーとしてはすごい尊敬していて、勉強させられることばかりなんですが私生活でもイジっていただいて、僕はキャラが薄いんですけど結構立てていただいてるのでありがたいなと思っています。高橋さんはめちゃくちゃいい先輩です。後輩とかにもすごいいつも声かけてくれていて、高橋さんいなかったらもう何人か部活辞めてるんじゃないかというくらい部にとって精神的支柱のような存在になっています。

海老原高ピーは見ての通り声がデカくてうるさくてゴリラみたいで他大からもゴリラと呼ばれているくらいキャラがあって、実際結構ムードメーカー的存在で、部にいると部が明るくなって、ゴリラだけどいい奴です。海老塚はいじりがいのある後輩で、でも部活とかは真剣にやってくれるし競技面においても指摘とか下級生から僕にしてくれたりして、いい後輩です。原潤はちょっとすかしキャラではありつつ、主務をやっている真面目な面もありますし、競技とかは真面目だけど私生活、僕たちみてないところでは何をしてるかわからない、そんなような実は遊んでるやつです。

 高橋は高校から一緒で高校でのキャラのまま大学も同じキャラで部内でも同じキャラで、さっきゴリラと言われていたんですがほとんどその言葉がふさわしくて、競技に対しても熱いですし、交友関係に対しても熱いですし何にでも熱中できるところがすごいいい人だと思います。海老塚は3年間一緒だったんですがそのうちの最初の2年間は結構同期内でふざけてるし凄いやつだなんて思っていなかったんですが、この1年でこんなに真面目なんだ、というか競技に対しても部活に対しても凄い真面目に取り組んでいてその姿は来年以降になっても持ち続けて欲しいと思います。海老原は僕よりもスカしてると思うんですけど(笑)下級生からすごい慕われていて、下級生が辛い時に心の拠り所になるようなムードメーカーでもありますし精神的支柱なのではないかなと思います。

――それぞれの方のスキッパーとはどのようにコミュニケーションを取っているのですか

高橋 僕と尾道は去年の夏から乗せていただいていて色々去年は僕が気を使って喋ったりしていたんですが、今年1年2人でチームを支えて来たつもりでいてスナイプをどうやったら勝てるかというのを今年1年すごい2人で話したなというのが印象です。去年同様ふざけたこともずっと話していて、尾道ワンピースが大好きなんで「ワンピースのネタバレしていいですか!高橋さんネタバレしちゃいますよ!」みたいなこともしたりしてて仲良く2人でやっていて、そんな中でもどうやったらスナイプチーム勝てるかというのをすごく考えていたと思っています。

海老塚僕は蜂須賀と1月2月くらいからずっと乗っていて、蜂須賀がスナイプに移って来て間もない頃からずっと乗っていて、最初彼何もわからなかったので僕が先に乗っていたので結構アドバイスとかしてあげていて、結構スナイプに慣れてきてからも、「えびちゃんえびちゃん」って、後輩なんですけど(笑)頼ってくれていて彼は高校の時インターハイとジュニアオリンピックと国体三冠してて、それでも僕にコースの相談とかしてくれて関係はすごくいいです。レース中に毎レース毎レース3回くらい喧嘩するんですけど、すぐに「さっきはごめんね」みたいにすぐ仲直りできていて、すごくいい関係です。タメ口なんですが(笑)。

海老原僕は虎太郎とは去年から乗っていて、去年は虎太郎がすごくて自分は初めてのレギュラーだったので色々虎太郎のいうことにしたがって、虎太郎とともにうまくなって来たという感じなんですが今年は自分もちょっとうまくなって来て虎太郎も自分に相談してくれることも増えて2人でヨットレースをしているという感じは去年より出てきていたのでコンビネーションも動作面であったりというところはお互いに特に何も言うことがないレベルまで行っていて競技面はそんな感じで、あいつ自身に関しては見ての通り結構うるさくて、「うるせぇな」って思うときもあるんですけどレース中になったら真剣にレースに勝とうということでやっていて、結構自分も虎太郎のその思いにつられて、ではないですけど2人で絶対優勝してやろう、1位取ってやる、という気持ちで毎レースできているのでいいコンビネーションを築けていると思います

 僕らは虎太郎達と同様に2年目のペアで、一言で言えばコミュニケーションはそんなにはとっていないです。1年間去年やってきたんで、コミュニケーションを取らずともコミュニケーション出来ちゃってるみたいな、海上でも陸上でも言葉を話さなくてもお互い考えていること、やらなきゃいけないこととか全部わかっているんで、その辺は特に今年はペア間では特に問題なくできていました。海上ではレース中はもちろんレースのことを話すんですが、言葉数少なく、一言一言濃い会話ができていて、入江が集中できる環境、集中できるように今年できたんじゃないかなと思います。

高橋熟年夫婦か!(笑)。

――ヨットの魅力はどんな所にありますか

高橋 自分が思うのは競技もそうなんですが、自然の中でやれるというのは、小松コーチもずっと言っているんですが、ます景色を楽しんだりそういうところからヨットが好きになって、そこからどんどん競技にのめり込んだほうがいいという話をしていて、まさに本当にそうだなと思っていて、自分高校は埼玉で海がない県で大学入ってヨット初めて海好きになったし、葉山だったり景色がいいところでヨットをやれて、自然を楽しめるのが最大の魅力かなと思います。

海老塚僕は小学4年生からヨットをやってるんですがレースって一斉に同じコースを回ったり、みんないい時もあれば悪い時もあって、他の大学もそうですし自分たちの大学もそうですし、それで一緒にレースをやって行く中で色んな人と、同じ大学だけじゃなくて他の大学の人たちとも仲良くなれる、というのがすごく魅力かなと感じていて、例えば全日本インカレとかだと北海道から九州までいろんな大学が集まってやるので、全国に友達ができてそこがヨットの魅力かなと思います。

海老原自分はスピード感と、上手い人が絶対に勝つわけじゃないというところが意外と面白いかなと思っていて、その時の風とかで全然順位も変わりますし必ず練習したら絶対勝てるという競技じゃなくて、だからこそどうやったら勝てるかというのを毎回考えながらコースを引いていって、実際勝てた時はすごく嬉しいのでそこがヨットの魅力じゃないかなと思います。

 ヨットの魅力は3人が話してくれたのでヨット部の魅力を話そうかなと思うんですが、ヨットに乗って、たくさん乗って、競技力や技術力が上がるだけじゃなくてむしろ合宿生活での対人関係やコミュニケーション能力とか人間性とか、競技では論理的思考力とか体力も求められているので、それは4年間ですごい成長できたことなんじゃないかなと思います。それは必ず社会人になっても使える能力なので、すごいいい部活だと思います。ぜひ後輩を入れたいと思います。

――他大に比べて早大ヨット部の強みだと思う点はどのようなところですか

高橋 さっきも言ったんですが、層の厚さというか部員全員の質の高さだと思っていて、他の大学に比べて未経験者も入部しますし経験者、インターハイ優勝のようなすごい経歴を持った選手も入りますし、その多様性の中でチームが切磋琢磨して「誰がレギュラーになるのか」という所も含めてすごくチームで切磋琢磨できる、部内での質の高さ、層の厚さというのが早稲田大学ヨット部の最大限の魅力であり強みで、そこにさっき原が言った通り対人関係も今までインターハイ優勝してきたか人がいたり、初心者で始めている後輩がいたりという中で、どういう会話をすればこいつにしっかり伝わるのかな、とかこいつにどうやって響くのかな、というのをすごい考える今までの学生生活ではあり得なかったようなことがあったりもするので、そこに対して大変だったこともありますがすごい魅力だなと思います。

海老塚強みは小松コーチや杉内監督など本当にすごい方、ロンドンオリンピックのコーチであった方が来てくれたりそういうところで練習で日本一を目指す環境というのがすごく出来上がっていて、高橋さんが言ったように未経験者が多いんですが、コーチの指導力の高さで他のほとんど経験者の日本大学などとも互角に競り合えるようなところがうちのヨット部の強みだと思います。

海老原競技面は2人と一緒なんですが、あと強いて言えば下級生、1年生などものびのび生活できたり練習できている環境があって、他の大学だと下級生が働いて上級生は何もしないということも多いんですが早稲田は4年生もしっかり働くし下級生ものびのびできているのでそこがいい所だと思います。

僕の思っている強みは2つあって、1つは今海老原が言った下級生がのびのびできている環境があるということで、チームの雰囲気を1年生から盛り上げてくれますし、それに対して上級生もそれに答えるように競技にも集中できています。2つ目は海老塚が言ったんですがフロントスタッフの方が本当にすごい人で小松コーチも関口監督も他のスタッフの方も、公私しっかり分けてヨット部にすごく時間をかけて、ヨット部のことを僕ら以上にもしかしたら考えているくらい、すごくいい環境を作ってくれているのでそれが1番の早稲田の強みなんじゃないかなと思います。

全日本インカレに向けて


「3連覇まで自分が繋げられたら」と抱負を語った海老塚

――全日本インカレに向けてのチームの状態はいかがですか

高橋 すごいいい所まできていると思っていて、西宮は自分たちは経験したことが無いんですが、風が弱いコンディションの中で今年1年西宮を意識した練習、どれだけ風が弱くても出艇するという事を掲げて今年1年やってきて、チーム全体としてその雰囲気を持っていますしどんな風でも勝てるというチームの雰囲気があるので、すごくいい所まできているなと思っています。

海老塚スナイプチームは春から結構強くて秋も圧倒的に差をつけて関東インカレを優勝できたので結構安心だったんですが、470チームも秋の関東インカレまで来てかなり実力をつけてきて、かなりチーム全体で完全優勝を狙えるまで実力をつけたんじゃないかなと僕は思っています。

海老原スナイプ、470共に競争があって誰が出ても勝てる状態になってきて、逆にサポートメンバーだったりマネージャーもチームが絶対に優勝したいと思えるように今やってくれていますし、あとはその思いにレースメンバーが応えてしっかり全員で優勝できるように、あと残り少ないんですが頑張って行きたいと思います。

僕は競技力もチーム力もすごく順調なんじゃないかなと思います、競技力は団体戦を重ねる毎に勝つことができて自信につながっていて、西宮でも十分力を発揮できるんじゃないかなと思います。チーム力も1番大きかった事としては秋インカレに勝つことができて全日本でもしっかり戦えるという事が証明できたので、選手として出ない下級生やマネージャーも含めてチームの雰囲気はすごく良くなってきているんじゃないかなと思います。

――インカレに向けて心がけている事はありますか

高橋僕はインカレに向けてというか今年1年すごく意識していた事なんですが、周りの人に感謝するという事は今年1年すごく感謝してきて、4年生になるとどうしても自分たちのチームをどうやったらまわせるかという事にすごく精一杯になってしまうと思うんですが、チームが回るという事は下級生がご飯を作ってくれたり裏の仕事をやってきてくれているからこそチームが回っているという事で、下級生にももちろんですがフロントスタッフやOBだったり監督コーチにもしっかりと感謝を伝えるという事を今年1年大事にしてきて、最後西ノ宮で自分たちができることとしては総合優勝して下級生だったり監督だったり応援してきてくれた人全てに対して感謝を総合優勝という形で伝えられたらなと思っています。

海老塚自分自身はじめての全日本インカレでとても緊張していて、本番で実力通りの力が出せるかはわからないんですが、わからないからこそ日頃の練習であったり食生活でベストを尽くすように心がけていて、練習であったら最後まで集中して休み時間であっても動作練習をしたりする事を心がけていて、食生活も西宮は軽風が予想されるので積極的に食事制限をしたり、白米を抜いたりで減量に務めています。

海老原僕個人としては西宮は風が吹かない事が予想されるのでしっかり自分も減量してなんとしても船を前に出すという事、減量する事でちょっとでも前に出るのではないかという事。今は西ノ宮の事だけを考えていてチーム面としては最後まで下級生とコミュニケーションを取りながら最後はみんなで笑って優勝できたらなと思います。

 僕が全日本インカレまで心がけている事は下級生がしっかり動けるように気を使ってあげる事はずっと心がけていきたいと思います。インカレ期間選手がずっと練習でもレースでも疲れている中で1年生が盛り上げてくれたら選手も助かるので、1年生がのびのびできる環境は最後まで継続していきたいと思います。

――全日本インカレまであと10日ほどとなりましたが今の心境を教えてください

高橋 僕はすごい楽しみだなと思っていて、総合優勝を必ずできるんじゃないかなというくらいの気持ちでいるので、最後全員で笑える事をイメージしていてすごく西ノ宮に行くのが楽しみです。

海老塚正直すごく緊張していて(笑)。平日は全然練習できないんで気にかけることときたら食事だけてひたすら白米を抜いて体重計に乗って一喜一憂したりしているんですが、去年勝って今年2連覇がかかっているので今年しっかり先輩たちと連覇をして来年また西宮でやるんですが3連覇まで自分が繋げられたらなと思います。

海老原僕も楽しみですね。前までは結構早く引退したいなとも思っていたんですが、今はこの4年間を振り返ってみると全然まだやり遂げていない事もありますし、もう引退しちゃうのかと思うこともあるんですが最後は自分がやってきた4年間を全力で出し切ってみんなで力を合わせて総合優勝して笑って引退したいなと思います。

 心境としては僕も緊張してないです。これまでやってきた事を西ノ宮でただやるだけなので優勝は必ずできると思っているので最後まで集中力を切らさずに頑張っていきたいと思います。

――最後にインカレに向けての意気込みを聞かせてください

高橋 尾道・高橋組で最後総合優勝に引っ張っていけるように、ペア含めてチーム全体で盛り上げて頑張っていきたいと思います。

海老塚蜂須賀と僕、両方減量しているんですが最軽量ペアでどんな微風でも艇を前に出せるように頑張っていきます。

海老原みんなで勝って総合優勝して最後は全員で写真撮りたいなっていう事が今の頭にあるので勝つことしか考えてないです。

絶対優勝します!!! 

――ありがとうございました!

(取材・編集 橋口遼太郎、町田華子)


インカレへの抱負を書いていただきました

◆海老原崇(えびはら・たかし)(※写真左から2番目)

1997(平9)年6月15日生まれ。173センチ。65キロ。埼玉・川越東高出身。法学部4年。

◆高橋康太(たかはし・こうた)(※写真右端)

1997(平9)年9月23日生まれ。176センチ。69キロ。埼玉・早大本庄高出身。商学部4年。

◆原潤太郎(はら・じゅんたろう)(※写真左端)

1997(平9)年9月28日生まれ。179センチ。67キロ。埼玉・早大本庄高出身。商学部4年。

◆海老塚啓太(えびづか・けいた)(※写真右から2番目)

1998(平10)年12月12日生まれ。167センチ。57キロ。神奈川・鎌倉学園高出身。政経学部3年。